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グレード更新

ボルダリング男子の次男(小2)が初めてのグレード(4級)を登り切った!これには僕も驚いた。次男の成長を強く感じる一日となった。

次男が通うボルダリングジムのお客さんの多くは大人である。故に、それぞれの課題は大人が登ることを想定し設定されている。ましてや、4級の課題を小学低学年で登ることはほぼないので、そもそもリーチが届かない課題がほとんど。(最も簡単な課題は10級からある。普段はほとんど登らない僕が時々やると7級の課題を登るのが精一杯である)

そんな中、前日に次男と同い年で、同じくらいの頻度で通っている男の子Y君が4級の課題をやっている姿を見て触発されたらしい。ジムに行くと「この4級の課題、今日頑張ってみる」と言い出したのだ。

5級の課題がいくつかクリアできるようになっているが、4級の課題にはこれまで触ったこともなかった。そもそも「別次元のレベル」と思っていたので、「やってみる」という発想もなかった。しかし、Y君が挑戦している姿から、「自分も」と思わせてもらえたのだろう。うん、その気持ちはとても大事だ。

やっぱり同い年にライバルがいると刺激を受けるし、競いたいんだな🤔

4級となると最初のスタートすら難しい。
ボルダリングは決められたホールド(取っ手)を両手で把持するところからスタートする。この最初のホールドが小さかったり、滑りやすかったり、足の位置を工夫しないと持てなかったり、まずはスタートの姿勢から大変。(素人の表現なのでお許しを・・・)

何とかスタートの体勢を取れたとしても、次の一手を取るのも大変。凹凸もないホールドで、もし僕がその課題を挑んだとしたら、「これ、どこ持つねん!?吸盤でもないと持たれへんやん!!」みたいな感じ。それを足の位置や身体の角度、手の向き・・・など、様々な工夫を凝らしながら、そのホールドを把持し、次の一手を出す。

そうやって乗り越えていき、ゴールまであと二手というところのホールドがどうしても身体を止めることができない。スローパー(丸っこくてツルツルしている)というホールドだ。これこそ本当に吸盤が必要なやつ。コイツがどうやっても身体が流されて落ちてしまう。

何度も何度も挑み、スローパーで跳ね返されてしまう。僕が「○○店長さんにアドバイスを貰ったら?」というが、「自分で考えてクリアしたい。もう少し頑張る!」と。

『自分で考えて、工夫して、実践する』
それができるようになっただけでもホンマ立派になったもんやな^^

どれだけ思考錯誤してもなかなかクリアできない。でも、あと何かが合致すれば行けそうな感じ。いよいよ「○○店長さんに聞いてみる」と。

すると店長さんは事務所でずっと作業をしているのかと思っていたら、実はちょくちょく見ていてくれたようで、「自分でよく頑張っとったやん。しかも4級。すごいやん。」と褒めてもらえた。

店長さん
「こうやってみてはどう?」
次男
「それはやってみました。で、こうやってみたけどダメでした。」
店長さん
「そうか。なら挟みこむようにしてみたら?で、足はこの角度。」
次男
「なるほど。確かに安定しそう。それやってみます。」

ざっくりこんな感じの会話をしていた。店長さんとそんな議論をしているところが何とも頼もしい。

その後、一番の難所を何度か練習していると、アドバイス通りの動きを再現し、ようやくスローパーで身体を止めることができた!!

店長さん
「おー、その動きや。すごい!!ほんならスタートからやってみよ。」

もう何度も挑んだので、スタートはサラッとできる。この時点でスゴイんよね。そこから難所までは難なく登る。そこから、何度も跳ね返されたスローパーに手を伸ばし、アドバイス通りの動きをして・・・「止めた!!おー、すごい!!!」

で、あと一手先のホールドまで慎重に手を伸ばし、足も滑らないように気を付けて・・・つ、つ、ついに「ゴーーーーーール!!!」

周りで見ていてくれてた常連さんたちからも拍手が。

カッコ良かったよー!!!
ホンマよく頑張ったなぁ(*^^*)

スタート!!
左足のホールドはちっちゃく、
右足は壁を押さえつけてる。
左上のホールドに手をかけるために
微妙に身体の向きを変えていく。
持ちにくいホールドに体重をかけ
少しずつ身体を上げていく。
このホールドも持ちにくい。
少しでも手がかかりやすい場所を
持って身体を支える。
持っているホールドも
足のホールドも不安定。
でも何とか踏ん張っている。
右手で取りに行っているのが、
例のスローパーというホールドだ。
サラッと身体が安定しているように
見えるが、グッと挟み込むように持ち、
足場も小さい。あと、一手だ!!
ゆっくりスローパーに両手をかけ、
最後はゆっくりと次のホールドを
両手に持ち何とかゴール\(^o^)/

将来はオリンピック、なんて大きな夢を話してくれる♪
夢はデカく持ってるくらいで丁度良い。(僕もプロ野球選手って言ってたなww)

これからどんな成長を遂げるか楽しみだ!!どんどん挑戦していこう!!!

最後まで読んでいただきありがとうございます😊


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