元団地妻日記

団地に住む40代主婦。2022年春→夫婦暮らし。2022年夏→ひとり暮らし。2023年…

元団地妻日記

団地に住む40代主婦。2022年春→夫婦暮らし。2022年夏→ひとり暮らし。2023年9月→NEW!離婚 くいしんぼう。辛い食べ物と読書が好き。2023年春から通信制社会福祉士学生。よしお君→会社員&古着屋 長男→スペイン4年目 次男→シェアハウス2年目

最近の記事

読書日記 2024.03 「庭師 ただそこにいるだけの人」他、最近読んだ本

むっちゃん、残念なお知らせです。 さいきん簡単な読書記録をつけてたんだけど、このまえうっかり削除しちゃったんだよ! 購入した本、図書館で借りてきた本、読んだ本、積読になってる本、読書日記を書いた本、本の他にも見た映画などもリスト化していたのに・・・ うっかり削除って何?ゴミ箱に入っているならまだ救出する手立てはある!と、思うでしょう?でも、完全消去してしまったんです。 今思うとなんでそんなことしたのかな?と思うけど、ときどきこういうことをしてしまうんだよね。 もちろ

    • 読書日記2024031 「本心」平野啓一郎

      むっちゃん久しぶり!元気にしてるかな?? 今日はポカポカ陽気でとてもあたたかくなりそう。そろそろ桜も咲いてくるね。 うちのベランダから桜が見えるんだけど、ちょびっとだけ咲いてきたよ。 上からながめる桜もすごくきれい。今年はむずかしいかもしれないけど、いつか見に来てね。 さて、今日は平野啓一郎さんの「本心」です。 だいぶ前に出版されて、今は文庫も出ていると思う。 通勤の時間に読むのなら文庫が良いかもね。なかなか厚みがある本なので。 テーマは「愛」と「AI」です。たぶ

      • 20240204 今週日記

        1月。 仕事はじめが遅かったからのんびりしたと思ってたけど、その前にボランティアに行ってたからそんなにゆっくりしてたわけじゃなかったみたいだ。 年末年始、実家という場所がない元子どもたちの中には少し不安定になる子もいる。クリスマスとかバレンタインのような、行事にのっかれないという問題ではなく、そのことを突きつけられる時期だから。 世の中には進学や就職で実家に帰らない人もたくさんいるけど、そういうことじゃないんだ。 大人数の家族くらいの人数で、あたたかいお鍋を食べたり色

        • 読書日記「小説・捨てていく話」松谷みよ子

          むっちゃんは童話や児童文学を読むことがある?私は自分が子どもの頃はあんまり好きじゃなかったんだけど、子どもと図書館に行くようになってからよく読むようになったよ。 昔読んだものも、今改めて読んでみると面白いと感じる部分もちがってきて、それも興味深いことだよね。 少し前に同年代の本好きの人と話していたんだけど、高校生くらいの時に「すごくすてき!」と思って読んでいた本なのに今は受け付けなくなっていたりすることがあるよねって。 あれはどういう現象なのかな?あまりにも思春期がよみ

        読書日記 2024.03 「庭師 ただそこにいるだけの人」他、最近読んだ本

          読書日記「罪悪」フェルディナンド・フォン・シーラッハ

          前回「犯罪」に引き続いて「罪悪」です。タイトルも続いていて洒落てるなーと思います。ドイツ語がわからないから原作のタイトルがどうなっているかわからないけど。 今回は、刑事事件専門の弁護士の語りという形式をとっている15の連作短編集です。一作目に比べると一遍がだいぶ短く、内容もなんとなく(なんとなく)マイルド。読みやすいかも。でも私は前作の方が好き! どういう事件が出てくるかというと・・・ ・平和なふるさと祭りに突発したブラスバンドの男たちによる集団暴行事件(犯人が・・・!

          読書日記「罪悪」フェルディナンド・フォン・シーラッハ

          読書日記「犯罪」フェルディナンド・フォン・シーラッハ

          むっちゃん、この本はね、とっても暗くて重いんだけど、すごーくすごーくすごーく面白いので、時間がたっぷりめにあるとき、暗い話を読む勇気のある時、一人の時に読んでください。 今から10年くらい前にドイツの刑事事件専門の弁護士によって書かれた本で、犯罪専門の弁護士が現実に起こった事件をもとにして、様々な罪を犯した人たちを描いた15の短編集です。 犯罪を犯したんだから「悪い人」であることは確かなんだけど、どの話も「うーん」と唸るくらいよくできているんだよ。ミステリーとかではなくて

          読書日記「犯罪」フェルディナンド・フォン・シーラッハ

          読書日記「散歩するネコ」群ようこ

          これは群さんの「れんげ荘物語」というシリーズの最新作だよ。前作までを読んでいてもいなくても楽しめるけれど、気になったらシリーズで読むのも面白いと思う。 私は古本屋さんでシリーズの最初の本を手にしてから出会うと読んでいるんだけど、軽く読めてすごく楽しいです。その最初のはどこに行っちゃったかな?探してみないと・・・。 ざっくりしたシリーズ全体のお話は、実家暮らしでバリバリのOLをしていた主人公がほとんど衝動的に仕事を辞めて家まで出てしまって、ボロボロの部屋(れんげ荘)を借りて

          読書日記「散歩するネコ」群ようこ

          読書日記「くもをさがす」西加奈子

          有名な作家さんだから、むっちゃんも1冊くらい読んだことがあるかな? 私は初期の作品はほとんど読んだと思うんだけど、あるときから遠ざかっていて久しぶりに読みました。主人公の勢いとか気持ちが強すぎると感じたんだよね。その時の自分にはちょっと重たいような。そのときの自分がほしいものってあるから。 本は出会いなので、むっちゃんもその時の気分に合わせて読んだり読まなかったりしてください。 これは作家本人がカナダで暮らしている間に乳がんが見つかってから、その治療の様子や心の動きを描

          読書日記「くもをさがす」西加奈子

          読書日記「編めば編むほどわたしはわたしになっていった」三國万里子

          むっちゃん(仮名)は編み物をするのだっけ? この本は編み物がすごく上手な人が書いたエッセイだよ。有名だからどこかで作品を見かけたことがあるかもしれない。どうしたらこんなにかわいくセンスの良いものを作れるんだろう?と思う。 わたしのお友だちで編み物の先生でもある人の作品もなかなかすごいです。すごくすごくかわいい。色合わせとか素材とかの選びかたにセンスがあるんだよねぇ。 そして、編み物ってさ、ふんわりとほほえみながら癒されるような空間でするようなイメージでいたんだけど、やっ

          読書日記「編めば編むほどわたしはわたしになっていった」三國万里子

          読書日記「夜に星を放つ」窪美澄

          むっちゃん(仮名)明けましておめでとう!お正月は会えなくて残念だったけど、元気にしていることがわかってよかったよ。 本の紹介をしていなくてごめんね。今年はもう少し真面目にやろうと思います。 お正月休みに、今年こそは読んだ本や買った本を記録しておこうと思って、ずーっと昔に作った読書リストを見てみたんだよ。 2016年に作ったものが出てきたんだけど(今から8年前だね)、7月までで更新が止まっていて、その時点で78冊読んでいたよ。年間100冊くらいかなと思っていたけど思ってい

          読書日記「夜に星を放つ」窪美澄

          20240131 今さらの明けましておめでとうございます!

          2024年の1月さいごの日。もはや明けましておめでとうはとっくに過ぎたけど、そして1年の始まりの日にはもう大きな出来事があったので手放しでおめでとうという気分にはなれないけど。それでも2024年を迎えたことにおめでとうと言いたいです。 さようなら2023年、ようこそ2024年! 2023年の10月から更新していなかったので思い出をざざっと。 10月は勉強していることの実習があって、だいぶ大変でした。仕事、実習、ボランティア、スクーリングを繰り返すうちにあっという間にひと

          20240131 今さらの明けましておめでとうございます!

          読書日記「まほろ駅前番外地」三浦しをん

          初めて読んだ「三浦しをん」の本は何だったっけな? ちょっともう思い出せないけど、20年くらいは経ってるような気がする。著者はだいたい同年代なんだけど、名前だけ見たら男の人か女の人かわからないよね。さて、むっちゃんはどちらかわかるかな? 明らかに女の人だなとわかるやわらかい文章の作家さんもいいけど、どちらともとれないような文体の作家さんも良いよね。逆に、村上春樹は雄々しい文章ではなくて、中立的な文章ではあるけれど、作家の性別を迷ったりはしないよね。あれは男の人が作家だとわか

          読書日記「まほろ駅前番外地」三浦しをん

          読書日記「月の立つ林で」青山美智子

          ねぇ、本の帯って読むタイプ? 私はジャンルとか内容がざっとわかるし帯の文言で惹きつけられたりするから見ることは見るんだけどさ「泣けます!」とか書かれてると、うーん、若干、やめて〜と思う。 「泣くか泣かないかは私が決めるから!」とあまのじゃくに思ったり、読みながら「泣ける場面ってこのへんのこと?」とかチラチラ考えてしまうから。 この本の帯にもそういう感じのことが書いてありましたね。でも、まぁ泣くか泣かないかは本人の自由なので。 「お探し物は図書館まで」とか「赤と青のエス

          読書日記「月の立つ林で」青山美智子

          読書日記「いえ」 小野寺史宣fuminori

          11月になったね。 金木犀の季節はあっという間に終わり、いまは文化の日がある三連休だよ!むっちゃん(仮名)は仕事かね?連休だとサービス業の人は忙しいんだろうね。海外からのお客さんもたくさん来る?? 私は子どもの行事と関係なく過ごすようになってから曜日とか休日の感覚がにぶくなったよ。ときどきfacebookが「⚪︎⚪︎年の今日」みたいな画像を連れてきてくれるんだけど、それを見るとびっくりする! 西暦の数字を見ると数年前だなと認識するのに、画像を見ると「え?もっと昔じゃない

          読書日記「いえ」 小野寺史宣fuminori

          読書日記 「流しのしたの骨」江國香織

          金木犀の季節がやってきた!!空気もカラッとしていてとにかく歩いていたいようなすごく良い季節。昼も夜も散歩が気持ちよくて、とにかくいっぱい歩いています。  そうだ、今月から社会福祉士の実習が始まったのですごく忙しい。仕事、実習、仕事、実習、仕事、ボランティア、仕事、、、という感じ。 今日の仕事は午後からの絵画教室だけだからちょっとのんびり。ハロウィンの衣装を着たかわいい子たちに会えるのが楽しみ! 休みはないけど、合間に友達と会ったり一人で呑みに行ったり、それなりに息抜きを

          読書日記 「流しのしたの骨」江國香織

          読書日記 「たとえば、葡萄」大島真寿美

          うちにたまに来ていた居候的な子が、今月で地方に移住するらしい。葡萄畑がたくさんある場所なんだって。ワインがおいしいんだろうなー。いつか行ってみよう! わたしの実家もすごく田舎で緑がたくさんあるけど、地方の緑はその自然のあり方や緑の色の濃さが少しずつ違う。 当たり前だけど、国によってもぜんぜん違う。光とか空気の匂いごと、なんとなーく身体の奥が記憶している。 東南アジアの、もわーっとしたスコール後の湿気がたっぷりの緑は、息苦しいほどだけど強く香る。 ヨーロッパは空気が軽く

          読書日記 「たとえば、葡萄」大島真寿美