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中央大学だめライフ愛好会が教える「お金を使わない方法」

 中央大学だめライフ愛好会(中だめ 読み方は「ちゅうだめ」)は自他ともに認める吝嗇家もとい倹約家である。最近、そんなウワサを聞きつけてか、ある人から「どうすればお金を使わないようにできますか」という質問を受けた。今回はそれへの答えとしてこの記事を書いた。現実的かどうかはさておいて、世の中工夫次第でいくらでも節約できることが分かると思う。


①お金のかからない趣味をやる

 もっともお金がかかるのは、なんといっても趣味である。

 まずはお金のかかる趣味ランキングを見てみよう。

1位:ギャンブル(パチンコ・スロット・競馬・競輪)
2位:改造車
3位:オーディオ・熱帯魚
4位:美術品・骨董品蒐集
5位:バイク
6位:ダイビング
7位:ゴルフ
8位:釣り(特に海釣り)
9位:アイドルの追っかけ
10位:海外旅行
10位:登山
11位:カメラ
12位:アプリゲーム
13位:ファッション
14位:ロードバイク

お金のかかる趣味の金額がヤバい!?費用を抑えて楽しむ方法と将来の備えとは?
https://hikingnagoya.com/hobby-money/

 ギャンブルにお金がかかるのは当然として、それ以外だとスポーツ・アウトドア(ダイビング、ゴルフ、釣り、登山、ロードバイク)やマニア系(改造車、オーディオ、美術品、バイク、カメラ)の趣味が目立つ。つまり、身体を動かす趣味とオタク趣味にはお金がかかりやすいといえる。

 では次に、お金をかけない生き方をしているおいどんの趣味を紹介しよう。

・読書
・物書き
・散歩
・ネットサーフィン

 ざっとこんなところである。

 読書はもちろん新品の本を買うわけではない。基本は図書館で借りたものを読む。一度読んで手元に置いておきたいと思ったり、図書館にないが読みたい本などは古本で買う。とくにメルカリは値下げ交渉もできるのでおすすめだ。

 物書きはパソコンさえされば気軽にできるお手軽趣味のひとつである。なんなら少々不便だがスマホでだってできる。おいどんは小説をはじめ、今こうして書いているエッセイなど、いろいろな文章を書くことを趣味としている。想像力さえあれば無限大の趣味である。

 散歩はリフレッシュ効果もある健康的な趣味だ。おいどんは考え事をするときやずっと家にいて気分を変えたいときに散歩へ出かける。やはり人間、外の空気を吸うのが一番である。

 ネットサーフィンは今まさにアクセスしているインターネットの海にボード片手に飛び込むだけだ。おいどんは都市伝説や未解決事件などのオカルト・ホラー話を調べるのが好きなのでネットサーフィンはうってつけの趣味である。

 これ以外にはたまにカラオケに行くくらいでおいどんは趣味にほとんどお金を使うことがないのである。

 しかし、ドーしてもお金のかかるとされている趣味をやりたいこともあるだろう。世の中、おいどんのようにお金のかからない趣味だけで満足できる人ばかりではない。そういう時は極力安上がりになるような工夫が必要だ。

 たとえばおいどん、実は最近ギターを始めた。楽器は一般的に言ってお金のかかる趣味である。それなのにこのケチな中だめがどうして生意気にもギターなんか!? と思うことだろう。

 しかし驚くなかれ。おいどんがギターにかけた初期費用は3000円ほどだ。ギター本体はジモティーで2000円で買い、弦が切れていたのでメルカリで弦を300円で買い、ペグも壊れていたのでペグもアマゾンで600円で買った。そして手間だが弦の張り替えとペグの交換は全て自力でやった。こうすればたった3000円でギターが手に入るのである。

 もちろんすべてが安物なので質は上等というわけにはいかないが、普通に弾く分にはこれで十分だ。このように、工夫次第ではお金のかかる趣味でもいくらだって出費を抑えることができるのである。

②自炊する

 自炊もお金をかけずに生きていくうえでとても重要である。おいどんはほとんど一人では外食をしない。人付き合いで行くくらいで、基本は家で済ませている。もちろんコンビニ弁当を買って食べるなどということはしない。買い置きしているそば、うどん、パスタなどを茹でて食べるのだ。

 ただ厄介なのは朝から晩まで出かける用事のあるときだ。そういう時はいちいち家に帰ることはできないからどうしても外で済ますことになる。本当に節約したいのなら家からなにか作って持っていくのが一番いい。

 ちなみに、おいどんはそもそも朝から晩まで出かけることがほとんどないので家で済ませることができる。だが、これは暇人だからこそできることではあるのであまり参考にはならないだろう。

③物を長く使う

 まだ使えるのに新しい物を買うのはお金を使わない暮らしを目指すうえでは禁忌といっていい。とくに日用品は大切に使うべきだ。おいどんについていえば、財布は底が破けて小銭がこぼれ落ちるまで使うし、靴も擦り切れるまで履く。服だって多少破けても着る。スマホも壊れて使えなくなるまで使う(上級者はバッテリーを取り換えてさらに長く使うようだ)。

 このように、物を長く使うことは節約のためだけでなく物自体のためにもなる。日本では物には魂が宿るとされている。生き物だけでなく財布や靴や服やスマホにも魂は宿るのだ。生き物を大切にするように物も大切に扱うことが大事である。

④自転車を使う

 おいどんは最近、自転車を買ったのだがこれは実に便利な代物である。少し遠くまで出かけるとなったらこれまでは頑張って何時間もかけて歩いていくか電車を使うかしかなかったのが、自転車があれば徒歩の半分以下の時間で移動できる。

 また、自転車は単純にサイクリングができて楽しいということもある。とくに夏の暑い日に自転車で疾走するととても気持ちがいいのでおすすめである。

⑤自分で髪を切る

 散髪も出費がかさむ原因の一つである。元々おいどんは3カ月に一度くらいの頻度で散髪に行っていたのだが、最近はそれすらもお金がもったいなく思えてきた。しばらく切らずに済むように毎回バッサリ切ってもらうのだが、短髪があまり好きではないおいどんとしては正直散髪のたびにあまり良い気持ちがしなかった。

 だったら自分で髪を切ればいいんじゃないかということで、最近は前髪やもみあげ程度なら自分で切っている。こうした微調整でどうにもならなくなった時にだけ散髪に行けばいいのである。こうすれば一年に一度か二度程度の散髪で済ますことができる。多少清潔感が損なわれるが、節約をするのだったらそんなこと言っていられない。青春を捧げよ!

⑥物を拾う

 そのへんに捨てられている物を拾うのも節約術の一つだ。たとえば、中央大学のサークル棟にはいろいろな物が捨てられている。本、傘、PCマウス、モニターなどなど。捨てられているものの中にはまだまだ使えるものも多く、おいどんはちょうど家のパソコンのマウスが壊れてしまったのでサークル棟に落ちていたマウスを拝借した。

 大学の外にも物は捨てられている。たとえば川辺に不法投棄されている家電などは拾って再利用できるかもしれない。こうした知恵が節約に結びつくのである。なに? 落ちているものなんて汚くて使えない? 拭いて使えバカチンが!

⑦知り合いを沢山つくる

 これは目からウロコというほどではないにしろ、盲点なのではないだろうか。人間関係を豊かにすることで実は意外なほど節約になるのだ。世の中、物を簡単に捨てる人がとても多い。おいどんからしたらとんでもないことだが、まだまだ使えるものを手放す人の何と多いことか! いらないなら売ればいいのに面倒くさいからか捨てようとするのだからもったいない。そういう時はおいどんが無料で貰い受ける。いわば廃品回収業者だ。

 自分で使えるものはそのまま使うし、売れるものは売ってしまう。こういうことはたくさん知り合いがいなければ中々できないことだ。何事においてもそうだが、関わる人の数が多ければ多いほどいろいろとオトクな話が舞い込んでくるものである。人付き合いは大事にしよう。

⑧死ぬ

 最後に、もっともお金をかけない方法を伝授する。死ぬことである。まぁ残された家族・親族からしたら葬式や諸々の手続きなどでお金や労力がベラボーにかかるだろうが、死んだ当人からしたらもうそんなの関係ない。どうしてもお金を使いたくないのであれば、肉体という魂の牢獄(プラトン)から抜け出るのもひとつの手だ。おいどんはそこまでの境地には至れないのでやらないが……。

おわりに

 ここまで8つの節約術を紹介してきた。だが今回紹介したのは氷山の一角にすぎない。なかにはあまりに意地汚くてドン引いてしまう節約術もあり、そういうのは公の場で紹介することはできないのでここでは省略した。そのため、タイトルほどにはインパクトのある節約術を紹介できなかった。中だめ流節約の奥義を知りたい人はぜひイベントに顔を出してほしい。訊かれればたぶん答えると思う。


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