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アメリカのとあるデリバリーサービス配達員がシェアする秘密の話

今やっている配達のバイトはアプリがアルゴリズム(AI)によって徹底的に管理されていて、配達員の動向によっておすすめされる案件のロケーションが変わったりするので観察しているとけっこう面白いものです。

そんなわけで配達を100件近くやってみて、へーそうだったんだ!と思ったことを今日は書いてみます。

1.チップをくれない配達先は次回敬遠される

実は配達員の間でも「この人はチップを一円もくれないお客さんだ」という人はマークされていることが多く、そのお宅への配達案件がまた回ってきても次回は受けないことがあります。そうなると廻り廻って誰も配達を受けなくなるわけですね。

会社としては誰も配達をしてくれないと困るので、そういう場合には他の案件と抱き合わせにしてバンドル扱いで2軒分で配達料いくら、という扱いにしたりします。それでも受けない人は受けないと思いますが。

わたしはチップをくれない人を特にマッピングしたりはしないものの、一度あるお客さんの家に配達した直後に2回連続で2つ星をつけられたので(特に何か遅れたとか不始末があったわけでもないのに、2つ星は嫌がらせとしか思えない)この家にだけは二度と配達しないと決めてマッピングしている家があります(笑)

あ、日本はチップの文化がないのでチップをくれなくても敬遠されるということはないはず(たぶん)。でもくれたら配達員さんはもちろん嬉しいと思いますよ!

2.配達内容によっては受けない場合がある

配達を受けるかどうか決めるときに、大量のペットボトル飲料とか重い飲み物とかを10ケース単位でのオーダーを見たらわたしは静かにスルーしています・・・。1ケース(24本)くらいならいいんですけどねぇ。

あとわたしが苦手なのが子供服の買い物です!

子供服売り場は食品や日用品と違って整理されておらず、定番品ではないので棚番号もなく、デザインも様々で、さらにサイズが大人用よりも細かいので探すのにめちゃくちゃ時間がかかる。

だから悪いけど子供服が入っているオーダーは個人的には受けないことが多いです。時間がかかりすぎて効率が悪いので(その間にもう1軒こなせる・・・)。

3.レビューの星の数でもらえる仕事の質が変わる

5つ星が多い人ほど仕事を真っ先に回してもらえます。評価が高いと次々に鳴るんですよ。仕事が途切れない。

逆に言えば、意地悪なお客さんに当たってしまって低い評価を当てられてしまうと仕事がもらえなくなるので、受けてしまった案件でも詳細を見て「このお客さん怪しいな、クレーマーかも」と思ったらカスタマーサービスに電話して仕事をこっそり断ることだってあるんです・・・・。

だからちゃんと配達してもらえたなと思ったら配達員さんにはちゃんと5つ星をつけてあげてください!(切実)

4.買い物内容でその人の生活に思いをはせることがある

買い物の中身というのはその人の家庭の有様が如実に出ます。

たとえば今朝配達した買い物代行の中身は赤ちゃん用の解熱剤、ヴェポラップ、熱さまシートなどでした。こういうのを見ると「あぁここんちの赤ちゃん熱出してはるんやな、早く届けてあげよ」ってなります。

冷凍食品をたくさん注文するおうちは忙しいんだな、ごはん作る暇ないんだなぁとか、バーベキュー用品を大量に頼んだおうちは今週末バーベキューかな、とかそういうのを考えながら買い物をするのも他人の人生を一瞬体験するようで楽しいものです。

5.なんだかんだ楽しい

買い物代行は数をこなせば要領がわかってくるし、どこの棚に何があるかも覚えてくるからどんどんラクになるし、最近はけっこう楽しいなと思いながらやれるようになってきました。

ただ夫に言わせると「僕は絶対無理や、買い物しんどいもん」ということなのでこれも向き不向きがあると思います。でもまあけっこう楽しいですよ(笑)

長くなってしまったので今日はこのへんにしときます。ではまた明日!

いただいたサポートは我が家の4匹のうさぎのお野菜代に充てさせていただきます(*'▽') むしゃむしゃー!