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2023.09.17 手話サークル③

風は吹いているけどまだまだ蒸し暑い日々だ。最近はよく眠れるしお酒も美味しい。エスニック料理が身体に沁みるね!

忘れないうちに3回目の手話サークルのことを。

サークルには月に1回ろう者の先生が参加することになっていて、今日は補助犬と一緒に来てくれた。目が不自由な人の補助犬は盲導犬、じゃあ耳が不自由な人を補助する犬は?


答えは「聴導犬」です。


まぁそうか。でも実際に出会ったことはありますか?私は今まで無かったんですよ。どんなワンちゃんが来るのかな?動物が好きなので楽しみにしていたら、先生と一緒に現れたのはふわふわのトイプードルちゃんでした。


えー!すごくびっくりした。人懐っこくて尻尾をぴょこぴょこ振ってご挨拶してくれる。あなたはこんな小さな身体でどんなふうに助けてくれるの?何ができる子なの?興味津々で家に帰ってから調べてみたら


2021年の段階で盲導犬が全国で861頭に対して聴導犬は56頭。そのうち神奈川県には5頭の聴導犬しかいなくて、さらに横浜市には2頭だけ。予算が少なく、調教師の方も不足しているそうです。


盲導犬は主にパートナーの外出を補助するけど、聴導犬は家の中での仕事が多い。警告音や赤ちゃんの鳴き声、チャイムや目覚ましの音や電話が鳴ったことに気付かない時に教えてくれる。でも先生の相棒まるちゃんはちょっとお寝坊らしく、目覚ましが鳴っても寝ていることもあるらしい。(かわいい)


盲導犬や聴導犬に出会った時、かわいいから思わず撫でたくなるけど彼らは常にお仕事中です。主人を守るために居るのに注意力が削がれて混乱してしまいます。パートナーが触っても良いと言ってくれてもまずは握った拳を鼻先に出して匂いを嗅がせて安心させてからにしてほしいそうで、それが礼儀だそうです。



その日は、耳が不自由な方の困りごとについての話がありました。耳が不自由と一言に言っても、生まれつき聞こえない方と途中から病気や事故などで聞こえなくなった方、少しは聞こえる方などで困りごとの内容が変わってくることがわかりました。


生まれつき聞こえない方の中には漢字の読み方や熟語が苦手な人もいて、だからドラマに字幕がついていても理解しにくかったりする。先生は方言が好きだけど、イントネーションやニュアンスがわからないから時代劇や方言のあるドラマは苦手という人もいるんですよ、と話してくれました。


あと文字や口の動きで会話するときに丁寧な言葉を使うと逆にわかりにくくなる場面があって

「いらっしゃいますか?」というよりも「居ますか?」という方がわかりやすい。手話だと「ここに」「いる」「どう?」というふうに表すことになるのかな?


「お住まいはどちらですか?」→「家」「どこ?」となる。


こんなふうに普段は伝えたいことを直接手話にしているので言葉にすると乱暴な言い方だと感じるかもしれないけど、もしかしたら丁寧な表現を知らないのかもしれないし、それが当たり前だと思っている可能性もあるから失礼な人だと思わないでほしい。


違う言語の世界に生きていることを理解してほしいと言っていました。



あとは日本語の文章を手話で表してみましょう、というのを色々やりました。


9月のサークルは今回で終わり。10月は社会福祉士の実習がたくさんあるので1ヶ月お休みして、11月から正式入会することにしました。


今週末は手話通訳士の方と一緒に手話カフェに行くので楽しみ!



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