見出し画像

【Vol.34】個人インタビュー・犬楽

こんにちは
DRAW A LOT Collegeです!

DRAW A LOT Collegeはクリエイティブの仕事だけで、まだ生活ができていないクリエイターさんに『クリエイティブで飯を食う』きっかけを提供すべく生まれたプロジェクトです。
(詳しくはこちら↓)


Season2は9名のクリエイターがカレッジ生として半年間互いに切磋琢磨していきます。今回はそんなカレッジ生へ個人インタビューを決行!
ついにラストのカレッジ生が登場です。

今回のインタビューに回答してくれたのは 犬楽さん です!

犬楽
TwitterPortfolio )

イラストを学ぶ専門学生。
「やる気と手の速さだけは誰にも負けない!」をモットーに、お客様に満足を届けられるイラストレーターになるのが目標。
そのために何でも学んで吸収し、自分の経験値やスキルを伸ばしていきたいと思っている。


■DRAW A LOT College Season2に参加した理由は?

・DRAW A LOT College Season2に応募したきっかけなど、教えてください。

(犬楽さん)
専門学校に通っているのですが、そこでDRAW A LOT Collegeやリミッツを知りました。学校の先生からも「あなたは作品を仕上げるのが早いから挑戦してみたら」と勧めてもらって、私自身も絵を競技にするというのが面白そうだと思ったので応募しました。

自分の力でどこまで通用するのか見たかったし、周りの人が成果を上げている中、私も学校を卒業するまでに何かしたいなと思って。


■キャリアビジョンは?

・事前資料では「お客様に満足を届けられるイラストレーターになりたい」と伺っていますが、詳しく聞かせてください。

(犬楽さん)
まず、「お客さんは大事」。なので「報連相」のしっかりできる、信用できるイラストレーターになりたいと思います。リテイクなども自分では早いほうだと思っているし、Live2Dのイラストも描けるようになってきたので、お客さんが下さるお仕事は全部頑張ってやります! の気持ちで。次回もまた気軽にお仕事を頼んでもらえるような、そういうイラストレーターになりたいです。

お仕事をしてみたい業種としては、ゲーム系のキャラクターデザインをしたいなと思っています。「艦隊これくしょん-艦これ-」の敵キャラクターが大好きで、私もこういうキャラクターを描きたいと憧れています。多くの人に自分のキャラクターを見てほしいという気持ちもあって、ゲームのキャラクターになればプレイした方が見てくださるのでゲームのお仕事がしたいですね。

ゲーム会社でもキャラクターのデザインは外注することが多いらしいので、そういう依頼の来るイラストレーターになりたいです。そのためには、描いて描いて描きまくって「私を見て!」って言うしかないのではないかな、と思っています。画力向上中です。


■セールスポイントは?

・作品や犬楽さんご自身のセールスポイントを教えてください。

(犬楽さん)
作業の取り掛かりが早いことですかね。大体、ラフは一日で上げています。最近の他の人のイラストと比べて、私のイラストは「パキッとしたイラスト」が多いと学校の先生にも言われるので、そこを持ち味にしています。無意識にやっていることなのですが、「パキッとしたイラスト」というのは色遣いが明るいということですかね。あとは、男性も女性もちゃんと描けます。

音楽を聴いてひらめいて衝動描きするタイプなので、例えば版権キャラクターでイメージソングがあればそれを聴きながら描きます。暗いイメージのイラストが描きたいときはダーク系の曲を聴きます。作品全体の雰囲気を決めるときに音楽を使うという感じです。キャラクターデザインのときは「こういう女の子を描く」というお題からぼんやり「こんな感じかなあ」とあたりをつけて、その子のイメージに合う音楽を探すこともあります。

・イラストを描くときのこだわりは何かありますか?

(犬楽さん)
ストーリー性ですかね。「このキャラクターの絵を描く」と決めたら「そのキャラクターのお話」という一枚絵にする。そのキャラクターが何をしているのか、どういうことをしていたら素敵かというのを考えるのがこだわりです。

私はよく「我が出ないよね」と言われるので、「この絵は犬楽の絵だ!」とわかってもらえるような特徴が欲しいです。可愛いキャラクターはそこら中にいるので、私は独特な世界観を出せるようになっていかないと! と思っています。ダークファンタジー系、ホラー系が好きで、普段から家の中を眺めて「ここにお化けが出てきたら怖いな」と思ったり、トンネルを見て「ここから何か出てきたらよさそう」と考えたりしています。自分の目で見たものから発想を得るので、東京に行ったときは素材の写真を撮りまくりました。

ダーク系の世界観が好きな理由は、「格好いい」が好きだから。格好いいイラストが描きたいです。

・キャラクターデザインをするときのこだわりはありますか?

(犬楽さん)
本格的に絵を描き始めたのは中学一年生のときで、その頃からオリジナルキャラクターのデザインをしていました。元となる題材があればそれを調べ尽くして、「これが特徴的なのだな」と考えてデザインしています。私の場合は「これじゃないとダメ」というようにお客さんからズバッと言ってもらってから考えるほうが得意ですね。

衣装を考えるのも好きですし、ポーズを考えるのも好きです。ポーズを考えるときは想像でキャラクターを動かして、イメージを膨らませています。刀を持っているキャラクターだったら実際に模造刀を持ってみて、写真に撮って、どう見せたら格好いいだろうと考えますね。ギターなども買って家に置いてあります。なんでもかんでも素材、という感じですね。机の上からジャンプして降りてくる瞬間の自分の写真を撮っているときなど、シュールだなあと思います。笑 写真や動画を撮ってみてポーズを決めることが多いです。

設定を考えるのも好きなので、一時お熱なときはキャラクターや舞台設定のアイディアを書き留めておくためにノート三冊分くらい小説を書いていました。

(画像:犬楽さんのTwitterより)


■リミッツの所感は?

・犬楽さんは昨年11月に開催されたコネクテッド・インク2021に参加していただきました。当日の感想を含め、リミッツを経験してみて感じたことを聞かせてください。

(犬楽さん)
コネクテッド・インクでは初めて大舞台に立たせていただいて、「こんな田舎娘がここに来て大丈夫か!?」と思いました。親戚からも「お前が立つのか?」と言われて。笑
私は元々、人の前に立つのが苦手なタイプだったのですが、当日その場に行ってもう立つしかないと思ったら、決心って決まるものなのだなと思いました。帰る頃には、「もう何も怖くない」状態で。笑 見るよりも体験するほうが強くなって帰って来ることができるのだなと感じました。「あの大舞台に立てたのなら、ここも立てる」という感じで、人前に立つことへの苦手意識は薄くなりました。

描いているときは周りが見えなくなってしまうのですが、やっぱり焦りますね。でも、焦っても手元を狂わせたらダメだという忍耐力が試されているような気がしました。リミッツの戦い方としては、テーマから要になる何かを探して描き始める前にとりあえず構成を考えておく。あらかじめ考えておいた分を描き終えたら、余った時間で何かを付け足してそれっぽく見せる、ということをしていました。

リミッツはパフォーマンスなので、見ている人のことを意識しながら描かなくてはならず、スクリーンの大きさを自分の描きやすい大きさまで拡大することができないのは難しく感じました。


■一番気になっているカレッジ生は?

・Season2では直接カレッジ生同士がコミュニケーションを取る機会がないので、難しい質問かもしれませんが……

(犬楽さん)
自分と一番遠いのはFF00FF-inkさんかなと思います。ちゃんと自分のモチーフを持って作品を仕上げていて、一見個性を出しづらそうなお題でもうまく個性を出して勝負しているな、と。私はお題に縛られやすくて「こうしなければならない」と思ってしまうので、FF00FF-inkさんのように自由に描けないです。なので、すごいなと思います。

皆さん印象強すぎで、個性の殴り合いみたいなので……一番は決められないです。追いつけない、すごいと思っています。

私・犬楽のクリエイターとしての印象は、元気と、手の早さと、精一杯な対応かなと思っているのでできる限りお客さん尽くします! 私は褒められると天に舞い上がるくらい喜んでモチベーションがずっと続くので、褒めてください!笑 それを糧に生きています。


♢♢♢


以上、犬楽さんへのインタビューでした!
今回でCollege Season2 カレッジ生個人インタビューは全員分が終了。
皆さん、「推し」のクリエイターは見つかりましたか?

次回のレポートは「STAGE3について」を予定しています。


次回もお楽しみに!

By. DRAW A LOT College


この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?