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言いたいことは漫画が全部言ってくれてる。

今まで読んだ漫画で、共感または疑問を持ったページをピックアップしてみた。
本当は、もっとあるんだけど、覚えている限りで寄せ集めた。

自分が描く漫画は、映画でいうところの「ポップコーンムービー」で、何も考えずに見れる、内容に深い意味を持たせることがない(&なにより作者(自分)がアホなので、読者を考えさせるような話は描けない)漫画なんだけど、だから、言いたいことや思ってること、考えさせられることを言ってくれる漫画がよい。
なお、マンガを引用したい場合、著作権的に1ページまるごと引用してタイトルと作者の名前を記載しておくと無難……と聞いたのでとりあえずそうしてみたけど問題があったら消します。

『ORIGIN』Boichi著

AI漫画は、漫画投稿サイトでもちょこちょこ見かけるようになった。
絵はすごく綺麗で、女の子も可愛くて、人物も綺麗なんだけど、なんか、私にはどうも魅力を感じなくて……その理由をうまく言葉にはできなかったけど、「漫画はコミュニケーションなんだよ」と言われてなんとなく腑に落ちた。
あと、やっぱ表情がなんかマネキンみたいなんだよ。でも、こういうのもいつか解消されてAIが描いたかどうかわからなくなってくるのかなぁ。
余談だが、AI絵かどうか見分けてくれる海外のサイトで、自分の絵を試しにいれてみたら「これはAI絵です」と言われたやつがあって、「異論があるなら”Not,AI”ボタンを押して理由を述べよ」とあったので、すぐさま”NOT,AI”ボタンをおして、理由に「I drew this!(私が描いた!)」と記載したけど、あれ……どうなったんやろ。

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』秋本治著

これはもう、幼少期からずーーーーーっと思っていた!
不良がちょっといいことしただけで、いつも真面目にしてる人間より評価されるの、本当に腹立つんだよ。だから、そういうギャップのある人も、ギャップにに惹かれる人も私は嫌いだ。(漫画キャラは別だよ。ギャップ萌え〜)というわけで下に続く。

『ブラッククローバー』田畠裕基著

でた、ギャップ! そうだ、そうだー!
始めからずっと良い人間が一番偉いんじゃボケぇええー!!!
「昔、やんちゃしてた」とか武勇伝っぽく語られたらもう、そこで興醒めよ。改心したなら、その過去は墓場まで持って行け。嬉しそうに人に語るな。(でも、漫画キャラは別よ。ギャップ萌え〜)

『AIの遺電子』山田胡瓜著

自分は初老なので、どうしても昔と比べてしまうが……今は、あれはよくない、これはよくないと……本当に描きたいものが描けなくなってきている。「悪い」とされることが増え、良い子ちゃんでないと表に出してもらえない。
っていうか、せめてフィクションはなんでもOKにしてくれよ!
私は、現実の暴力や流血、強⚪︎、は大嫌いだが、フィクションでは大好きなジャンル。だけど、「傷つく人がいるからぁ〜」とか言われて、描写しちゃいけないものが増えて、描きたいものが描けなくなってきた。本当に重要なのは、表向きの言動を強制的におさえることじゃないとおもうんだけどなぁ。現実とフィクションを別に考えられない人って、なんなんだろう。
そういえば、自分が漫画で過度な性暴力表現を描いてたとき、「こういうのを望んでるんですか?」とか「やってるんですか?」とか、コメントしてきた人がいたけど、望んでるわけないし、やってるわけないだろクソが!←
現実での暴力は本当に大嫌いだけど、そういうふうに、漫画の内容と作者の願望をつなげる人がいるってことなんだよな。
なんか、どんどん世知辛い世の中になってきたなぁ……って。

『のぞき屋』山本英夫著

これは、漫画の内容とはちょっとずれるんだけど、金で、妄想の世界を現実に変える力を持ってる……ってところが羨ましくてたまらん!!
もし、自分に金があったら、妄想の世界(自分の漫画)を現実に変え(映像化)たい!!!!!
宝くじ当たったら全額、制作費に注ぎ込んでアニメーション作るわマジで!

真鍋昌平著

これはすごくわかる。
だから、最初から無ければよかったのに……とおもうことが多い。
仕事をクビにされ、生活のために愛車を手放さなければならなかった時は、泣いたもの。やっと、手に入れた……買えた! なのに、うおおお、我が、愛車ぁああぁああああ〜!!!
家を失った時もちょっと泣いた。1回めの離婚の時も……数ヶ月は辛かったよ。しばらくは飯食う時は涙がこぼれ落ちた。2回めは相手の浮気発覚が原因だったから、泣くというよりなんか「え?」って感じで。
本当、手に入れてしまうと、失う時が一番辛いよね。
だから、今のNothing to lose(失うものが何もない)は無敵なんだぜ!→(涙目)

『Artiste』さもえど太郎著

生きるのに必要じゃないけれど、無いと困るもの。
自分にとっては、創作がそれで、他人からみると意味のないことをしていると言われるけど、そんな意味のないものを人生の一部として、楽しんでくれる人もいるわけで……。まぁ、何より自分が必要としているのですよ。(言いたいことは、
ちょっと漫画の内容とはずれてるけどね)

『新宿スワン』和久井健著

これを見た時、自分に問われてる気がしたな。
自分が人を愛する価値基準って何だろうと、しばらく考えた。今まで、付き合った人もいたし、結婚も二度したが、彼らを愛していたかと問われると答えられない。正直、愛が何かわからない。
「あなたは人を、愛したことがないんじゃない?」と、ダイレクトに言われたこともあった。そうかもしれない。
昔から、特別なアイドルや芸能人、アーティストのファンになったことがなかった。憧れの存在だっていなかった。
たまに聞かれる「尊敬している人は誰ですか?」という問いには、「母親」と書いた。シングルマザーで金も協力もほぼなくして自分をここまで育てたのはすごいなと普通に思ったから。

誰か特定の人を、過剰に尊敬したり熱狂的にファンになったことがないから、人を盲目的に憧れたり、好きになったり、愛したりする気持ちが理解できない。宗教に関してもそう。教祖とか信者とか……どうしたらそんなに、自分じゃない誰かを好きになれるんだい?

なんか、長くなって疲れてきたのでこの辺りで止めておく。
ここまで読んだ人いるのか知らないけど、もしおられるならなんか、長々とお時間(命)獲ってすみません。

では、また。


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