先日、長崎の原爆の日にポストした後、ふと思い出した話があった。

美輪明宏さんが、長崎で被爆した時の話をNHK『songs』内で話されていた。

そこで美輪さんが話されたのは、ご自身が被爆した時に、ひとりの被爆した皮膚の爛れた女性が美輪さんの家の戸を叩いて

「水を一杯頂けませんか？」

戸を開けた美輪さんに尋ねたそうだ。

美輪さんは急いで台所に行き、水をコップに注いでその女性に差し出したそうだ。

その時、水を飲む前だったか飲み終わった後だったか、その女性は美輪さんに両手を合わせて拝んだ後、絶命したという。

僕の記憶が必ずしも正確とは言えないから、多少、記憶違いもあるかもしれないが、酷く印象に残った話だった。

いつもあれだけ気丈な美輪さんが、涙で声を震わせていたのが印象的だった。

春馬くんと全然関係ない話だが、後二日で終戦記念日ということもあり、春馬くんが今も生きていたら、知っていて欲しかったし多くの人にも
知って頂きたくポストすることにした。
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ポストしようか迷っているうちに終戦記念日も過ぎてしまったが、やはりポストすることにした。

渡辺美佐子さんの戦争体験も非常に印象に残っているが、とりあえず戦争体験者の話はこの辺で一区切りにしておこう。

昨年、これを書いてからもう1年。

渡辺美佐子さんの話は、ちょっときちんと裏付けというか、 事実確認をきちんとした上で書かないといけない体験なので、今年も見送ることにした。

これもまた、幼少期の渡辺美佐子さんに強烈な印象を残した、広島の原爆との数奇な巡り合わせとでも言うのだろうか。いつか書きたいと思う。

2021年8月16日付・インスタグラム掲載文を基に加筆再編集。