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- 英語を学ぶ vol.3 - 愛しの参考書 基礎編

単語とリスニングとリーディング

冒頭の文言は小泉今日子さんの曲(30年以上前だそうで)の一節です。私は
全然世代じゃない(調べたら、えっ、そうでしたっけ??っていうくらいの
お年なんですね)ので、すごく思いがあってという訳ではありません。
何かいいコピーないかなって思って調べただけなのですが、私の思いを
絶妙に表してくれてました。ということで、おじさんのリスキリング、
「初めの一歩」を支え、苦楽を共にした参考書を3冊
。どれがいい、これがいいは人それぞれあると思いますので、ご参考まで。

単語はIELTS対策の必須本!

言語を学ぶには、単語がわからんことには始まらないんは理解が容易いかと思います。で、その単語にしたって、どっからどう手を着ければいいんだよ!という疑念は出るはず。(私も大海の一滴と表現したように) 私の場合は、人生設計の途中地点に「IELTSの目標スコアをクリア」があったため、
迷わずこの本を入手しました。ド定番ですね。

【実践IELTS英単語3500】の良かったところ
どんな本か、使いやすいか、どうだこうだ、と言った王道かつ正確な情報はたんまりウェブにありますので、参考いただくとして、私がこれ良かったよ~と思ったのは・・・

■ 大学受験を思い出させるトラディショナルな THE 暗記本
 →おじさんも取っつきやすい!
■ 特に赤いセロファンのシートが泣かせる!
■ 例文や同義語、品詞など、補足もしっかりあるので、やり終えるのが大変

単語の覚え方はたくさん方法あるかと思いますが、私は、覚えて忘れて覚えて忘れてを繰り返す派、でした。脳みそへのインプットの方法は数十年では大した進化はないってことに気づけてよかったです。記憶のメカニズム「忘却曲線」を意識して、刷り込む刷り込む刷り込む。覚えて、翌日忘れたのをまた拾って、1回じゃ覚えきらないので、覚えて忘れてを数回繰り返して、で1週間。1か月後に戻ってきて、結構忘れてて、また覚えて・・・結局、Synonymとかも入れると、IELTS卒業するまで5回完走しました。レベル0からレベル5まで。中には何回やってもインプットされない厄介なヤツもいて、そういう場合は何回も書いて、やっつける。受験勉強の時に、トイレのドアに覚えきれない言葉とかを貼り付けて・・・みたいな、そんな感じです。ちなみに、単語は単純にこの言葉はこの意味、という覚え方だと拡張性を欠くので、Synonymを想起したり、あとは画像、イラストなんかを連想して立体的に覚えるようにしました。

リスニング、まずディクテーションに挑戦

働いていた会社の人から、リスニングはディクテーションとシャドーイングが良いという話を聞き、すぐに飛びついたのがディクテーション。(結果的に効果が分かりやすかったのはシャドーイングでしたが、それもここで基礎力をつけたからなのかもしれません。) やり方は割とどれも一緒なので、教材はハードルが高くないもの、かつデザインとか、そこはもう感覚的に選定。

【英語を聞きとるトレーニングBOOK】の良かったところ

■ 聞き取る文章が長くない、難しくないので、ビギナー向け
■ さまざまな発音を網羅していて脳への音のインプットが効果的
■ 一言一句聞き逃すまいとする、あの集中力の高まりは興奮もの      

最後のは、この本に限ったことではないですが、IELTSのリスニングセクションでは集中力が必要になってくるので、集中力を高めて、聞き取る、情景をイメージするというトレーニングとしてすごい良かったです。とにかく音声を聞いて、書き起こすのもピッタリ合うまで、何回も繰り返しました。結局これも6回完走しました。聞き取れないところを蛍光ペンでハイライトするんですが、これも毎度毎度聞き取れないところがあって、そこは、こいつめこいつめ!くらいの勢いでたたき込みました。

リーディングは速読ノウハウを習得できるこちら!

リーディングに関しては、欲が先行したというか、ちょっと順番を間違えちゃったかなと思っています。IELTSの大容量 Passageをなんとかせにゃいかんと考えた時に、速読できないと、、、で下記だったのですが、それもそうなんだけど、その前に「文法やった方がよかったね」というのがあとから考えた結論です。

【改訂新版 2週間で英語の読解スピードが3倍になる本】の良かったところ

■ 速読法という興味深い手法を学ぶことができる
 →特に返り読み防止は役立つこと間違いなし
■ 著者のおじさんが結構パーソナリティ強めの人で、練習文章で出てくる
 エピソードが面白い→アメリカの暮らしが垣間見えたり
■ トピックスがビジネスシーンを想定しているものが多いので、
 ビジネスパーソンには読解しやすい
 

文章を読み進めるときに、シーンが想起できるかできないかは結構理解スピードに関わってきますが(IELTSはそれゆえ、親しみのない内容が来るとしんどい)、この本の練習問題は、私にとっては想起しやすい内容で、勉強していてやりやすかったです。結局、目標スピードが200-300語/分という想定のところ、なんとか200語前後というレベルまでしかいけませんでした。ただ、返り読み防止に加えて、探し読みのスキャニングと全体をザックリ把握するスキミングはIELTSのReadingで効果を発揮するので、学べてよかったです。
まあ、浅見ベートーベン先生っていう著者のインパクトですね、この本は。

ゲッ!そう言えば重要な「文法」をやっていない。。。

基礎編で振り返ってみて、はっとしたのですが、あれ、文法やってない。。。そう、日本人的英語学習で重要な文法はもっとあとから取り組むことになるんです。それそこ、学生時代にやってるだろ、っていうぬるい考えがあって。これも結果としては、やっぱり初期にしっかりやるべきでした。文法は、リーディングもライティングも、いや、スピーキングもリスニングにもインパクトはありました。
とはいえ、25年ぶりに英語の勉強を再開した当初は、これらの参考書を使っていたということと、これら3冊は何回も完走してやり込んだり、それこそ手垢がつくとか、ボロボロになるとか、それくらいお世話になりました。彼らナシには、私の基礎力は成り立たなかったということです。


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