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20代の「ハードワーク」が30代の「ワークライフバランス」につながる理由

こんにちは。良ちゃんこと良平です。

現在34歳。人生100年時代に仕事もプライベートも挑戦し続け、多くの人に貢献しながら多くの仲間とそれぞれのやりたい事をコミュニティ化し「村」を創るというビジョンを掲げています。

このアカウントでは自身の転職エージェントの活動や自分の実体験、職業紹介という観点でプロスポーツ選手の紹介から、転職活動中の方への情報提供と、日々の仕事やプライベートに活かせる気づきを書き起こしています。
有難いことに、以前、「リーマンの処世術」にマガジン登録いただいたり、最近、出し始めている有料記事自己紹介記事Noteから表彰されるなど、少しずつですが内容や文章力でご評価を頂いています。
いつもご覧いただきありがとうございます。

前回、前々回と公務員からの転職シリーズで多くのスキを頂くことができました。

今回は、転職活動において「働き方に求めるもの」の代表的なニーズの一つ「ワークライフバランス」を取り上げます。

私が転職エージェントとして多くの求職者と面談する中で感じる「違和感」と、ワークライフバランスの「本当の意味」、そしてどうしたら「ワークライフバランス」を手に入れられるのか?解説していきたいと思います。


1.「仕事をほどほどにして生活とのバランスを取る」は大きな誤解

結論、このタイトルのようなニュアンスで解釈してしまっている人が多すぎます。ハッキリ言います。何を言っているんだと。

ちなみに、政府の内閣府が定義している「ワークライフバランス」は以下のように定義づけられています。

“国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会”

内閣府男女共同参画局「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章

「ワークライフバランス」とは、仕事とプライベートを天秤にかけてバランスをとる事ではなく、仕事とプライベート両方を調和させ、「どちらも充実させる」ことが本来の意味です。
よく働くことで生活の質を上げ、プライベートも充実させてリフレッシュの機会も得ることで、よりよい仕事をする、という好循環がイメージしやすいでしょう。
しかし、これも本当は違っているよう私は捉えています。
何かというと「休みもしっかりほしい、という解釈を20代の若いうちから求めてしまう部分」です。

2.会社が「ワークライフバランスを与えてくれる」と思ったら大間違い

結論、ワークライフバランスは「会社が与えてくれるもの」ではありません。自分で作り上げていくものです。
もっと過激な言い方をすれば「20代のうちはワークライフバランスを求めるな」という事です。でも、これって少し考えればわかる事です。

そもそも「安定した会社、ワークライフバランスが整っている」という会社はどういった形で作り上げられたのでしょうか?

どんな会社も「創業期」は必ず存在します。
財閥と呼ばれる会社も、メガバンクも、大手商社も、海外に目を向ければGAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)も、今の超有名になるまでに創業者メンバーの血のにじむような努力とパイオニア精神があっての認知・発展です。
iPhoneで一躍マーケットシェアを占めるようになったAppleも「持ち運べるパソコン」という今では常識となった価値が、全く受け入れられないところから「必ず世の中のスタンダードになる!」というスティーブ・ジョブズ氏を筆頭とした創業期メンバーの想いや営業活動の末に、普及し、莫大な資産を築き上げています。ラッキーパンチではないのです。

「大企業病」という言葉は、聞いたことがあるでしょうか?
これは、大手企業を批判するものではありません。一生懸命、会社を支えているコアメンバーの方々もいらっしゃるのを分かった上で述べますが
「いい会社に入れば安定する」というぶら下がり社員ばかりが新卒入社で入ってきたら、組織はどうなるでしょうか?
おそらく急速に衰退するでしょう。企業の安定は「人」がつくっていて、人が弱体化すればバランスを保てないでしょう。
だから、会社に「ワークライフバランス」を求めるのは、有り得ない話なのです。

3.20代の「ハードワーク」から30代で「バランスがとれる状態」をつかみ取れ!!

このタイトル、すごくブラックな表現に聞こえるかもしれません。
もし、そう捉えた方は、仕事に対する捉え方が「労働」「やらされ意識」になっていて黄色信号です。

大前提、ラクして儲かる仕事なんかありません。ハッキリ断言できます。
むしろ、ラクして儲かるという謳い文句の方が怪しいと思うべきです。
努力の仕方は大切ですが、自分の場数や練習、勉強、入念な準備、PDCAサイクルを高速で回し、速いスピードで成長したり経験値を積む事で、人は大きく成長するはずです。そういった人が、大きな成果を出し、多くの報酬を得て、自ら安定を作り上げるのです。
仕事以外はテレビを見てゆっくり、ぐっすり寝て休みは趣味を謳歌する。
これが悪いわけではないですが、それ相応の仕事量や努力量の人は、報酬もそれなりになって当然です。
仕事に熱中し、結果にこだわり、目標を達成し続け利益をもたらす、そういった方が会社から不可欠な人財として好待遇を受けます。
表面的にみると、そういった人を見て、多くの人は羨ましがったり、妬んだりもします。
ポイントとして、フットワーク軽く、頭がスポンジのように吸収力があり、改善のスピードを上げる、むしろ思いっきりバランスを崩しまくり、偏りまくれる若いうちに仕事に打ち込む事です。それが、自分の基準になります。
そういった人が、結果を出せる自分となり、安定し、傍から見たらバランスが良く見えるのです。
それが、30代の「ワークライフバランス」につながるのです。


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「ワークライフバランス」とは、自身の結果と、裏打ちされた努力によって後から付いてくるものであると確信しています。

もし、転職活動で「ワークライフバランスを求める」という方は、
自身がバランスをとれるほどの実績や企業への貢献ができているか、今一度見つめ直すべきです。
逆に、実力不足と感じている方は、一見、不安定な状況(年収ダウンやハードな仕事に取り組むなど)に身を置くとしても、
「目指せるキャリア」や「積める実務経験」がどの企業にも通用するレベルにまで高められると感じるのなら、飛び込むべきです。しかも、若ければ若いほどいいです。成長速度も速いからです。

実際に私も、お世辞にも仕事ができるわけではありませんでしたが、
大学を卒業し新卒入社した某大手飲料サービスメーカーにて、
雨の日も台風の日も毎日60件以上飛び込み訪問でチラシ配り
ことごとく断られ続けたり、先輩に叱責されたり、120件以上のテレアポ、会社の倒産経験、ドベンチャー企業で約半年間新規契約が取れずにもがき苦しむなど、BtoB営業の経験でしんどい思いをしました。
しかし今ではこの経験が自分の心の支えとなり、財産だと言い切れます。ずいぶんとタフになれたと思います。
最初からタフだったわけではなく、ハードワークして心を鍛え、曲がりなりにも結果にこだわって取り組み自分自身を形成できたと感じています。形成できたというと語弊がありますね。全然まだまだです。
それでも今では、挫折や転職経験も活かし、転職サポートができたり多くの求職者の悩みや苦労、葛藤、転職活動の苦戦の胸中に共感できる自分に少しだけなれたと思います。
もちろん、働き方や仕事に求めるものは人それぞれ異なるので、
これが正ではありません。
しかし、もし仕事で結果を出したい、年収を上げたい、責任ある仕事を任されたい、起業したい、などの野心がある方でしたら、思い切りバランスを崩してください。
そうすれば、結果的に、選択の自由を手にした「ワークライフバランス」の状態になれるはずです。私も、それを目指して、圧倒的な成果を作るために現在進行形でバランス崩しまくりです。そしてそれを楽しんでいます。結果が遅れて付いてくるのを信じて。

ちょっと熱っぽく書いてしまいましたが、こちらの記事を読んでくださっている方にとって、少しでも気づきになったり共感を得られたら嬉しいです。

次回は「全てのビジネスパーソンに求められる「リスキリング」の重要性について」というテーマで投稿します。お楽しみに。

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