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『評価』ができないと言わないで、介入する目的は考えよう。

『評価』ができません。という場合に良くみられること。

考えや、行おうとしていること、すべての流れを確認し、どこで躓いているのか、わからないのかを確認する作業から入る。

だから、時間がかかる。

よく使う言葉ですが、基礎からの『ティーチング』からすべて行うとなると、学校の先生が行っている業務内容に近くなり、まずは自分自身で『学ぶ』姿勢、少しでも『知識』を増やすことも最低条件となると感じます。

そこから『わからないことを認め』『わからないことを聞く』ことが重要となってきます。

自分自身の成長を止めないようにするために、大切なことです。

少し話しが脱線しましたが

今回は『評価の目的』を記載していきたいと思います。

■評価の目的

評価は従来、治療を求める患者に対して医師が行った『診断法』とは異なり、患者の状況を幅広く把握することにあり、患者の持つ身体的機能面から全生活場面まで、どのような障害があるのかをみて、その回復の方策を探すことを目的とするものである。
Ridley,M.Aは評価の目的をして次の4つを挙げている。
①患者の全体像を把握する。
②治療計画の参考にする。
③目標設定に役立てる。
④将来のための基本線の設定を行う。

以上のうち

①は狭義の評価過程であり、一般的には患者の持つ障害を把握し、問題点を明らかにするものである。
②から④までは広義の評価過程として位置づけられるもので、患者の持つ問題点から回復の目安を予測(目標ーgoalの設定)して、その目標に向けて問題解決の方策(治療計画)を立案する過程である。

引用文献

松澤正(2001).理学療法評価学 金原出版株式会社



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