先日のアナハタチャクラの記事から私の中でチャクラブームがきています。

今日は、人間のエネルギーボディに存在するとされる「エネルギーの渦」または「ホイール」、「生命エネルギー」または「プラナ」が体を流れる「エネルギーセンター」または「ポイント」とされている7つのチャクラの１番目ムーラダーラチャクラについて書いてみたいと思います。

ムーラダーラチャクラ（Mūlādhāra Chakra）は、根底のチャクラ、あるいは、ムーラダーラは、また、根本のアダラ[adhara]、ムーラ[mura]、パトマ[padma]、ブラフマ．パドマ[brahma padoma]、ブーミ．チャクラ[bhumi chakra]として知られています。ヨガや瞑想における7つのチャクラ（エネルギーセンター）の１番目にあたり、チャクラの中でも最も濃厚な、命の根底の象徴する、大地の要素と関連しています。

人間の生命力や基本的な生存本能に関連していると言われています。ムーラダーラチャクラは、ヨガと瞑想の伝統における7つの主要なチャクラの中で最も地に足をつけたチャクラで、私たちの存在の基盤とも言えます。"ムーラダーラ"はサンスクリット語で「ルート」または「基礎」を意味し、このチャクラは私たちの生命力や基本的な生存本能を象徴しています。肉体的な存在と地球との接続を表現し、生物としての生存と安全性、命のエネルギーを司っています。

ムーラダーラチャクラは体の最下部、骨盤の底に位置しています。下方に向かって開いている肛門と生殖器の間、関連する脊髄は第四仙椎、関わる内分泌腺は生殖系、このチャクラは赤色で表現され、そのシンボルは4枚の花びらの蓮華、4枚、四つの方角と至福の様子の性質を象徴、赤色は生命力と情熱を象徴してます。

インド神話の中ではムーラダーラチャクラは全知全能の創造神のブラフマ[brahma]、創造者と守護神のダキニ[dakini]がムーラダーラチャクラと関連する神とされています。

ムーラダーラチャクラは私たちの感情の安定性や生命への欲求、自己の存在に対する信頼感と繋がってい流と言われています。このチャクラが健康でバランスが取れていると、人は安全安心という感覚を実感し、生命への強い欲求と生存本能が溢れるようになるとされています。逆に、このチャクラがブロックされているか不調であると、不安、恐怖、自己否定、生存に対する恐怖を経験することがあるとも言われます。

ムーラダーラチャクラのバランスを取り戻すための方法はいくつかあります。

・瞑想：しずかの部屋か野外、赤い布を敷いたり、赤い花を目の前に置いたり、色を可視化して、地球との直接的な接続（裸足で歩く、自然に触れるなど）の状態で行うことをお勧めされています。

栄養バランスの取れた食事：（特に赤い食べ物やプロテイン豊富な食べ物）が含まれます。このチャクラを強化するには、自分自身と生命への感謝の意識を持つことも重要とされています。

それから、特定のヨガのポーズ（特に地への強い接続を促すもの）を行うことによって、ムーラダーラチャクラのバランスが整われます。例えば、トリコナ・アーサナ（三角のポーズ）、ガルダ・アーサナなど。大地に根を張る感覚を得られるスタンディングのアーサナがお勧めです。

ヨガアーサナを行う際にもし可能であれば、ぜひ、目を閉じて行う体験も味わってみてください。あえて視覚（目から入ってくる情報）をカットすることによって、より明確に足底を感じることができ、足からの情報をもっとスムーズに脳へ届けることができます。そうすることによって一層アーサナの効果を多く得られることができます。

※正し、ぜひ安全な場所を確保した上でお願いします。
もし目を閉じることに不安を感じる方は、
ぜひ、無理のないように目が開いた状態で慣れてからお願いします。

最後に。ヨガアーサナ（ポーズ）プラックティスは、シンプルではありますが、確実に効果を得るためにはとっても繊細な注意が必要です。できれば、初心者の方は安心できるスタジオを見つけて、リアルタイム信頼できる経験値のある指導者に教わることをお勧めします。