はっきりさせなくてもいい
あやふやなまんまでいい
僕たちは何となく幸せになるんだ

何年たってもいい
遠く離れてもいい
ひとりぼっちじゃないぜ
ウインクするぜ

夕暮れが僕のドアをノックする頃に
あなたをぎゅっと抱きたくなってる

幻なんかじゃない
人生は夢じゃない
僕たちははっきりと生きてるんだ

夕焼け空は赤い
炎のように赤い
この星の半分を真っ赤に染めた
それよりももっと赤い血が体中を流れてるんだぜ

作詞・作曲：甲本ヒロト

最近よく聞く歌でブルーハーツの「夕暮れ」という歌があります。

僕自身、関係性の正解とか、思いの正解とか求めちゃうことがよくあります。「あの人との関係はこうあるべきだ」とか、「あの人に対する思いはこうでなくちゃならない。」とか。でも、この歌を聞くと、なんとなくその関係がうまくいってて幸せであれば、結局そのなんとなくが正解なんじゃないのかなと思うんです。そして、正解を求めない方が正解じゃないものを楽しめたり、正解じゃないものが正解になったり、人間関係ってもっと楽になるなって思います。

損得勘定からの関係性を築こうとする自分、自分を顕示する為の関係性を築こうとする自分、心の中に生まれる差別心、見下す思い、あら捜し、僕は日々自分のなかに潜むこれらと戦って、自己嫌悪を抱いています。でも、それは、あまりにも厳格な正解をもとめる裏返しなのかもしれません。

取り敢えずこの歌を聞きながら、なんとなくの関係を楽しんでみようかなと思います。その何となくが楽しい人が、親友であったり、パートナーであったりするんじゃないでしょうか。