見出し画像

ジキル&ハイドの思い出

録画した「MUSIC FAIR」を観ました。

石丸幹二さんは舞台での失敗談というトークで、
「ジキル&ハイドのラストシーンで『俺はハイドだ!』というところを『俺はジキルだ!』と言ってしまった」
とおっしゃってた。
これは公演当日Twitterで観た方が何名かつぶやいていたので、あの時のか!と思いました。

石丸さんは今年ラストジキルなんですが、初代ジキルの鹿賀丈史さんが2007年に最後のジキルを演じたのも今の石丸幹二さんと同じ年齢、57歳のときだったそうです。

鹿賀さんのジキルは確か 2003年、ラスト2007年、
石丸さんのジキルは 初演2012年、2016年、ラスト2023年 に観ています。

幾分昔の記憶なので薄らいでいるけど、鹿賀さんのハイド氏はとにかく表情含め狂気じみた感じがしていました。ジキル氏の堅実さに抑制されていた狂気というイメージでした。

石丸幹二さんの初演ジキルの時は、まだ四季を卒業されて3年くらいでしょうか。
その2年前に観た「エリザベート」のトートもですが、とても品が良くて、失礼ながら声を張り上げていても「綺麗」という印象があった記憶があります。(オペラ座の怪人のファントムのような)

しかし、ラスト公演は本当に凄まじかったです。
スカーレット・ピンパーネル、ラブ・ネバー・ダイの頃からでしょうか?
「石丸さんが荒々しい・・?」というイメージが出てきたのは。

鹿賀さんの 堅実なジキル氏、狂気的なハイド氏
石丸さんの 柔和なジキル氏、野性味の強いハイド氏
どちらも全く違うジキルハイドを観れたのは幸せです。

ただ、私の中では濱田めぐみさんのルーシー、笹本玲奈さんのエマ、が強く残っていたのです。
濱田めぐみさんの圧倒的な迫力、笹本玲奈さんの歌唱力の安定さの上の母性…
これが基準になってしまったので、今回の女性陣が少し幼く感じたのが個人的には残念です。

鹿賀丈史さんラストジキルのときの記事ですが、これを観ると当時のお値段は
S席 12,000円 A席 6,000円 B席 3,000円
だったのですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?