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あの日再会したくまモンが不死鳥になった

2023年6月30日17時x×分、TVの向こうの
小林未沙さんから「醍醐 大」の名前が呼ばれた瞬間、ワタシは1m右側で横にいる彼を見ながらスマホのシャッターを切っていた。

醍醐大の歩んできた軌跡から1つの成果が
結実した瞬間に立ち会えたのだった。

それから瞬く間にSNS上では醍醐大の名前が
拡散されていった。

その様子を目の当たりにしながら、ワタシは
この不思議な出会いからの事をふと思いを
巡らせていた。


よくある出会いと17年後の再会

西暦2000年ごろ、水道橋駅のとある雀荘で
当時大学生メンバーだった彼と、大学卒業し
税理士志望でスクール通いだったワタシは
時折卓を囲んでいた。

所謂フリー雀荘だったが、その店は少し変わっていて競技麻雀を定期的に開催したり、オーナー自ら客(ワタシも)に麻雀を学ばせる環境があった。

あちこちの雀荘に行ったが、競技麻雀を知ったのはここが初めてなのもあり、その時の雀友は
20年経っても交流を深めているので特別な思い出な気がしている。

ただ、彼とワタシは卓を囲むだけの思い出だったため、その店がなくなり少しの時が経つと
その繋がりはふっと途切れた。。

それから時が過ぎ、2015年に会社を立ち上げたワタシはIT業の傍ら、会社の存在価値を模索していた。
2018年に入り、やはり地域を盛り上げる活動をしたいと所在する浅草を中心にwebメディアを立ち上げ、また同時期に沖縄県にも会社を立ち上げイベント事業を展開するというチャレンジが進んでいた。 
この頃ワタシの中でクラウドファウンディングがマイブームで来ており、数多のチャレンジに目を通していたが、その行動が再会に繋がるとは…

2018年春にとあるクラファンを支援したが、
それがまさかの麻雀プロであり京都で飲食店経営する友添敏之プロだった。
ちなみに麻雀プロのTwitterフォロワー第一号である。
以後も交流は続き、ちょうどTwitterを再開してたこともあり、日に日に麻雀に関する投稿を見ることが増えてきた。

結果、ここに行き着くという。
17年ぶりの再会(Twitter)
アイコンはくまモンだった。

突然の入社と麻雀プロ会社役員爆誕

Twitterでの再会からおよそ半年後に、二人は10数年ぶりに卓を囲みワイワイと盛り上がった(その間麻雀界はMリーグ発足で空前の盛り上がりが起こっていた)

暫くはお互いの会社に事業関連があることから
仕事での交流が続いていた。
年が明けた2019年年初過ぎだろうか、突然の
電話コール📞
彼からは、競技麻雀活動のために今の会社を辞めるとの事とウチの会社にジョインして一緒に出来る事ないか?と話されたのを覚えている。
青天の霹靂だったが、潜在意識の中でそんな将来を考えていたのか比較的速やかに「考えてみる」と答えていた。

というのも、タイミングが良過ぎたのだが
その頃旧知の経営者の先輩(雀荘で知り合い15年来)から、出資の話を受けていたのだった。
電話を切ったのち、わりとすぐに会いに行き
出資金を人材採用に使いたいと伝えた。
そして2019年4月、麻雀プロ会社役員
第一号が誕生した。

慌ただしい日々からHQ麻雀スタート

彼が2019年4月に入社した当時、我が社は空前のSNS採用ブームで20代前半の社員が3名入社した。メディア事業拡大やARスポーツ(HADO)イベント事業、IT事業強化を同時並行するパワープレイに出た結果、多少無茶をしていた。
彼には営業役員として活躍を期待し、一緒に
沖縄で営業活動したりと頑張っていた。

が、結果としてこの時期の事業施策は失敗に
終わった。ワタシ自身若手メンバーを活かすことができなかったし、事業プランも甘かっただろう。撤退基準を明確にしていたから痛手は
我慢できるレベルで済んだ。

唯一HADOだけは、知能スポーツの側面を持ち
麻雀プロとの相性も良いと感じていたため
彼をトリガーに麻雀プロHADOチームを結成し
活発に活動していた。
そのチームの一人がのちに入社する河野直也さんであった。

社内で二人で話すことも多い時期だったので
麻雀について話を聞いたり天鳳を打つのを見たりすることもあった。

その日々や麻雀プロの皆さんと知り合ったり話を聞く事が多かったのか、ふと考えることが
あった…

麻雀に関する仕事をウチもやるべきでは…?

この頃まだ若き直也さんとHADOの行き帰りなんかによく話してたが、麻雀プロの生き方や進む道に悩んでいた様子を聞き、この業界・市場にウチが貢献できることは?と思いが強くなった。

そして初夏くらいだったろうか、ふとしたタイミングで「やはり麻雀に関する事業をやってみないか?」と。

彼は快諾し、やるならば教育事業がいい!
と提案されて、ここに我が社の麻雀事業がスタートし、彼は営業役員から麻雀担当役員へチェンジした。

そこから二人で試行錯誤の日々がはじまる。
そのときの事業プランメモが2人のLINEに
残っていたが、それは非公開なんで酒を酌み交わした人で見たければコッソリお見せします。

そして、、企画から約2ヶ月。。
この日を迎えた。

まだ麻雀教室の名前も決まってない、駆け足でのスタート。
※HQ麻雀レッスンの名前をつけたのは、このツイートの数日後。
上質のレッスン、という意味合いで
HighQuality→HQ麻雀レッスンにしました。

ちなみにレッスンパートナーは、2人同時に
「直也しかいないよね〜」と一致して決まったのもよい思い出です。

2019年9月15日、西麻布RTDでHQ麻雀レッスンがスタートです!

麻雀100%生活の醍醐大の快進撃

HQ麻雀を企画するあたりから、彼には麻雀に専念いただいた。
何かの飲みか会食の席で、「1年でタイトル獲り、1年で最高位になり、1年でMリーガー目指そう!」なんてワイワイ話していたことを覚えてます(言っても大丈夫だよね?笑)

また、麻雀事業の方向性決めや舵取りに関しても彼を中心に意思決定するように決めたのも
レッスンを開始して半年くらいしてからだった。
それまでは、2人で色々喧喧諤々強めに議論した(ワタシが強めに言ってたけどw)
本人覚えてないと思うけど、あの温厚な彼が
怒るくらいまでやり合ったこともあったり…

おかげさまで競技麻雀の成績は順調で、入社後に初の最高位決定戦進出も果たしました。

そして、2020年3月1日…

祝!初タイトル戴冠!

ヒロシ BIG1!

ホントに目標達成しちゃったよ…!
あの人、やっぱ凄いんだな…

ただ、この後不運だったのが…

新型コロナウィルス…

まいった。。
本当にまいった。。

タイトル獲って、レッスンも軌道に乗り始めたし、沖縄事業も良い感じだったのが、一変…

直也さんも含めて皆んなで知恵を絞って、オンラインレッスンを軸に乗り切るべく格闘してました。

彼も限られた時間の中で競技麻雀の研鑽を
続け、快進撃を続けそして…

やりました…!
最高位戴冠!
泣いた!めちゃくちゃ泣いた!
死ぬほど嬉しかったなぁ😭

何よりHQ麻雀のお客様たちと感動を共有
しまくれたのが嬉しすぎた!

事業やって感動して涙するのが初めてなので
おそらくこの瞬間に麻雀事業やめられないと
思ったんだろうなぁ。

さらなる道の厳しさ

ただし、そこからは中々大変な日々は
続いたかなぁ。
なにせ、あれだけ強い姿を見続けると
永遠に勝っちゃうんでは?なんて思った
けど、麻雀という競技はそんなはずなく…

Mリーガーを目指すオーディションも
敗退したし、次年度の最高位決定戦も
敗退。。
次の1年で目標としていたMリーガーへの
道が、段々と細まっていくように感じました。

第三者のワタシがそうだったから、本人なら
もっと思い悩み感じたことも多々あっただろうなぁ。
この時期はあまりそういったトコロに踏み込んで聞いたりもあえてしなかったから、いつか
聞いてみようかな。

なんかツイートでボヤ騒ぎあった気もしたけど詳細忘れたから割愛しますw

…休話閑題…

小さな企業が競技麻雀選手へbetする理由

ひとことでいうならば、感動の共有です

我が社は、紆余曲折しながらもなんとか生き残ってきましたが、実際にはなかなか大変ではあります。
麻雀業界としては後発だし、創業以来色々チャレンジしながら失敗もしてきたから、悠々して
麻雀好きだからで事業はじめたではないんです。

思えば、醍醐大という旧知の知り合いが、競技麻雀という一つのことに集中して取り組む様に惹かれて部分から始まったと思ってます。

そこから最高位戴冠という素晴らしい瞬間に立ち会えたことが本当に嬉しく、この仕事は中々やめられないってなったのは事実です。

もちろん事業なんで打ち手も模索し、リスク管理も怠れないですが、ある一定の認知や人気を
得た競技麻雀プロには、企業規模との兼ね合いはあるものの、活動を発信したり教わったりコミュニケーションすることから、ある程度広告宣伝としての価値は見出せます。
我が社を知る事がきっかけに、同じような体験を味わいたくなり市場が広がる事を強く考えています

そのあたりリアルな実体験は話せますので
興味ある企業人の皆様、良かったら酒の席
お待ちしてます。

弛まぬ研鑽と新たな取り組み、そして…

2021年に入り、リアルな場でレッスンや大会も開催が叶い、コツコツと仕事の成果も積み上げていった。そして、また1年と…
そんな中で直也さんはMリーグの解説という
新たなジャンルを開き、HQ麻雀として光明がさしてきた時期だった。

そして2023年、youtube配信開始をスタートする。
実はもっと前から計画や議論はしていたものの、ノウハウやリソース、予算の背景から断念していたのです。

配信が実現したのは、3年前からHQ麻雀運営メンバーとして参画している成田裕和さんに
動画編集スキルがついた事に起因します。
彼自身のモチベーション向上ももちろんありました。HQ麻雀事業を推進するために。

そして、2023年1月末…
醍醐大冒険スタート!

おかげさまで出演者が楽しくやれてますので
順調な滑り出しがきれました

レッスンやyoutubeの現場に関しては、麻雀事業部門メンバーにほぼ一任しているため、あっという間に日々がすぎていた。

毎年Mリーガーになるかも、って候補に上がりがちな彼は、麻雀の研鑽は勿論のこと、身の回りの研鑽にも気を配りはじめていたのだった。
ワタシは正直気付いてなかったので、奥様や友人或いは自身で考えての行動だったと思います

こんなチャレンジもしたなあw

そして、、2023年6月30日

醍醐大 セガサミーフェニックスより
ドラフト指名!

麻雀という競技で、他者にも感動を与えて
共有されてゆき、教育に携わる事で
コミュニティ形成を図りまた感動の共有の輪が広がってゆく。

その輪がどこまでも広がっていく様をワタシは
見続け、見届けたい。

ありがとう、これからも宜しくお願いします。



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