私は職業柄ほぼ毎日ジムに行きます。自分のトレーニングと情報収集の為です。

どちらも偏らないように、頻繁に施設を変えて利用します。

ジムにいけば必ず何人か知っているトレーナーやインストラクターと顔を合わせます。話すと色々な事を教えてくれます。

どこのジムも退会者が増えています。

退会者の多くは、会費だけ払って施設を利用しない幽霊会員だそうです。

反対に毎日通っていたハードユーザーの会員は高齢者でも退会せず、通い続ける人が多いそうです。

ここまでは予想がつきます、ですが問題は現在また増えているジムの退会者の退会理由です。

アンケートを取っているジムの社員によれば、退会理由の多くはスタッフへの不満が原因だそうです。

退会者の気持ちはこんな感じです。

利用者の多くは高齢者だが、スタッフは学生も含む２０代がメイン。

それにも関わらず、スタッフの勤務態度に緊張が見えない。

館内放送では会員にルールの徹底を促すが、当のスタッフはスタッフ同士で密になり談話をしている。

スタッフの多くは消毒作業ばかりしていて、運動で困っていても助けてくれない。

無料のサービスは制限されるが、有料のサービスはオススメされる。

信用ができない。退会しよう。

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もちろん、このようなジムばかりではないと思います。

ですが平常時なら特に気にされない事でも、今のような状況下ではそれがとてもシビアに評価されています。

全てのジムが尚一層、環境を見直す必要があるのではないでしょうか。

ならばどのような環境が求められるかと言えば、やはりスタッフが会員以上に緊張感を持つ事だと思います。

消毒や施設内の利用制限のようなうわっぺらの緊張感だけではなくて、スタッフ一同が健康施設のプロフェッショナルだという姿を見せなければいけません。

スタッフ間の会話は会員の前で極力避ける。

道具の消毒以前に自分の消毒と清潔な身だしなみを意識する。

トレーナーの本業は今まで以上にしっかりこなす。

など、これらをきちんとアピールするだけで会員にも緊張感とやる気が湧いてきます。

「ああ、流石、ジムのトレーナーだ。しっかりしていてカッコがいい！よし私も頑張ろう！」

となると思います。そしてソモソモそんな姿をお客様は見たいものです。

そこに施設への信用と尊敬が強まり、会員は安心して通い続けてくれるのだと思います。