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1990年代 英国ロック史に残る名曲たち Vol.4

Teenage Fanclub - What You Do To Me


Teenage Fanclub(ティーンエイジ・ファンクラブ)、その名前を聞いただけで心が浮き上がってしまう人もいちゃったりするのではないでしょうか?

スコットランドのグラスゴーといえば90年代におけるギター・ポップの聖地、ここから数多くの良質なバンドたち(そうでもないバンドも笑)が輩出されました。

その頂点に位置するといっても過言ではないのが他でもない Teenage Fanclub なのです。

イギリスにおけるギター・ポップやパワー・ポップというジャンルはだいたい1990年初頭から?(たぶん)存在感を発揮しはじめ、イギリスだけでなくアメリカ、またスウェーデンでも一定の地位を築いたジャンルです。

このジャンルはとにかくギターサウンドを基とした甘いメロディー、甘くて青春的な歌詞が主流で、ギターに憧れを抱くキッズを中心に流行していったものと思われます。

Teenage Fanclub の代表曲の一つ、 What You Do To Me 

ギター・ポップの金字塔とも評価されるアルバム「Bandwagonesque(バンドワゴネスク)」に収録されている曲で、とてもシンプル、あまりにも分かりやすいリフの繰り返しで聴く者のハートを掴んでくれる名曲です。

What you do to me(君は僕に何をしたんだい?)
I know, I can't believe(うん、信じられないよ)
There's something about you(君には何かがある)
Got me down on my knees(僕は跪いた)

歌詞はたったこれだけ。

恋に落ちてしまったことに多くの説明はいらないし、まともな理由なんてわからないことだらけで。

シンプルイズベストというやつです。

君は僕にどんな魔法をかけたんだい?

永遠に解けることのない甘酸っぱい恋の方程式を、こんな簡単に歌にしちゃってるとこが憎いですなあ。

ティーンネイジャー達(今はそこそこの年代←)の心の拠り所としてあり続ける Teenage Fanclub  、ぜひギター・ポップやパワー・ポップというジャンルの入り口としても聴いてもらいたい優しくて馴染みやすい存在です。

Bandwagonesque (1991年)


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