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まだまだ精進

 人は常に気がついていく生き物という。全くその通りで、むしろなぜ以前は気がつかなかったのかという事がおおい。作品作りにおいてはまさにその流れが多く全くもって情けないと感じるが成長でもあるので素直に引き受けていきたいし、いくしかない。作ったら作っただけ反省がある。ここ近年それを強く感じる。
 いい加減まともなものを彫りたいと思うが彫れない事に嫌気がさす。繰り返しだ。
複雑になり過ぎているのかもしれない。
根付とは何か。
実用品だ。まずそれが1番。
そして、芸術品だ。
実用に耐えうる形状でかつ見て触って楽しむべきもの。
上記が根本ではあるがそこに色々と混ぜ過ぎているのかもしれない。
ぶっちゃけ伊勢根付は伝統工芸であるが自分がその精神をちゃんと受けているかわからない。
立ち位置がグラグラしているから余所見をするし雑事に気が散る。
近鉄展示が今月控えている。
現在手掛けている椿、そして可能ならもう一点で今後の立脚地を見ていきたい。
そんな崖っぷちの5月。良い天気。

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