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歴史時代小説書き方講座

今まで小説の書き方については、それに特化した書物をほとんど読まずに来ました。
読んだのは「ベストセラー小説の書き方」(ディーン・R・クーンツ)と「書くことについて」(スティーブン・キング)くらいでしょうか。
二人とも世界的ベストセラー作家でもあり、この二冊はいわゆる「小説の書き方」の範疇に入るのか疑問ではありますが。

そんな自分が参加しようと思い立ったのが「歴史時代小説の書き方講座」。これはリモートの講義で、講師は第27回松本清張賞受賞作家の 千葉ともこ 先生。
中国唐代を中心にした小説を著している御方。

第27回松本清張賞受賞作。今年6月に文庫化
長編第二作となる今年5月出版の作品

昨日12月17日に開催されて、有料の申し込みをすればアーカイブからまだ何度でも見られるはずです。

今までこういうものに触れずに来た自分には、予想を上回って楽しくも為になる一時となりました。

リアルタイムの受講だったので、チャット欄でした質問にも答えていただけました。
小説講座は十代の若い人も多いと説明してくれましたが、私が聞きたかったのは上の方なので、そこはスレ違いでしたネw

人物描写に重みを置くだとか、プロット構成のチェックの仕方とか、当たり前のようでいてそこまで考えが及んでいなかった部分への気づきもあり、自分の至らなさなど改めて思い知らされました。

その他に作家志望の仲間とか編集の知り合いがあると良いだとか、なるほどとは思いつつも、それこそ「小説の書き方教室」にでも行かないとデビュー前には望むべくもない環境だなぁ、と。
書いた物を読んでもらえる人は大切だけれど、なかなかそういう人から良い助言は得にくい、ともお話があり、そこは頷かされました。

個人的には、励ましてもらえるとは言え、辛辣な評価をしてくれなかったり、ここがこうだったら面白くなりそうと言ったアドヴァイスにも至らなかったり、と面映ゆく感じていたのも事実。
そういう意味では同志みたいな存在は大事なのかも知れません。

でも教室となると二の足を踏む自分がいたりします・・・・・

まだまだ自分は甘いのかなぁ、と反省です。

それも含めてプロの凄味を感じた2時間でした。

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