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ところてんとフレデリック・ショパン

ところてん~♪ところてん~♪
ニッポーン 文化国家、ところてん、ところてん!

さぁ、いったい何を言っているんだ?と思う人もいれば、タイトルだけで「あぁ、スケルツォ第2番ね」と言う人もいるでしょう。前者の方は染まってない世界の方。後者の方は、こんにちはこちらの住民ですね。

何だ、それは何なんだ?暗号なのか?

なにそれ、と不思議に思って調べてしまったあなた。こちらの世界の住民に片足を突っ込んでしまった状態です。「別に」とクローズド・ノートの沢尻エリカ的な方もこちらの世界への転生、随時お待ちしております。

突然話は変わるのですが、今年はのショパン・コンクールは、現地に行かなくてもYouTubeで見られるので、ファンは発狂モノのイベントとなっております。しかも、あのYoutuberが…と、これまでにない人気のコンクールになっているのではないでしょうか。

ショパン・コンクールといえばピアニストの肩書に書いてあると「オー!」となるけど、中身は全く知らないよってのが普通なんじゃないかな。

ショパン・コンクール(正式「フレデリック・ショパン国際ピアノ・コンクール」長い…)は、若手ピアニストのコンクールとして有名で16歳から30歳までの年齢制限付きコンクールです。日本人には馴染みがあり、蛮族で有名な中村紘子さんも審査員を務めていました。

某五輪と同様に、2020年開催予定が延期して2021年開催&オンライン配信となり、誰もがリアルタイムで追いかけられるイベントへと進化しました。高いチケット、渡航費払わなくてもお家でポチッと。良いヘッドフォンくらいは買ってみるかのレベルで、若手ピアニストのエネルギッシュな演奏が聴けるのです。

で、「ところてん」の話に戻りましょう。

ショパン・コンクール1次予選の演奏が続々YouTubeに上がっているので、朝ご飯の焼きおにぎりとオニオンスープを頂きながら、リビングのテレビで家族で聴き比べしていました。優雅ですね。

角野さん、牛田さん…と続き、陶芸家が精神統一のために初めたピアノがメッチャ上手くなってしまい、満を持してこの場に現れたのではと思える風貌の反田恭平さんの演奏を聞くこと4曲目。

そう「ところてん~♪ところてん~♪」が流れてきたのです。
論より証拠!さぁ、聴いてみましょう。動画の15:28です。

ほら!

ところてん~♪ところてん~♪
ニッポーン 文化国家、ところてん、ところてん!

ね!聴こえるでしょ。
え、聞こえない?おかしいな…。
一部の方の間では有名な空耳なんですけどね。

この空耳について初めて聞いたのは妻と結婚する前のこと。付き合っている時にきっかけは忘れましたが「ところてん」の曲としてショパン作曲の「スケルツォ第2番 Op.31」を教えてもらいました。

初めて聴いたときは笑い転げましたね。なんじゃそりゃ~!「ところてん」とショパンが全く結びつかない!ショパンってスイーツ男子だったことは結構有名(どうかな?)な話かと思いますが、ところてんって、ないない!

そのギャップが面白くて、とっても印象的な作品として強く記憶に残ってしまいました。ショパンにとってはまさかの解釈だよね。なんで「ところてんミュージック」として極東の島国で話題になってんねん!

でも、堅苦しいクラシックの世界と感じていたあなたも、ちょっと「ところてんミュージック」を他の人にも聞かせてみたくなりませんか?「ねぇねぇ、これ、ところてん♪って聞こえる?」なんてね。
些細なきっかけでクラシックが楽しめたら、ショパンも喜ぶだろう!

あなたもショパン・コンクールをYouTubeで楽しんでみませんか?

面白かったら「スキ」お願いします。そして、承認欲求を満たしてくれ!