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ゆっくりでも前に進めば、いつかは辿り着く

ここ半年間、自転車でいろんなところに行きまくっている。

神戸や大阪の酒屋や神社、ケーキ屋、スーパーマーケット、病院、公園などなど。

自転車は便利だ。徒歩よりも速いが、自動車ほどは速くなく、結構な距離を走れるのに、道すがら見落としてしまいそうな風景を「あっ!」と発見して、「サッ」と写真におさめることもできる。自動車が通れないような裏道を行くこともできて、そういうときに決まって新しい発見があったりする。The町中華的なお店やら。ガイドにも載らないようなThe町中華は炒飯や餃子が美味しいんだろうなあ。あくまでも想像だけど。

しかし自動車にも弱点はある。自転車は風に弱い。

最近は、出かける前に天気予報の風速と風向きを確認するようになった。風速(秒速)2メートルだと、無風もしくはそよ風程度で楽勝だが、風速6メートルともなってくると、「あゝ今日は覚悟して自転車に乗らないとな」と思ってしまう。

特に向かい風のときは、漕いでも漕いでも進まなくなる。(逆に追い風の日は、今日はなんて運が良いんだ!と思ってしまう)

向かい風の日に毎回思うのは「少しずつでも漕いで前に進めば、いつかは目的地に辿り着く」のだな、と。時間がかかってもいい。身体に負荷がかかってもいい。少しずつでも前進すれば、自分が考えているゴールに辿り着けるものなのだな、と。

これって人生にも言えることなのではなかろうか。

ゆっくりでも前に進めば、いつかは目的地に辿り着く。自分の道が開かれる。

…てなことを自転車に乗りながら、向かい風に抵抗してハァハァ息を切らしながら、いつも考えている。

明日からまた風が強まりそうでやだなあと思いつつも、こういう人生訓のようなことを考えて、自分を鼓舞して納得させているのである。

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