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夏の憂鬱

暗くなった窓の外 パラパラと音が響く
運ばれてきた涼と 射した陽のひかり

洗い流された外の世界 ガヤガヤと音が聞こえる
楽しそうな笑い声と 渇き始めた雨の香り

どこにいたって 世界は手のひらの中
想いは心の中に潜んで、巡る

大丈夫、なんて意味のない音の集合体
その世界創るのは 自分自身

沈んでいく陽のひかりが溶けて 夜へと変わる
雲が境界線になって まだ残された昼の顔

灯りだした街灯 ガヤガヤと音が聞こえる
楽しそうな笑い声と 一日を終えた安堵の顔

雑踏にいたって 寂しさはここに残る
気持ちは置いてけぼりで 空気に溶ける

大丈夫、なんて意味のない音の集合体
その世界創るのは 自分自身

大丈夫、なんて言わないし、聞かないで
それを決めるのは あなた自身

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