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「課題解決のために新業態を生む」パイオニア企業の4つの強みとは

株式会社大倉 代表取締役の木村です。大倉はサブリース・店舗開発・駐車場事業などを主軸に展開していますが、お客様のお困りごとを解決するため、人材紹介事業などの新業態を創出することで事業を拡大してきました。

私が2代目社長に就任して4年目を迎えますが、おかげさまで、会社はグループ連結で年商約40億円と成長を遂げ、ハイスピードで増収増益を続けています。

なぜここまで大きく躍進できたのか。それには、大倉の4つの強みが起因しているように思います。そこで今回は、手前味噌にはなりますが、大倉ならではの強みについて紹介させてください。


業界唯一にして最強の強み

一つ目の強みは、なんといっても「意思決定スピードの速さ」です。

大倉は他社から不動産の紹介を受けた際、遅くても翌日中には現場の状況確認に足を運びます。さらに、現場の情報をスピーディーに社内共有し、上長承認まで得られるデジタルツールを導入しているため、意思決定がすこぶる早く行われるのです。

他社では意思決定に1週間かかるところ、大倉は3日で回答します。圧倒的なスピードで優良不動産を借り受けるため、自ずと引き合いが増えていると感じています。

二つ目の強みは、「売り込み営業ではなく、提案営業に徹している」ことです。

創業時から、大倉はクライアントへのヒアリングを通して、最適なソリューション提案を行ってきました。その結果として事業開発が進み、「土地活用で提案できないことはない」と自信を持って言えるほど、提案の幅が広がってきたのです。

どうしても解決できない課題や、自分たちの手で行うと品質が下がってしまう依頼は、パートナー企業と連携して解決を図っています。自社とパートナー企業の双方の力を結集したトータルソリューションを提案できるため、「他社に頼むよりもメリットがある」と、多くのクライアントに感じていただいています。


三つ目の強みは、「独自の不動産ポータルサイト『ロジコロ』を運営している」ことです。

貸倉庫・貸工場などの事業用不動産情報をまとめたポータルサイト「ロジコロ」は、見やすさ・情報量の多さにこだわって運営しています。その結果、ここ1〜2年で反響数が大きく増え、月間問い合わせ数が400件を超えるサイトに成長しました。社員が手分けして現地に赴き、状況確認や写真撮影などを通して、クライアントに必要な一歩踏み込んだ情報を提供しています。

出典:「ロジコロ」 ホームページ


四つ目の強みは、「先にリスクを背負う」ことです。

一般的に、同業他者は貸し先(テナント)が見つかってから物件を借りますが、大倉は貸し先が見つかっていない段階でも不動産を借り受けます。貸し先が見つからない不動産は、たとえ収益が0の状態だとしても、毎月の賃料をオーナー様に支払う必要があります。

赤字スタートだとわかっていても先にリスクを背負うのは、必要なときに・必要とされるクライアントへの提案を可能とするためです。これこそ、「業界唯一にして最強の強み」だと自負しています。

これまで、クライアントの課題解決を、最優先に考えてきた大倉。これら4つの強みは、私たちならではの姿勢が色濃く現れています。


一から育てた独自サイトが、リーシングの強みに

前述した4つの強みですが、これらははじめから備わっていたものではありませんでした。特に、「ロジコロ」をここまで反響率の高いサイトに育てるのには、とてつもない時間と労力・費用がかかっています。そう断言できるのは、「ロジコロ」を本格稼働させた当初、私自身も中心となって運営に携わっていたからです。

そもそも、一般的な事業用不動産サイトは、「写真が1枚も掲載されていない」「詳細情報は図面のみ」など、掲載情報が極端に少ない傾向があります。取り扱っている不動産会社の担当者も、掲載されている情報しか知らないため、 「どれくらい段詰めできるのか」「大型トラックは入れるのか」など、クライアントが本当に知りたい情報がわからないことがほとんどです。

「これじゃあ情報が少なすぎて、お客様に最良の提案ができない」

そう感じた私は、借り手を募集している不動産一つひとつに足を運び、クライアントの検討材料となる写真を撮影したり、現場の状況を確認したりと自分の目で確かめていきました。当時、現場確認が必要な不動産は数え切れないほどあり、休日返上で現場に出向くことも少なくありませんでした。

ですが、それだけの時間と労力をかけても、すぐに反響はありません。

「今後サイトが成長すれば、あとで必ず大きな成果が掴める」

そう信じ、来る日も来る日も現場に足を運び続けました。あれから数年が経ち、おかげさまで「ロジコロ」は多くの反響をいただけるサイトに成長し、リーシングの強さに直結するツールとなりました。当初は営業担当者を中心に運営していたサイトですが、今はバックオフィスの担当者がコラムを書いたり、デザインをリニューアルしたりと、全社一丸となって運営に注力しています。

ですが、誤解を恐れずに言うと、大倉の社員には「ロジコロ」に頼らない営業マンになって欲しいと思っています。「何かあったら大倉の●●さんに相談しよう」と、クライアントに頼りにされる営業マンこそが、究極の理想形だと考えているからです。


新たな強みを生み、研ぎ澄ませていく

大倉の強みは、「クライアントの課題を解決したい」と願う、社員の想い・行動から生まれたものです。さらに、現在ソリューション提案の幅を広げるべく、積極的に新規事業を立ち上げているため、数年後にはより大きな・毛色の違う強みが生まれているかもしれません。近い将来、これまで以上にクライアントに信頼され・感謝され・喜ばれる企業になれるよう、大倉ならではの強みを研ぎ澄ませていきます。

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