マグロと僕の物語 #5 〜同じ轍2022〜
2021年を逃した僕は2022年を待った。
去年の轍を踏むまい、と22年は早めに段取りした。釣行予定日も去年より1月ほど早く組み、身体も夏に向けて地上げ、コロナの心配もなく、万全の体制。
だがしかし、まさかのノーマークエリア、山陰京丹後まわりでマグロが連日大フィーバー。アベレージもでかい。見る見るうちに採捕量は膨れ上がり。。。
釣りの4日前に禁止になってしまった。。。
うそん!思いっきり同じ轍を踏んだ!
これだけ準備してもまだ足りないのか。。。
22年は2年連続であること、友人も誘っていただけに、心に滲みた。忸怩たる想いだった。
この頃も、やりたいことは?と聞かれるたびに
100kgのマグロと話してはいたが、
すごい!毎年釣りに行ってるの?!と聞かれると
いやーもう4年は行ってなくて、と口を濁していた。
自分の夢に対して、有限無実行である呵責に苛まれる事もあった。
だけど、苛まれているという感覚は自分の執着でしかなく、周りの誰もが夢を応援してくれていた。
特に家族、カミさんと子どもは僕の夢を疑うことはなく、毎朝のジム通いもいってらっしゃい、と送り出してくれていた。
僕の想いはバーベルに向かうしか無かった。
諦めないという事が自分との約束にもなっていったのが2022年だったように思う。
懸垂は10回を超え、スクワットも100kgを超えた。
待ってろマグロぉ!!!!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?