就活日記#2

就活病にかかっていた。

まず、私自身の話をしようと思う。

1)小学生
中学受験していた影響で勉強ができる。図画工作や読書感想文で賞を取り、リレーの選手。習い事の独唱でも賞を取っていた。
いわゆるなんでも出来ちゃうタイプ  

こうして、「絶対にしたいことは叶えたい」というアイデンティティができた。

2)中学生 
進学校に進んだ私は成績がガタ落ちしそれとともに自己肯定感もダダ下がる。
ただ、一日10時間勉強した結果上位に登り詰められたことから、「努力次第で何とかなる」という認識を持つようになる。

3)高校生、大学生
トントン拍子に人生が進んだ私は第1志望の学部に落ちるも第1志望の大学に進む

努力が結果に結びつく、そんな学生だった







今、正解のない問いに打ちのめされている。






何をしたら正解なのか分からない。とりあえず私はワンキャリアで体験談を調べまくったりOB・OG訪問をしまくり、

「こういう受け答えにはこれっぽく言ったらいいのか」「こういう人材を求めてるのか」「こういうのがウケがいいのか」

と「あるべき就活生の姿」を自分自身に無理やり刷り込んで、理想と自分のギャップに苦しくなっていた。

最近では目が覚めたときには就活のことを考えていたり、呼吸が苦しかったり、人に頼られることに喜びをみいだせなかったり、常に不安や焦りが心にあったり、考えすぎて頭痛が起きたりしている。

100歩譲って、これが内定へと結び付けばそれでいい。

しかし、果たしてそれでいいのだろうか。






「こんなのは私じゃない」

ふと、そう思った。誰に言われた訳でもない。だから、間違っているかもしれない。

だけど、企業は「あるべき就活生の姿」を無理やり自分に刷り込ませ、ロボットのように笑って受け答えし、画一化された学生がとりたいのか?

その学生の素がみたいのではないか?






「絶対に第1志望に合格したい」

呪いのように私を雁字搦めにしていた。
ただ、そうしたって今までのように努力がそのまま結果に繋がる訳では無い。

それならば、本当に素直にありのままの自分自身をさらけ出した方が、面接終了後「後悔」しないのではないか?






だからこそ今私がすべき努力は、「どれだけ素の私を面接で出せるか」である。
もともと心配性&人見知りが強い私は、はっきり言って人と話すのが得意ではない。

だからこそ、緊張で早口になる&何を言ってるか分からなくならないようにするために、ありのままの素を面接で出せるようにするための努力が今すべきことなんじゃないか。

今すべきなのはワンキャリアやOB・OG訪問して先輩たちの言い方を一言一句まね、素の自分を殺すことじゃない。

むしろ、ありのままの自分をさらけ出すための努力なんだ。






冒頭にも言ったように、これは誰から言われたことでもなく自分自身で考えたものだからこそ、あっているとは限らないし、間違っているかもしれない。
だけど、私は「後悔しないため」のやり方を選ぶことにした。

完璧主義からは抜け出せていないと思うし、楽観主義にもなれていないと思うけど、これが素の自分だ。

この文章は、自分に言い聞かせるために書いたものだ。

だが、この「就活病」というものは、私含め多くの就活生がかかっていると思う。(私の友人は「熱い人材を求めている」と言われ松岡修造のテンションで言ったところ面接官との心の距離が生まれたそう、、)

全員が就活病から脱却し、素の自分を肯定し、苦しまない就活ができたらいいのにと心から思う。






自分を否定し続けてきた就活生へ






そのままのあなたでいい。





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