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スペイン巡礼7日目

スペイン巡礼は空が印象的だったなぁ。

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 昨日ジェシカとグレイス、サニーさんと会議し結果今日も休息日兼観光日にしようということになった。

休息日といっても、もちろん歩きます。

鉄の掟

巡礼者は歩き続けなくてはならないを破るわけにはいきません。

巡礼路ではこんな光景をよく目にする。

一見ゴミのように見えるけど、これは巡礼者たちの旅の軌跡だ。

石の文字を書き残したり、メッセージを書いた紙を石を重しに残したり、道中で履き潰した靴をおいていったり、

捉え方次第だけれども、みんな必死に汗を流して歩いている時に、その瞬間にしか感じられない思いを残したかっただろう。

僕もその気持ちはわかる。

これが巡礼だ。

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今日の目的地は昨日到着予定だったloglonoに。

そしてここはpamplona以来の大都市です。

ジェシカとグレイスは買い物と観光を楽しみたいそうな。

正直もう少し進みたい気持ちもあったけど、たびは道ずれというし、先を急ぐ必要もなかったので僕もご一緒させてもらった。

多分まだ一人で歩く勇気もなかったんですね。

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10キロほどの道のりだったので午前中に街には着いた。

立派な石造りの橋の先に大きな街が広がっている。

ここで宿を取る巡礼者も多そうだ。

朝早いのに橋の手前の案内所には人だかりができている。

僕らも公営のアルベルゲの場所を聞くために列に並んだ。

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今日は早いけど人が多いから開けちゃったよ。

並んで待ってて。

オスピタレロ(宿の管理人)が少しめんどくさそうにそういった。

後から知ったのだけれど公営のアルベルゲはボランティアでなりっているというのだ。

確かにベッド、キッチン、シャワーがついていて一泊5€というのは格安にもほどがある。

スペインの田舎の町を通るこの巡礼は巡礼者で地方都市を潤していこうというスペイン政府の政策も感じるし、確かに巡礼者が訪れなかったら商売も成り立たないような小さな街もたくさんあった。

そういうのを含めても巡礼者には太っ腹だなスペイン、やるな、と感じました。

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バカンス感溢れる洗濯待ちの様子です。

みんな水着か下着かわからな格好でいるのでぼくは褌一丁でいると

みんな話しかけてくれるので、

ジャパニーズスタンダードスタイル!

って言っておきました。

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そしてこの日は初、巡礼路でのATMからのお金の引き出しでした。

日本人のかなちゃんに外で見張ってもらいながらのドキドキの初体験。

。。。

お金が出てきません。

マニュアル通りにやっても使えないと言われてしまいます。

いやいやいや、これは世界のvisaカード、しかも事前調査で世界最強と言われていた三井住友銀行のvisaカード。

100回くらい試しましたがダメでした。


嘘でしょ。。。


初体験は全く甘くはありませんでした。

強いて言えば自分が甘かったのです。


目の前が真っ白になるとはこのことなのですが、


他のカードを手当たり次第試し、お金がとりあえず出てこいと祈りながら操作したらやっと出てきました。

楽天のJTBカードでした。

おお、神よ。

屋号には楽天を冠した名前にすることを誓いました。



ひたすら宿の二階から美女の水着を眺めていたら眠りに落ちていました。

幸せな眠りでした。


歩き始めて163.5キロ



viana - loglono



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