日記 11/30 渡部さん復帰の番組を見て/宮台真司襲撃事件を受けて

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めちゃくちゃよかった。

おもしろかったし、渡部さんの復帰に向けてうまく構成されてる感じがした。愛がある優しいイジリ。


あとは、千鳥の2人の操り人形芸が構造としてうまいことできるなぁと思った。

人形側(ノブさん)が強いセリフを言ったとして、それは人間側(ダイゴさん)が「こうやったらおもしろくなるやろ」をやっていると感じられるし、人形側(ノブさん)がそれを言ったのは人間側(ダイゴさん)のせいだと感じられる、そんな構造になっている。

だからある程度はつよい言葉を使っても、どちらにも「人間(もしくは人形)のせいだしな」という力が働いて、やわらかい感じになる。

TV武道。



あと、社会学者の宮台真司さんがナイフをもったやつに襲撃され重傷を負ったことを受けて、昨日はかなりショックを受けていたらしい。

それを昨日書いた自分の日記を見て知った。「あぁ、かなりダメージを受けていたんだな」と。僕にも人の心がちゃんとあるらしい。死んでほしくないひとがいる。

昨日はダメージを受けたなと思いながらも、そんなにつらくないような気がしていて「俺って人間味がないのかも」とか思っていたのだけど、ちゃんとダメージを受けていた。平気なような顔をしていただけだったようだ。まったく気づかなかったな。

感情を切り離すようにしているところがあるのかもしれない。そういう辛さが自分の中にあることに気づけなかった。

とりあえず手術は成功したらしく、ご存命ということで喜ばしくはあるのだけど、宮台さん個人を狙った犯行のようなので、背景を想像すると暗い気持ちになる。


個人的にすごくイヤな感じがするのは「宮台真司は安倍晋三を殺した犯人を擁護している」という言説を信じているひとが多数観測されたということだった。

彼は構造的な話をしたにすぎず、暴力を許容する発言はしていないと思うのだけど「弱者の自己救済は仕方のないことでそういう場合には暴力は許されるんだ」という風に捉えられてしまったのかもしれない。



色々考えてしまうことがあり、書きたくなってしまうのだけど、すべては憶測にすぎないので書くのを控えようと思う。たくさん書いたけど、すべて憶測にすぎなかったので消しました。

ただ、ひとつだけ「うらみを買わないようにして、うらみを中和できるようにしておこう」とだけ書いておきたい。なるべく敵がやってこない状況をつくっていきましょう。世の中はストレスを発散する先を求めるゾンビであふれていると思うので。



ともかく宮台さんが一命をとりとめたことに感謝し、犯人が一刻も早く逮捕されることと、彼と彼のご家族に危害が及ばないように祈ります。

まだ事件は終わっていない。

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