頑張るモードとリラックスモードの切り替えを、身体からしてみる①
おむすびです。
1人で頑張るんじゃなくて、みんなで体験を語り合えたらいいなと思います。
不登校の時は、子どもの安心感を育むといいます。
じゃあ、どうやって?
一生懸命そうしたいとお母さんが思っても。
一生懸命愛情を伝えても、普段通りを心がけても。
押しすぎると、プレッシャーになるからと思いながら
気持ちを尊重しようとしていても、難しいとき。
子ども自身も、きっと。
頑張っても、頑張っても
なかなか心がついていかない時。
そんな時は身体からほぐしてあげると、
心もそこにすこし乗っかってくれるかもしれません。
私はもともと医療系の人間なので、
つい身体の改善に目が向きがちではあるかもしれませんが。
リスクなく、試せる一つの方法として、
合うかどうかは人それぞれね。
身体が整えば、心はゆとりを持てるし、逆もまたしかり。
今日は、自律神経系のバランスを整えるお話です。
ポリヴェーガル理論
この理論はトラウマケアに対しての心理学的な手法みたいです。
トラウマなんて聞くと、大ごとのように感じますが、
学校にいけないときの気持ちって、
本当はした方がいいと思っていることに
頑張っても頑張ってもできないくらい。
心が「もう限界だよ、助けてよ」って、悲鳴を上げていると
いうことが多いんじゃないのかなって思うのです。
それって一種の、トラウマ的とも言える体験かもしれなくて。
身体もとても緊張していたり、血圧が下がったり、
朝起きられない。
学校に行くことを考えると足がすくむなんて、
身体症状として表現する子も多いように思います。
そんな時は、身体が逃走モードや省エネモードに
なっているのではないかなと。
そして、そんなわが子を見ていたら
お母さんも、心が安心できなくなったり、
キューっと締め付けられるような気持ちになることもあるかもしれません。
そんな心を、頭でわかってコントロールしても
ままならないときは、お母さんも一緒に
身体に優しくしてみるのも一つの方法かもしれませんね。
何かを学ぶのも、新しいことにチャレンジするのも。
人として向上したいとか、
自分や他者のために幸せでありたいと思うことは、
安心が土台にあって、その上で自分自身をよく知り
その自分の生かし方を知っていくことの上にあるように思うのです。
交感神経と副交感神経のメリハリ
こちらの本を参考に。
交感神経は、ぐんと頑張っているときに、
がむしゃらに、ぐわーっと何かに打ち込んだり。
頭にかーっと血が上っているような闘争モードだったり。
全力で逃げるとき。
カフェインなどの刺激でも優位になったり。
副交感神経はリラックスモード。
一人でほっと一息とか、夜ゆっくり眠る時とか。
安心して人との繋がりを持つようなときも優位になるようです。
交感神経がたかぶりすぎると、ぐっと副交感神経が入って
しまうこともあります。
ちょっと、例があれですが。
おトイレにいっていきむ時に、お腹の調子がよくないと
めまいがしたことがある人もいるかもしれません。
あれは、力をいれて、
交感神経が優位になりすぎたから、
副交感神経にスイッチがはいって
迷走神経反射が起きていることが多くて、
血圧が下がったりしています。
交感神経がたかぶった状態が続くと、フリーズという
固まる状態になることがあります。
野生動物が襲われて、逃げられない時などに
痛みを感じないくらいに意識を飛ばしてしまうような状況だそうです。
もうその時は、生物として究極、命がけの危機を感じている。
この交感神経と、副交感神経のパターンって
クセになることもあるみたいで。
だから、危機が去ってもフリーズに入りやすいとか。
すると、チャレンジしたくても動けないとか。
わかっているのに、身体がいうことを聞かないなんてことが、
神経の方からの反応で起きてくることがあるかもしれず。
脳も、意思でコントロールできるところと、
もっと本能的なところと刻まれる記憶の場所が分かれていて。
幼少期からの記憶が奥にあって、なかなかパターン化して
いるものが変えられないなんていうのもそういうことかと思います。
それをほぐしてあげるのに、身体から安心を感じてあげること。
それを神経に教えてあげることも効果があるそうです。
って、今日はさわりになっちゃった~。
具体的なお話はまた次回。
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