大門美奈

写真家。ライカGINZA SIXにて新橋芸者を撮り下ろした写真展「新ばし」開催。写真集…

大門美奈

写真家。ライカGINZA SIXにて新橋芸者を撮り下ろした写真展「新ばし」開催。写真集『浜』(赤々舎) など。PENTAXコラム http://bit.ly/40fT18Q | 大門美奈写真展「SNAPSHOT」連動開催。 https://www.minadaimon.com/

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    大門美奈「SNAPSHOT」Monochrome

    2023年10月に開催した大門美奈写真展「SNAPSHOT」の図録です。こちらは KKAG で開催したモノクロ版となります。商品名:大門美奈「SNAPSHOT」図録著者名:大門美奈サイズ:150mm×255mmページ数:全32ページ・中綴じ・オフセット印刷価格:1,650円(税込)
    ¥1,650
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    大門美奈「SNAPSHOT」Color

    2023年10月に開催した大門美奈写真展「SNAPSHOT」の図録です。こちらは MONO GRAPHY で開催したカラー版となります。商品名:大門美奈「SNAPSHOT」図録著者名:大門美奈サイズ:150mm×255mmページ数:全32ページ・中綴じ・オフセット印刷価格:1,650円(税込)
    ¥1,650
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    大門美奈「SNAPSHOT」Color & Monochrome 2冊セット

    2023年10月に開催した大門美奈写真展「SNAPSHOT」の図録のカラー版とモノクロ版の2冊セットになります。セット価格として消費税分をサービスしております。商品名:大門美奈「SNAPSHOT」図録著者名:大門美奈サイズ:150mm×255mmページ数:全32ページ・中綴じ・オフセット印刷価格:1,650円(税込)
    ¥3,000
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    大門美奈「SNAPSHOT」Monochrome

    2023年10月に開催した大門美奈写真展「SNAPSHOT」の図録です。こちらは KKAG で開催したモノクロ版となります。商品名:大門美奈「SNAPSHOT」図録著者名:大門美奈サイズ:150mm×255mmページ数:全32ページ・中綴じ・オフセット印刷価格:1,650円(税込)
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    2023年10月に開催した大門美奈写真展「SNAPSHOT」の図録です。こちらは MONO GRAPHY で開催したカラー版となります。商品名:大門美奈「SNAPSHOT」図録著者名:大門美奈サイズ:150mm×255mmページ数:全32ページ・中綴じ・オフセット印刷価格:1,650円(税込)
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わたしはちょっとおかしいようだ。 「もっと普通になって」と言う夫に「普通とは何ぞ」とよく凄んでいるが、幼稚園児の頃から「変人」「変態」と言われ続けているもんだから今となっては何も感じない。「じゃあ夫婦やめるか」と言えば「今さらやめるか」と言う。じゃあ喧嘩なんて売ってこなきゃいいのに、ふん。 ところで私の旧姓は「イトウ」である。フリーランスとして生きていくためには大門美奈になってよかったと思っているが、様々なあだ名がついて回っていた。「みなちゃん」うん、これは普通だ。「イトー

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        • デーモンノート
          12本

        記事

          二日酔いに効くレシピ

          グッグッグッグッグッ…規則正しい音と振動で目が覚める。目の前には小花さん。「ごめんねぇ」となかば叫びつつ小花さんを抱き抱えて枕元からフローリングへ移動させる。ふう、危ないところだった。 猫飼いだったら分かると思うが、猫はよく吐く。毛繕いで胃に溜まった毛球だったり、冬の寒い朝はそれ以外も。床であれば片付ければ済む話だが、さすがに顔に浴びるのはご勘弁願いたい。そんな目覚めの「ごめんねぇ」であった。 さて、二日酔いである(またか)。 そんな私とあなたのための二日酔い解消レシピ。

          二日酔いに効くレシピ

          二日酔いの女はよく食べる

          二日酔いである。 スナップダイモンの翌日はたいてい使い物にならない。昨晩は銀座でたらふく飲んだあとにミニラーメンという暴挙に出たにもかわわらず、朝6時にはしっかりお腹が空いて目が覚めた。 「お腹すいたね」と同じく目を覚ました夫に話しかけると間髪入れず「豚汁食べたい」と言う。「豚汁?そんなこと言われても材料が……あるぜ」。お正月料理に使った残りの大根ににんじん、里芋などちゃんと揃っているではないか。こんにゃくはないけど、まあいいか。 ということでおもむろに起き出して二日酔い

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          ケーキを焼く日

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          2024年お正月料理

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          仏手柑の実

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          2023年の年末に

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          目黒の薬屋

          目黒に住んでいた頃のことだ。 一人の夜はどこに行こうかいつもそわそわするが、結局家飲みになってしまうのが常。その日は帰宅前に眼科を受診したのだけれど、その後に寄った薬局の話。 古いけれど清潔な昔ながらの薬局で、引退直前らしい薬剤師のじいさんは薬の説明をするのが嬉しいらしく、説明しながらどうでもいい情報を説明書の欄に書き込んでくる。たとえば「これはね、アレルギーに使われる薬だから、一年中使っている人もいるの」と言いながら「一年中」と書く。事前の問診票には「食べ物のアレルギーがあ

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