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やっと引越し 1

我が家のネパリ居候のDくん。

2月に4度目の大喧嘩をしたこともあり、いよいよ何とかしなくちゃと思ったのか、やっと「部屋、見つけてきた」と言ってきた。

あれ?ビザが1年を切っていたらアパートの契約はできないって言ってなかったっけ?このタイミングだと1年どころか1か月もないのだが。もちろん建前は1年なんだろうけど今まで7年(来日当初からお世話していた私からしたら7年という数字に感慨深い気持ちなるというもの)も日本にいるわけだし、不動産屋さんも部屋を借りてくれるならそれに越したことはないのだろうから、そりゃ貸してくれるわよね。今まで本気で探す気がなかったんだろうなあ。

で、部屋借りたんだからすぐ住みたい!っていう気持ちはわかるけど、電気もガスも契約しなくちゃいけなくて、ガスもガスコンロがなくちゃ使えない。なによりこれなかったら死活問題って言うwifiのことも何も考えていなくて、1日中しとしと雨の降る日曜日にビックカメラを行ったり来たり。ついでに自転車でかごいっぱいに私物を載せてこちらも雨のなか新しいアパートに持って行ったはいいが、部屋の鍵を忘れ、出直すという。。。
全く何をやっているんだか。

私に車を出してって頼めば一度にすむのに、妙なプライドがあるのか自分からはお願いしてこないところが憎らしい。私が気をきかせておぜん立てをするのを期待している節があるから、今回は意地でも知らんふりを決め込んでみた。

結局我が家に居候をしていたのは2年。1年は専門学校在学中の学生だったからこちらも承知の上の居候だったけど、卒業してからの1年は非正規とはいえ働いているんだから独立しなさいって言っていたのに、なんとなくそのまま居続けて1年経ってしまったという。。。

私がついでと思って洗濯やら掃除やら食事の支度をしちゃってたのが悪かったのかもと今になって反省をするけど、しょうがない。同居しているのにD君の分も食事を作らないと私が勝手に罪の意識を持ってしまうのよね。これっていったいなんなんでしょう?女の人の性(さが)?私が作るのはこてこての日本の家庭料理だから、口にあわないものもあるよね。食べてもらえなかったら食べてもらえなかったで、へこむし、それ以前に作らなくちゃっている圧?をひとりで勝手に感じて負担に思っていた。それが早く引越しして欲しかった理由のひとつかなあ。

あとはこれは国民性なんだろうけど、ネパール人の金銭感覚。支払いのタイミングだったり、親しい間柄でのお金の貸し借りだったり。自分の支払いをあとまわしにしても人にお金を貸してしまうのが、私にはどうしても理解できない。自分だってたいして余裕があるわけじゃないのに、食事代は友だちの分まで払ったりして、そりゃお金が足りなくなるというもの。たぶんネパール人っていいかっこしいなんだろうな。

もうひとつは時間の感覚。これは若いからなんだろうけど、とにかく夜更かしで、友達の誕生日会だと言っては食事にでかけて夜中の1時2時に帰って来るし、家にいても同じくオンラインゲームをしたり、電話をかけたりで、やっぱり遅くまで起きている。1時までならなんとか我慢できるけど、2時を過ぎると勘弁して欲しいってなるわ。しかもゲームをしてる時は熱くなって突然大きな声を出すからその声でびっくりしてしまうし。

そんなこんなでいざ別居(というのか?)するとなると、逆にもっといてもいいのにと思ってしまうあまのじゃく。さみしくなるだろうなあ。

って言っていて家賃滞納して逆戻りしてくる可能性もなきにしもあらず。

本当の親業の卒業はいつになることやらだわ。(もしかして一生卒業できないのかも)




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