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【アルビ日記】2023-18:vs柏 0-0

「仕切り直し」

試合情報

・6/24(土)19:00キックオフ
・@三協フロンテア柏スタジアム。晴れ
・新潟13位、柏は最下位

アルビレックス新潟・スタメン

GK小島享介。DF藤原奏哉、トーマス・デン、渡邊泰基、新井直人。MF高宇洋、星雄次、ダニーロ・ゴメス、小見洋太。FW三戸舜介、鈴木孝司。
【途中出場】谷口海斗、堀米悠斗、島田譲、田上大地。

試合ダイジェスト

【前半】
全体にスローテンポの展開。新潟がボール保持、構える柏。新潟はFWに入った三戸が裏への動き出しで何回かボールを受けるが、ゴールには至らず。0-0で折り返し。

【後半】
柏が選手交代と配置変更で流れを変える。前半に比べ柏の攻撃に鋭さが出てきた。終盤はオープンな展開となり双方決定機を創るが、決めきれず。スコアレスドローで試合終了。

新しい形

伊藤涼太郎がベルギーに去った。代表ウィークの中断期間を挟んだ。後半戦のスタート。

そんな仕切り直しの一戦は、最下位柏レイソルと。柏スタジアムはスタンドと一致の距離が近くて迫力ありそう。一度行ってみたいな。

アルビはこれまでの4-2-3-1から形を変えて、2トップを試す
鈴木孝司と三戸舜介の2枚が先発。後半途中から鈴木と谷口海斗に。

これまでは、トップ下の伊藤(あるいは高木)が変幻自在にポジションを変え、相手のボランチ脇や間に顔を出して、ボールを受けていた。

2トップの場合、その役目は鈴木が担っているようだ。相方の三戸や谷口は、鈴木より前めにいて、裏を狙う意識が高い。

狙いは分かる。うまくハマれば課題だった裏への意識、ゴールに迫る迫力が増すはず。

だけど、もう少し時間がかかるかもしれない。ポジションがやや固定化していて、それぞれが場所と役割に縛られてる感じがなくもない。

鈴木が受ける、三戸や谷口が背後を狙う、という役割分担は明確で、それぞれの特長を活かせるやり方。もう少し練度が高まれば鋭さが出てくるんだろう。

ケガの功名

最下位と苦しい柏レイソルは、井原正巳新体制で少しずつ息を吹き返し始めているようだ。

前半こそ元気がなかったが、後半は守備がハマり、両サイドからの攻撃は活性化した。M・サヴィオはワイドにいて前を向き続けられたほうが怖い。右サイドバックに入った新潟出身・川口尚紀も何度か決定機を創った。武藤雄樹もPA内に何度も潜って入ってきて脅威だった。

元「アジアの壁」井原監督らしく、守備から入る発想でチームを蘇らせようとしている。

「いい守備は良い攻撃につながる」

問題は、どの地点からハメられるか、だろう。後方のリスクマネージメントは大前提としつつ、できる限り前からハメるのが、現時点での最適解と思われる。

アルビはケガ人に苦しんでいる。途中出場したキャプテン堀米が、また痛めてピッチを後にした。他に何人か、最近ピッチでプレーを見れていない選手がいる。

苦しい台所事情。それでも好材料はある。

渡邊泰基がCBで開花しつつある。U-22帰りの三戸は最前線で試合を決める仕事をすることになる。

ケガなどで離脱する選手がいるのはつらいが、一方で新しい選手、新しい場所、新しい試みが生まれやすくなる。

シーズンを通してチームを観るとき、もちろんこういう変化も愉しみの一つだ。

とにもかくにも、アルビは仕切り直し。
継続するところと変化するところ。どちらもたいせつ。


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