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教育実習最後の日に高校1年生に伝えた話

みなさん、こんにちは。

3月9日、卒業シーズン。ということで、いつか発信してみたいと温めていた(?)話を勢いに任せて書いてみようと思います。それがタイトルです。

今から10年以上前、私は母校で教育実習に奮闘していました。担当は高校1年生、教科は英語です。

3週間の実習期間は大変すぎてあっという間だったのですが(その話はまた)、最後の授業で何を話そうか…と悩んだ末に、掲げたテーマがこれ。

人と違う道でもええねん(どうにかなる)!

当時を思い出しながら、アウトプットしてみますので、お付き合いいただけると嬉しいです。


高校を1年間休学しました

幼稚園、小学校、中学校と、なんやかんやありながらも元気に過ごしていました。そんな私に訪れた大事件は、やっぱり高校1年生での休学。

1年間高校を休学して、海外へ引っ越すことになりました。

志望校に合格し、クラスメートにも恵まれ、授業に部活動に忙しく過ごした1学期。夏休みに入るタイミングで、さらばニッポン。
正直、海外なんて全然行きたくありませんでした。だけど当時高校1年生の私は、家族と離れて暮らす選択肢はなく…。

現地では言語の壁にぶつかり、私史の中でもトップ3にランクインする挫折を経験しました(笑)

▼詳細はこちらの記事で


復学し学年が下がりました

1年間の海外生活を終え、無事に帰国。
その後、所属していた高校へ復学することになります。ただし、再び高校1年生として。

海外の学校(インターナショナルスクール)で1年間勉強したとはいえ、日本の学校のカリキュラムとは大きく異なっていました。日本の高校2年生として復学することも可能だけど、結局は大学受験でとても苦労することになる、と懸念されていました。
後々のことを考えた結果、高校1年生の2学期から復学することになったのです。

クラスメートは、全員年下。

みんな気を使って、敬語で話しかけてきました。もちろん私を呼ぶときは、名前+さん付け。「タメ口で大丈夫だよ」と言っても、なかなか距離は縮まらず。

私はみんなにとって、年上の転校生。そりゃ、取っつきにくいですよねぇ(笑)

大学や社会人になると、年齢の差なんてたいした差ではないと思えるのですが、高校生にとっての1年は、とんでもなく大きい差に感じました。

元クラスメートは、全員先輩に。

当たり前ですが、当時高校1年生だったみんなは高校2年生へと進学しています。顔見知りの元クラスメートは、会えば「おかえり〜!」などと話しかけてくれましたが、学年によって校舎が違ったので、なかなかコミュニケーションはとれず。自然と、疎遠になっていきました。

元々所属していた部活(運動部)にも戻ったのですが、こっちの方が上下関係は顕著でした。

先輩後輩含めみんな優しいけれど、基本的に行動は学年ごとになります。たとえば着替えるために部室を使う順番は、3年生→2年生→1年生みたいに。

元同期といると気楽だけど、いつまでも居るわけにいかない。
新たな同期と早く関係を築かなければ。これから長く過ごしていくのは年下の彼女たちだし、私がいつまでも年上とばかりつるんでいても感じが悪いだろう。

元同期を、〇〇先輩、と呼ぶべきなのかも迷いました(結局それは一度も呼びませんでしたが)。切ない。

海外生活で、英語ができなくて挫折したと書きましたが、実は復学のほうがさらに分厚い壁でした

どちらの学年にも入れなくて、中途半端すぎる存在。
復学後の高校生活に馴染むのは、思ったよりも時間がかかりました。学校に行きたくなくて、休んだこともありました。

それでも、時間とともにだんだんと打ち解けられるようになりました。はっきり覚えていないのですが、きっかけは高校2年生の研修旅行だったような…。それまでは自分の中に閉じこもっていたのですが、少し心の内側を見せたのかな?(大事なところなのに記憶が本当にない笑。)

特に高校3年生は毎日とっても楽しく過ごしたことを思い出します。
私には二学年分の同級生がいる!そんな風に思えるようになりました。


私が伝えたかったこと

年下の同級生たちと共に高校を卒業して、大学へ進学しました。
大学では、現役合格や、一浪、二浪、留年した人など…とても様々で、もはや年齢の差は珍しくなくなりました。

サークルにバイトに飲み会、授業に留学と充実した日々(笑)を過ごし、時は大学4年生の6月。教育実習生として、出身高校に戻ってきます。

そして、最後の授業で、上記の話を伝えました。
話すのは得意ではありませんが、目の前の生徒たちに真剣に伝えようとしました。

最初は軽いテンションで聞きはじめた生徒たちも、徐々に真剣な表情になり、しっかりと聞いていてくれたことを覚えています。

特に学校生活では集団行動が重んじられ、みんなと同じであることが良いような感じがあります。だけど、私みたいに人と違う道を進みまくったやつもいて、それでも今楽しく生きている。だからちょっとズレたって、どうにかなる!どうにでもなる!そんな話を、伝えました。


おわりに

その後、私は無事に社会人となるのですが…。
1年間で転職を3回も経験するなんて、まあまあ「普通」からは外れてますよね(笑)

転職回数が多くて職務経歴書がぐちゃぐちゃになったとしても、道はある。
紆余曲折あり、今はオンラインアシスタントというお仕事にたどり着きました。

大変なこともあったけれど、過去の諸々は、今の私に何らかの形で結びついているし、今楽しいです。

人とちょっと違う道を行っても、なんとかなるから大丈夫!

という話でした。

読んでくださりありがとうございます。

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