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組織は、リーダー次第で月とスッポン。 dangotv.jp

8月1日、月の最初の日の休日を利用して、久しぶりに故郷である明石市へ。実家で両親と壁越しの会話(笑)をしてご先祖さんに手を合わせてから、新しい月のキックオフをしようと明石の中心部へと繰り出した。

今日は、このところついていなというか、いいことが全然ないので、「ツキを変えたい」と思い、いつもとは真逆のお店選び。コロナ対策をコンセプトに、外から見て「お客が誰もいない店ばかり」を5軒ほどハシゴした。

上昇、明石。

お店からお店へ。お昼の魚の棚や、港の周り、明石の夜の街をひさしぶりにぶらぶら歩いただけでそれを感じたのだが、明石はいっときの衰退から完全に脱却したなと。コロナに沈んでいるだろうという予想に反して、さすがに人通りも少ないから「活気」ではないのだが、前向きなエネルギーを私は感じ取った。

「パワハラ」の濡れ衣で一旦辞任した泉市長が、市民の信頼は厚くやはり再選されて、彼のリーダーシップが発揮され、街がどんどん前向きに動いているのだ。私はお隣の街の神戸市民なのだけれど、愛する故郷の救世主である彼の大ファンなのだが、保育、教育、経済、住環境交通医療などの整備、福祉、墓地…、あらゆる面で、明石市政が打つ手や改革スピードは的確で早く、実際どんどん良くなっている。その見事なリーダーシップは、老いたりとはいえ明石市民である父も母もその働きの目覚ましさがわかるらしい。絶賛していたが、「保育・教育」の改革で有名なのに老人にもこれだけ感謝されたら大したものだ。

沈みゆく神戸

かたや明石海峡大橋を挟む形でお隣の神戸市、私の街だが、ここのところ地盤沈下が甚だしい。地域への愛のかけらもなく官僚から天下った久元という稀に見る無能の、まるで働かない市長を選んだというか例によって投票に行かずに当選させた神戸。大阪府知事の顔と名前、大阪市長の顔と名前は誰でも知っているが、兵庫県知事の井戸の名前は失言などでちょっと知られていても、神戸市長の顔も名前も誰も知らないと思う。だって、何もしないし、陰が薄いというよりちゃんと働いてないから。残念ながら、神戸市民は全国でもっとも選挙に行かない市民なので、無関心当選者がいかに無能で、いくら神戸が沈もうと、自業自得である。

コロナが残すことになる教訓

コロナ対策をめぐって、国が何もしないから自治体首長のリーダーシップがかつてないほどクローズアップされている。自治体は首長によって、街は、暮らしは、大きく変わる。明石と神戸のように、月とスッポンぐらいの差がついてしまうのだ。京都府と京都市もたいがい最悪だが。

みんなが、そのことつまり組織はリーダーによって全く変わるということを痛感し、このコロナが、国政や地方自治に関心を持つ機会になれば。無風であることに慣れてしまい、選挙にまるで出かけない神戸市民や京都市民も、さすがに選挙には行こう、真剣に現状を変えたいと思う時に、できることはリーダーを選ぶ一票を投じることだという原点に気がつけば。

実に情けないことだけど、それだけがコロナで残されたたったひとつだけの「いいこと」になるのかもしれない。

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