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Bad Company / Bad Company

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Bad Company / 1974

2004年4月30日に他のサイトへ掲載した原稿を加筆修正しました。==================================

これこそ純度100%、まがいもの無し、合成着色料使用無しのロックだ。

デビュー・アルバム『Bad Company / バッド・カンパニー』を簡単に説明するとこうなる。

伝説的バンド、フリーからポール・ロジャースとサイモン・カーク、荒くれ無頼派のモット・ザ・フープルからはミック・ラルフス、そしてプログレッシブ・ロックの雄、キング・クリムゾンからはボズ・バレルが集まり、結成されたのがこのバッド・カンパニーだ。つまりこのバンドは血統書付きの正統派ブリテッシュ・ロック・バンドという訳だ。

こんな実力派のお兄さん達が金を稼ぐことを意識して作り上げたのだから、このアルバムにはロックの楽しさ、素晴らしさがたっぷり詰まっている。

代表的ナンバー《Can't Get Enough》、《Rock Steady》、元々はモット・ザ・フープルのナンバー《Ready For Love》など名曲揃いのアルバムで、リラックスしたなかでノリのいい演奏が満喫出来る。

サウンドはあくまでもタイトでシンプル。音楽的に滅茶苦茶難しいことや、演奏テクニックの博覧会的なものは無い。実に判りやすい、生一本的オーソドックスなロックだ。

それはスライダーもフォークもカーブも一切使わない、ストレートのみでぐいぐいコーナーを突いてくるピッチャーみたいなものだ。ストレート一本槍のロックで勝負に出たバッド・カンパニーには潔さを感じる。

ほぼ同時期にリリースされたクイーンのデビュー・アルバムと聴き比べてみると、両バンドの音楽的な違いが良く判り、とても面白い。

バッド・カンパニーの素晴らしさは義務教育でしっかり学ぶべし!彼らの王道スタイルは、まさにロック界の重要文化財なのだから。

And More...

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Burnin' Sky

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