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傷害罪で現行犯逮捕されそうになった

ツイッターをフォロー頂いている方々にはこの度大変ご迷惑をお掛け致しました。急だったにも拘わらず、ご支援を賜り心から感謝申し上げます。誠に有難うございました。皆様のご支援ならびにご助言に助けられました。現在は、何とか猫と一緒に実家に戻ることが出来ました。
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さて、今回の事の経緯に関して、簡単にではあるがご説明させて頂ければと思う。


同居人との関係

同居人とは元々交際をしていた。
何故「元々」なのか。今年の1月、私、同居人、共通の女友達の3人で私の自宅で酒を飲んでいた。3人ともかなり酩酊しており、私はそのまま眠ってしまった。目が覚めると、同居人と女友達が目の前で性行為を行っていた。この出来事によるショックで私は精神的に大きな打撃を受け、自殺未遂や自傷行為を繰り返すようになった。会社員生活はもとより、“普通の生活”もままならなくなり、外出することすら困難な状態に陥った。責任を感じた同居人は、私のことを養うことで罪滅ぼしをすると言った。私は彼に縋るほか選択しが無かった。
同居人が暮らしていたのは東海地方にある県で、私は都内からそちらへ住居を移すことになった。

同居人は良くいえばパトロンのような存在になり、経済的に完全に依存している状態だった。noteを始めたのは、社会との接点を少しでも取り戻そうと思ったこと、また文筆活動で投げ銭が得られるので、ここから少しでも収入が得られたらと思ってのことだった。


8月14日

同居を開始した時点で既に愛が冷め切っていた私と、ただ自己犠牲に徹していた同居人とのあいだで些細なすれ違いが重なり、大きな口論に発展。同居人はこの台風の中、今すぐ出て行けと言い、掴み合いの喧嘩が始まった。男性からの暴力と怒鳴り声に恐怖を覚え、私は包丁を取り出した。同居人はすぐに家を飛び出し、その背中に(当たらないよう)包丁を投げた。
その時点で同居人は警察署に電話を掛けており、間もなく5、6名程度の警官が自宅に上がり込み、「傷害罪の現行犯で逮捕する。手錠」と言われた。泣き崩れ、事情を説明すると、「聞いている話と違うから、逮捕はやめておく。その代わり、署まで来て事情聴取させてもらう」と言われる。

その後、事の顛末を複数の警官に代わる代わる説明する。どこを殴られたか、どうしてその傷は出来たのか、といった傷害に関する質問がほとんどだった。事情聴取と聞いて想像するような、罵声による圧迫や脅迫紛いの聴き取りは無く、同い年だという警官は「どんな猫飼ってるの?」「好きな音楽は?」といった他愛ない話をしてきた。「打首獄門同好会好きそう」と言われた。名前だけは聞いたことがある。よく分からないので「椎名林檎が好き」とだけ答えた。


8月15日

同居人と私の主張が嚙み合わず、恐らく疑わしきは罰さずということなのだろう、逮捕は取り下げられた。事情聴取が終わったのは午前1時半頃、一旦当座の荷物だけ取りに帰ることになった。形式上は和解したとはいえ、これでまた同じ場所に帰し、殺人事件にまで発展してしまった例もあるため、同居人とは接見禁止ということだった。荷物は既にまとめてあったので、それは後日同居人から宅配便で発送してもらうことになった。
ノートPC、猫のご飯、化粧道具、1日分の着替えだけトートバッグに詰め、猫もキャリーバッグに入って貰い、警察署に戻る。待合室のソファで1晩明かすことに。

起床したのは午前7時頃だった。警官から「新幹線は今日は終日運休なので、実家(都内)には帰れない。今ならまだ台風も来ていないから、ホテルなりネットカフェなりで1日泊まって、明日帰るといい」と言われる。ペット可のホテルはいくつか見つかるが、どれもチェックイン時刻が午後15時前後で「そこをなんとか」とお願いしてみても受け入れて貰えず。
仕方なく、近くのネットカフェに避難。会計がすべて自動精算機で、店員と鉢合わせになることが無かったのが幸いだった。猫が居ることもバレず、一人分のリクライニングシートが収まるだけの、狭い室内で、数時間置きに目を覚まして猫にご飯をあげながら、ネットをする気にもならず終日寝ていた。猫のトイレが持ってこられず、何度も移動したりキャリーバッグに押し込んだり、慣れない場所に連れてこられ、本当に可哀想な目に遭わせてしまった。

そういえば、帰される前にパケに入った錠剤を提示され「これはなんだ」と訊かれた。猫が先々週怪我をしたので、それの抗生剤だった。素直にそう答えた。パケのまま渡されたのは私も笑ってしまったが、やはり疑われたか。
それにしても、違法な薬物はもうやっていないとはいえ、下手に何か持っていなくてよかった。もっと面倒なことになるところだった。やはり薬物は、コストが掛かっても蓄えておかないほうがいい。何があるか分からないから。


8月16日

朝5時にネットカフェを後にし、始発で新幹線に乗る。キャリーバッグの底面にトイレ用のシートを敷いておいたら、そこにおしっこをしていた。ネットカフェの床にも出来たのに、本当にこの子はどこまでもいい子で、こんな人間に飼われたばかりに申し訳ないと心の底から思った。
昨日終日運休していたので混雑するかと思ったが、指定席のチケットもすぐ購入出来たし、車内もそれほど混雑していなかった。始発にしたのが正解だったのかも知れない。

品川駅で下車。約半年以来の東京。生まれ育った街。やっと戻って来られた。何だか3、4年くらい帰っていなかったような気がする。山手線、広い車内、デジタル広告、色んな人が居る。会社員、モデルのような女、隣には半グレっぽい男。金髪タトゥーでも浮かない。私にはやはりこの街しか無い。
久々の実家。それこそ5年振りくらいだろうか。場所はよく覚えていた。室内の汚さに閉口した。直近まで住んでいた家が広く、物もだいぶ処分していたから余計汚く感じる。しかしこれは仕方ない。母も精神的に病んでおり、家事がほとんど出来ないのだ。特に掃除が出来ないといっていた。その気持ちは私にもよく分かる。部屋には、私の大学時代のノートやテキスト、もう着なくなった衣類なども溜まっている。掃除をしなくては。
実家には、母と兄が居る。2DK(で合っているだろうか)の狭い賃貸マンションで、一人暮らしをするまで私は母と同室だった。兄は働いてはいるがスーパーの棚卸で、これでもかなりギリギリの生活なのだろう。

一番の問題は、この物件がペット可では無いということだ。急ぎでペット可物件を探してくれるそうだが、ここでも障壁になるのは金。家賃。ああ。母は私とまた一緒に暮らせるのは嬉しいが、私を養うならば家賃は現在より上げるのは難しいという。ああ。どうして私は社会生活が営めないのか。在宅で出来る仕事を探すべきか。焦るといいことが無い。障害年金を真面目に検討したほうがいいだろう。新しいメンタルクリニックを探した。どうにかしなくては。どうにかしなくては。

そういうわけで、どうか、100円でも構わないのでサポート頂けないだろうか。宜しくお願い致します。
明日からはまた、散文詩など載せていきたい。

無職を救って下さい。