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ふりかけ日記

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僕の日記です
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日記:ジュージューな日々

「弱っているときにしか見えないものがある。調子のいいときには飛ばしてしまっている、見たくないようなちっぽけなことが、弱っているときには壁のしみみたいにじわっと浮かび上がってくる」 よしもとばなな「ジュージュー」の一文。文庫本の56ページ。7行目。 朝倉世界一の「地獄のサラミちゃん」に出てくるステーキハウス「ジュージュー」がそのままタイトルになった小説。 僕は朝倉世界一、坂本慎太郎、松本大洋が好きだ。もちろん(もちろん?)ヘルマン・ヘッセが好きで、レイモンド・カーヴァーが

日記:ジャーナルスタンダードのラグ

ジャーナルスタンダードのラグを買う。1400×2000のサイズ。コーヒーテーブルの下に敷く。黄色のカーディガンを肩に掛け、ドイツ皇帝ウィルヘルム2世のようなカイゼル髭をした店員が対応してくれる。「これ手に持って帰れます?」「大丈夫ですよ」と店員が言う。 クラフト餃子フェスが舞鶴公園で開催されている。それに行く途中だったんだけど、僕の腕の中にはさっき買ったラグがある。結構な大きさだ。鏡開きの樽酒くらいあるんじゃないか。形もそんな感じだ。エスカレーターに乗るとき足元が見えない。

日記:トマト、どっちを買うか。

なんだかヘンテコなことをしてないか? カットトマトのパックの前でそう思う。スーパーの棚。煮込みハンバーグでも作ろうと材料を買いに来た。「少し疲れている。気分ものらないし。そうだ、きちんと料理でもして気分転換をしよう」そんな感じで家をでる。 カットトマトのパックの前。これを使えば手間もかからないし簡単だ。300円かあ。高いなあ。トマトは3つで160円くらいだった。湯煎して、皮をむいてカットするの面倒だな。 そんなこと考えていて、ふと気づく。なんのために料理作るんだっけ。気

日記:水はどこで出会う?

レイモンド・カーヴァーの詩集「水の出会うところ」を読む。翻訳、黒田絵美子。最近は声を出して本を読んでいる。小説よりも、詩集の方が声に出していて楽しい。小学生の音読の宿題くらいていねいに読むように心がける。上手く、なめらかに読むんじゃなくて、目の前に赤ちゃんと老人がいて、その人達に読み聞かせているイメージで声を出す。まずはゆっくりと。句読点だけじゃなくて、文章をどこで切るか。声の抑揚。強弱。どうすれば目の前の赤ちゃんと老人に伝わるか。そんなこと考えながら読んでいる。手探りで何か

日記:優柔不断な一日。

色のパターンを考える。これもいいし、あれもいい。少し間を空けて再考してみよう。YouTubeを一つ観てから考えてみる。これがイイな。ごはんを食べてもう一度考えてみる。やっぱこっちだな。洗い物をしてから。いやいやこっちもありだね。もう一度YouTubeを一つ観てから考えてみる。意外にこれもイイ。 頭で考えるから良くないんだな。セオリーとか人気とかセンスとか。もう番号をつけてあみだくじで決めた方がいっそのこといいような気さえする。 Don't worry. Don't com

日記:無印のチョコようかんを買うのを忘れない。

午前3時。台所のIHコンロの上に突っ張り棒で作った棚がある。設置して2年間なんともなかったのに。突然、落下。少し前にあった、大きな地震の影響かもしれない。ガター、ギュワン、ドィォー。音がして目が覚める。何が起こったか分からない。夢?泥棒?うちにはお金ないよ。床に転がっている食器が目に入る。「ああ、あそこの棚が落ちたのか。なんで落ちないんだろうと思ってたけど、ちゃんと落ちるんだな。やっぱり落ちるんだな」無印で買ったお椀が一つ割れる。 今日の日記に無印のチョコようかんは関係ない

日記:映画を観る。

映画を観る。名探偵コナン 100万ドルの五稜星。 スクリーン13。M10。左手にコカコーラ・ゼロ。膝の上にポップコーン。北海道バター醤油とキャラメールのハーフandハーフ。美味しい。直前にコロッケサンドと唐揚げをたべてお腹は満たされていた。それでもパクパクと食べた。コロッケサンドや唐揚げとは入る場所が違うのかも。甘いとしょっぱいの味の変化も良い。ポップコーンが少ししなぁとしていたのも、22時からの上映だから文句は言えない。 映画は面白かった。コナンを見ているとなんだか落ち

日記:スニーカーを2足買う。

ジャックパーセルを2足買う。1足は白。もう1足も白。全く同じ。靴棚の中には、コンバースの黒(ソールまで黒)、ジャックパーセルの黒(ソールまで黒)、ナイキのランニングシューズ(黒)、モンベルのサンダル(黒)。ジャックパーセルを2足、靴棚になおす。汚れが一つもついていない白色が靴棚の中で異様に目立つ。 靴棚に入りきれず、玄関に出しっぱなしの靴。ジャックパーセルの白と無印の白。ボロボロ。小指の付け根くらいのところが破れている。黒い汚れが雨に濡れてキャンバス地ににじんでいる。かかと

日記:色つけ日和

サラ・カルダスさんが書いた「配色デザイン カラーパレット」を傍らにおいて、夜な夜な色のついた絵を描く。 色は感覚的にならないようにRGBで選ぶ。色の3原色である「赤・緑・青」のバランスを0~255の間で選ぶ。例えば僕の大好きな色、ブルークラシックはR:207、G:231、B:245だ。 昨日は5人の女の人が並んでいるイラストを描いた。夜11時から初めて朝の7時までかかる。 色を選ぶという選択肢があると、可能性が広がる。可能性が広がると、ああしたい、こうしたい、これはちが

日記:信号を渡る

午後10時。イヤホンから流れるradwimpsを聴きながら街の中を歩く。水曜日なのに人が多い。女子の10人くらいの集団が笑いながら街の中心に向かって歩いていく。スーツ姿のサラリーマンやパーカーを着た若い男女が。人気のラーメン店の列に並んでいる。(※日記を書いている途中で明日が祝日ということに気づく) ローソンの前の1車線の道路。赤信号が青に変わるのを待つ。横断歩道の白線は4本くらいしかない。僕の背後から来た男が信号を無視して渡っていく。車が来る気配はまるでない。横断歩道の向

日記:walk slowly, drink a lot of water

夜、模様替えをする。 ベッドの頭のほうにかけていた額を、仕事机の右側にかけなおす。それからポストカードを5枚挟んだA2サイズの額をひとつ作る。色は青、黄色、紫、緑、赤。ポストカードの背景が茶色くならないように白い画用紙を同じサイズに切って背景にする。額を移動させて空いたスペースにかける。 仕事机の方は、壁の上の方まで額で埋まる。少し前に買ったアダム・エ・ロペのLL-Beanのグロッサリートートバッグ。オレンジ色が気に入っている。白い壁の差し色にもなってるような気がする。新

日記:雑日記2023年9月

9月30日、福岡ドラムBe-1であったeastern youthのライブに行く。ベースが村岡さんになって初めて見るイースタン。吉野さんは元気そう。タモさんはちょっとおしゃれな格好をしている。好きな曲ばかりを選んでくれたんじゃないのかってくらい、1曲が1曲が始まるたびに「おおぉ」ってなる。最後の曲「ドン・キホーテ」が始まる前に吉野さんが叫んだ言葉がじーんと沁みる。ライブ終わり、イースタンユースTシャツを買って帰る。白の一切合切T。パジャマにして着ようと思っている。 9月おわり

日記:雑日記 2023年8月

あつかったー。8月。おととい、夕立にあう。玄関を開けたとたんにぱらぱらと降り出し、すぐに大降りになる。雨宿りしている古いアーケードの天井からはぼちゃぼちゃと雨が漏れてくる。僕と同じような人が何人も雨があがるのを待っている。雨は勢いを弱める風もなく、道路や歩道に水たまりを広げ続ける。このまま待っていたら、時間に遅れてしまう。しょうがなく、小さな赤い折り畳み傘をさして夕立のなかに進む。リュックサックを前に抱える。白いカッターシャツは雨に濡れ、肌の肌色が透けている。靴が濡れないよう

日記:雑日記まとめ 2023年7月

7月も終わり。たくさんガリガリ君を食べました。「やっぱりコーラだな」「さすがソーダだな」と交互に思う。最近はハンバートハンバートの「FOLK」1、2、3をよく聴いている。11月に電気ビルであるライブも行っちゃう予定。暑すぎて、肌が紫外線に負けちゃうのでアネッサのつや美肌UVジェルを買う。shiroのオードパルファン「サボン」をつけはじめる。インスタのアイコンをカモメに変更する。イギリスのブライトンのカモメ。 7月おわりー