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AND JUST LIKE THAT は妙齢女子の悩み満載

日比谷音楽祭の配信を見るためにU-nextに入ったら
なんとなんとSEX AND THE CITYの新章 AND JUST LIKE THATが全話配信されてる。え!まじ!SATC大好き。嬉しすぎる。というわけで一気見。

ネタバレしまくります。

当たり前だけどキャリー達も歳をとってる。なんと55歳設定。
1話からブランチの話題はグレイヘア論争。息子のエッチの話題。夫の死。と身につまされる話題ばっかり。
キャリーはポッドキャストの出演者の仕事をしてる。ミランダは弁護士事務所を辞めて人権弁護士なるため学生に。
新しい世代の価値観を作り、時代の先頭をはしってきたキャリー達。
けど彼女達も50代をすぎ、時代の進化は加速。新しいムーブメントに乗りきれず、新しいモラル観を学び中。ミスや空回りも起こる。
「失言しないように気を張りすぎて全部が失言になった」というミランダ。

妙齢の身につまされる話題はどんどん増えていく。
セックスレス アル中疑惑 ジェンダー問題。 
シャーロットの娘は、自分はgirlじゃないみたいと言い出してロックと名乗り出す。戸惑いながらもシャーロットは「私正しいことをしたいの」と親としてわが子にとってベストであるようにと努力する。
キャリーは夫の遺言に元嫁への遺産相続が書かれていて疑心暗鬼。

不妊 妊活 結婚しない人生 結婚する人生 嫁姑問題 
自分が選ばなかった道 選べなかった人生を羨む気持ちと自分の人生を肯定したい気持ち。他人の庭は常に青いけど、それぞれみんな悩みを抱えている。

キャリーの手術 介護される体験 そしてミランダの恋愛
「私は不幸せなの。幸せじゃない。窒息しそう。結婚生活がイヤで仕方ない」
というミランダの心からの叫び。え!今?なんで!ともなるし、人生後半だからこそやり直したい。生き直したい。という気持ちもわかる。
ミランダの浮気を知ったシャーロットと言い争って去ろうとするミランダを
「意見が違っても去らないで。」とキャリーが引き留めるシーンが印象的。

キャリーの恋愛の予感 ミランダは離婚を切り出す。
そしてなんとキャリーもミランダも閉経済み。
ミランダは好きな人を追ってロスに行くことに。難関のインターン先を蹴って。現実主義でキャリア志向の強いミランダが恋愛に目覚めて全てをすてる決断をする。熱病状態なんちゃう?考え直して。とみんなが止めたくなるやつ。言い争っていたミランダとキャリーの話を聞いたラビが「一番大切なのは友情よ。」とおさめる。
ほんとにね。歳いって大切なのは健康と友情。

オープンマリッジ(結婚してるけど自由恋愛)って何ぞや。そんなんありなん?ご自由に不倫してってことなん?とか
ノンバイナリーってゆうのか。とか
フラッシュピリオド。(閉経したと思ったのに忘れたころにやってくる月経)は気をつけねば。とか
今更ですが、キャリーの帽子もスカートもアクセサリーもBIGすぎないか。とか
いろいろ思うこともありつつ、やっぱり面白くスタイリッシュでかっこいいSATCワールド。だけど盛りだくさんに入れ込んでくる妙齢の悩み。
キャリーミランダシャーロットの新たな女友達も素敵。
世界はカラフルで多様。様々な価値観があることを教えてくれる。歳を重ねることを楽しもう。
次シリーズも楽しみ。


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