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渋沢栄一の「論語と算盤」読んでみた②

シリーズ第2回目以降はこの本で紹介されている一部を切り抜きながら教訓を書いていこうと思います!

みなさん「志」は持ってますでしょうか。志とは「自分が社会の何かのために一生を貫いて成し遂げたい目標のようなもの」です。

大半の人は目の前の仕事に縛られて、こんなものかということで、自分の本当に得意なこと、やりたいことでないことを気付かぬ内にやってしまいがちです。

私も気を抜くと目の前のことでいっぱいになっちゃうなぁと思いながら…

これでは志を立ててるとは言えないと。

ではどうやって志を立てるか。

著書によると、

「その工夫としては、まず自分の頭を冷やし、その後に自分の長所とするところ、短所とするところを細かく比較考察し、その最も得意とするところに向かって志を定めるのがよい。またそれと同時に、自分がその志をやり遂げられる境遇にいるのかを深く考慮することも必要だ。たとえば、身体も強壮、頭脳も明晰なので、学問で一生を送りたいとの志を立てても、そこに経済力が伴わないと、思うようにやり遂げられないような場合もある。」

だからこそ「これならどこから見ても一生を貫いてやることができる」という指針を慎重に決めることが重要だと書いていました。

そして、根幹が決まれば、その枝葉となる小さな志を日々「大きな志からはみ出さない」ように工夫することが必要です。

ちなみに孔子はというと、論語の中でも有名な以下の一節で

「吾、十五にして学に志す(わたしは十五歳で学問に志した)
三十にして立つ(三十歳で自立した)
四十にして惑わず(四十歳で迷わなくなった)
五十にして天命を知る(五十歳で天命を知った)」

というものがあります。

もう十五歳で志を立てている!!!

学び、学問が必要なことだというのはその年齢で分かっていたのです。

そして30にしてそれを成し遂げる実力を身に着け、40で何にも動じず、だと書かれています。

志を立てるためには、自分に対する学びが必要です。イコール人間形成ですね。

ここの学びが重要視されているのが論語です。そしてこれを身に着けるのは一筋縄ではいかないのも事実です。

人間形成がいかに大事か…

完璧な人間なんていませんが、毎日少しでも自分の人生に向き合う時間を作っていかないといけませんね。。。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!