「素直になりなよ」
それがどれだけ難しいのか、素直な人は人は知らない。
そんなの自分が1番そう思ってる。素直になりたい。

でも怖い、無理。

素直になっていいことがあったためしがない。いつも迷惑そうな顔をして、大事な人も、そうじゃない人も離れていく。大事な人はそばにいて欲しいし、いなくなるくらいなら、自分の本心なんて捨ててしまえと思う。

ひとりでいるのが好き。でも、独りきりは嫌。要はひとりを選んでいる状態が好きなのだ。誰かが助けてくれる状態でありたいけれど、ずっと一緒にいたいわけじゃない。我ながらかなりワガママだと思う。でも、これが本心だ。素直な気持ちは、いくら飾ろうと、これでしかないのだ。

私は、人間関係において「ストレスを感じるような相手は切る」というので今まで生きてきたけれど、人間として他の選択肢も持ちたいと思って、最近友達作りをがんばっている。
けれど本質的に、友達が欲しいんじゃなくて、社会性とかその人の持ってる情報とかが欲しいってことに気づいた。だから、その情報にたどり着くまでのプロセスが長ければ長いほど億劫になるし、その人自体に興味があるわけじゃないって事はその相手にとっても失礼だ。

それなら、もう1人になってしまえばいいと思った。
ひとりで楽しく生きる方がずっと良い。頭ではそう思っていても、やっぱり自分の好きな人だけ縁を切らずに残すというのは難しい。結局自分の大事な人だけ残しておきたいというエゴが捨てきれない。

自分が苦しんでまで友達から得られるものなんて要らないと思う。けど、そうすると、大好きな友達に、迷惑かけることになる。そばにいてくれなくなるかもしれない、楽しく遊べなくなるかもしれない。それは嫌、怖い。

結局ひとりを取れば、自分にとってメリットは多いけど、得られる経験値が少なくなるし、友達を取れば、大事な人たちに迷惑はかけないけど、苦しくて、楽しさが減る。

だから自分のことを認めて、満足できるようなスキルを持ちたい。自分は誰かに認められている、そんな自分に満足できるような何かがあれば、きっと友達に情報を求めたりしなくなると思うから、勉強を頑張りたい。

結論は決まり切っているはずなのに、どうも一歩踏み出せない。
この苦しさには、どうしたらいい。