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「マリー・アントワネット」(2回め) 2018-11-20

2018-11-20
2回めのマリー・アントワネットです。

最初に、前回の第一希望キャストでの公演が取れたので、今回はできるだけ違うキャストでのチョイスにしてみました。
ルイだけは同じになっちゃったけど。

2回めはやっぱり前回と比べてしまう形になって申し訳ないけど…

構成はやっぱり、明るい部分とダークな部分のメリハリが素晴らしいなあと思いました。
1幕は華やかな部分と庶民の暗雲を対比させつつ、2幕はどっぷり暗くならず、時折サプライズ的なシーンがあり盛り上げていました。

マリーの笹本さん。
初めて観たのは、一条ゆかりさん原作の漫画「プライド」の舞台でした。(シアタークリエ)
笹本さん演じるお嬢様と、新妻さん演じる野望の苦労人のお二人とも役にぴったりでした。
その印象からか、お嬢様のような品の良さのイメージが強かったのですが・・・
声を張った時のやや不安定なところと滑舌の悪さがやや引っかかり、聞き取れない部分もありました。
花總さんの、浮世離れした高貴さ、はしゃいだときの可愛さ、ルイが殺された時の静かな怒り・・。
これがとても好みでしたので、今回のマリーは少し物足りなかったかも・・・・。

昆さんのマルグリット。ソニンさんの熱い熱いマルグリットを観た後なので心配だったのですが、エポニーヌの時とはまた違った感じで、想像以上でした♪
フィジカルのソニンさん、「貧乏だけど学はある」というのがぴったりな昆さんのマルグリット。
どちらも魅力的でした。

フェルセン伯爵の田代さん。そっか、こちらではフェルセン、とセが濁らないんですね。
とは言え、人によってフェルゼン、と聞こえたりフェルセンとしっかりセに聞こえたり・・。
先入観によるものかもですがw
古川さんのフェルセンよりは大人でマリーと対等に意見を言い合えるという感じ。
庭園で力説するところは、マリーが「何怒ってるの?」みたいに聞き流しているのを力技で演説しているようで、真逆だったような気がします。
彼も若干滑舌が甘いイメージがありました。
グレートギャツビーのときはそんな思わなかったんだけどなぁ?

そして前回、「若い奥さんをもらって引け目を感じてる老紳士みたい」と思ってしまったルイの佐藤さん。
事前にもう話を知ってたからかなんなのか、今回は前回のマリーに対して腫れ物を扱う感じではなく、おっとり感が強かった感じがしました。
「好きにしなさい」という、でも決めるところは決める!立派な国王でした。

相変わらず、MA二人の関係性が唐突で、さらにそれが引き金になったのかわからないまま事が進んでしまった感があるけれどww
でもあれをラストで補完してしまったらそれはそれで蛇足なのかもしれないし・・・w

今回はドレスのお披露目もじっくり観れましたw

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