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TOWN株式会社|速く、堅く、そして壮大に。TOWNが挑む「社会の生産性を上げる」チャレンジ。

この記事に登場する人

岩崎 善光(Yoshiteru Iwasaki)

TOWN株式会社 
SaaS事業部 プロダクトマネージャー

2005年、TOWN株式会社に入社。創業当時から続いているプロダクト「クロジカ スケジュール管理」にデザイナーとして携わり、その後2010年頃からエンジニアにキャリアチェンジ。 現在はプレイングマネージャー的な形で「クロジカ スケジュール管理」の開発全般を担っている。


2013年、TOWN代表の永井哲は社運をかけた意思決定をした。

創業から9年間続けてきた受託開発から、知識集約型のサブスクリプションモデルへと事業転換。20以上の事業を立ち上げては失敗し、2年かけて受託開発と同じだけの売上をつくる事業開発に成功した。

創業翌年にジョインした岩崎善光氏は、当時を振り返り「自社事業をつくり上げる道のりは、とても苦しかった。でも、不思議と辞めたいとは思わなかった。それは、同じ方向を向いて結束できる仲間がいたからです」と語る。

ユーザーのペインから事業をつくり続け、ビジネスモデルをピボットしてから右肩上がりの売上を実現。心強い仲間が増え、「日本を代表するサブスクリプション ・テックカンパニーをめざす」というビジョンの実現も現実味を帯びてきた。

ピボットから今日までの10年が「ビジョン実現への足元づくり」なら、これからの10年は「ビジョンを実現する背伸びの10年」になる。

ギアを数段階上げて成長を続けるTOWNの「DAY1」をのぞいてみよう。

その技術を何に使うか

1,000を超える要望に、技術の力で応えていく

私たちにとって「技術」とは、目的を達成する手段であり、目的は弊社のサービスを利用してくださるユーザーの課題を解決することだと考えています。

個人的な話をすれば、技術畑出身なので、扱いたい技術に偏りがあることもありますよ。ただ、業務においては課題解決が常に最優先です。

この思考は組織全体に根付いており、ユーザーの課題を解決することが、弊社のエンジニアの使命だと考えています。

でも実は、過去にはユーザーのニーズが見えていなかったこともありました。

エンジニアが汗をかき、1年以上かけて開発した肝入りの機能が、ユーザーの1%にも使われなかったのです。ユーザーを見ずに、自分たちが見たい景色だけを見ていた結果だと思います。

そうした反省を踏まえ、メンバー全員の意識改革を行ってきました。現在は、とにかく課題解決を意識できる組織になっています。

課題解決に重きを置くスタイルが反映されているのは、意識だけではありません。開発業務はすべてユーザーの課題からスタートする体制になっており、基本的には、ユーザーの声を集めた「ニーズカウンター」に最も多く集まった要望から着手します。

現在、ニーズカウンターには1,000を超える要望が集まっています。それを見ると「途方もなさ」を感じることもありますが、一方でたくさんの期待が集まっている証左です。

これを順に解決していけば、最終的にはユーザーにとってなくてはならないサービスになるはず。

解決すべき課題があるからこそ、私たちの仕事に価値が宿るのだと思っています。

どのように働くのか

エンジニアの希望を叶え続ける

弊社は「限られた時間で、最大の成果を出す」という考え方をしています。その考えに基づき、残業時間が少ないことが特徴です。

働き方は、出社を前提としています。オフラインでのコミュニケーションを重視しているからです。

テキストでは伝えづらい細かなニュアンスは、対面で話せば数秒で解決します。また、意思のすれ違いも発生しにくい。

オンラインならではのメリットも重々承知していますが、効率よく開発を進め、なおかつチームの結束を強固にしていくために試行錯誤した結果、現在のスタイルになりました。

「出社が前提」と聞くと、堅苦しいイメージを持たれてしまうかもしれませんが、働き方は柔軟です。コアタイム制を採用しているので、出社時間は人によって自由であり、早い人であれば16:30過ぎには退社しています。

出社することのメリットを最大限に生かし、仲間を頼りながらパフォーマンスを発揮することを意識しているので、残業をしないで成果を出す働き方を実現できています。

朝会でのアイスブレイクが終了したら、基本的に会議はなく、退勤時間までひたすら集中して開発業務に向き合えるようにしています。

唯一ある金曜日のスプリント開発会議で開発業務のボリュームを小さく区切り、それを数人単位のチームで行うため、あえて頻繁に会議を設定せずとも業務が進捗していくのです。

私はエンジニア出身のマネージャーなので、現場で働くエンジニアたちの気持ちが分かります。

開発業務の途中に何度も会議が差し込まれたら憂鬱ですし、作業をすべて指示されたら創造性がありません。また、フロアがうるさいと、煩わしくて集中できない。

そうした不必要な苦労をかけたくないので、細かい調整はマネージャーが担当し、課題ベースのプロジェクトを自分自身の手で進めてもらい、静かで落ち着いたフロアでコードを書いてもらうようにしているんです。

誰と働くのか

迅速さと着実さの二兎を追う働き方

TOWNのエンジニア組織は、穏やかなメンバーで構成されています。ものづくりに対して誠実で、ユーザーを向いてコツコツと手を動かせる人材が多い印象です。

また、数値化すること、明文化することを大切にしていることもあり、ロジカルな思考を持ったメンバーが多いとも感じています。

「おかげで助かった!を増やそう」「N個の個性を生かす」「伝わる明文化」「逆算思考」「最小最速」という5つのバリューを掲げており、これらが採用基準にもなっているので、コーポレートサイトを見ていただければ雰囲気が掴めるかもしれません。

5つのバリューのうち、特に重視しているのが「逆算思考」と「最小最速」の2つです。

「逆算思考」はすでにお伝えした通り、「ユーザーの課題を解決する」というゴールから逆算して手段を探し、自律的にアクションを起こせるか。そして、期限までに目的を達成することも大切にしています。

「最小最速」は、最も小さくした試行錯誤を最も速く繰り返すことです。開発では「業務ボリュームを小さく区切り、それを数人単位のチームで行う」スタイルを採用しています。

リリースをするにしても、一度に大きなインパクトを与えることより、ユーザーの反応に目を配りながら、小さくとも課題を解決していくのが“TOWNらしさ”です。

地味な印象を持たれてしまうかもしれません。でも、このスタイルで愚直に戦っていけることは、私たちならではの強みだと考えています。

それは事業だけでなく、メンバーのキャリアにも言えることです。一緒に働くエンジニアは、TOWNを出ても、どこでも通用する人材になれていると思います。

TOWNは技術で業務を区切るのではなく、課題で業務を区切るスタイルです。そのため、自分のできることだけをやり続けるのではなく、自律的に学習していくことも必要です。

もちろん周囲のエンジニアがサポートする体制を取っていますが、少なからず背伸びが求め続けられる環境なので、きっと毎日が成長環境になるはずです。

また、自分が手がけた機能が、どのように使われているのかまでを確認できるのも、自社サービスを展開しているからこそ。

自分でサービスをリリースでき、それを運営していけるレベルのスキルは身に付けられると思っています。

TOWNで働く未来の仲間たちへ

働く人の時間を豊かにしたい

TOWNは「日本を代表するサブスクリプション ・テックカンパニー」を目指し、いくつものサブスクリプションサービスを展開しています。展開するサービスを通じて実現したいのは、「働く人の時間を豊かにする」ことです。

どのような生まれにあっても、人には時間という共通の資産があります。この資産をいかに効率良く使えるかによって、人生は大きく変わるはずです。仕事であれば、何倍、いや、何十倍もの成果が出せるようになると思っています。

その起点になるのが、「クロジカ スケジュール管理」(2023年3月28日に「Aipo」から名称変更)です。

カレンダーツールはすでにたくさんあり、Googleなどの超がつく大手企業も事業を展開しています。ここで勝ち抜く余地なんて、ないように思えるかもしれません。

ただ「誰に使ってもらうか」​​という視点で見れば、勝ち筋があると感じています。

弊社のカレンダーツールは、建設系や介護系の業界のように、一箇所に人が集まらないで、複数拠点を持つ方たちにとって使いやすいようにつくられているのが特徴です。

「クロジカ スケジュール管理」は創業当時からあるプロダクトですが、「時間の価値を高める」という視点で見れば、まだまだ改善の余地があると感じています。

例えば、同僚とミーティングを組もうとしたら、「打ち合わせが続いているので、翌日に設定したほうがよいかもしれません」とレコメンドする機能などがあれば、誰もが高い生産性を維持しながら働ける可能性がありますよね。

競合が存在する市場で勝ち抜くには、やはりユーザーの声に耳を傾け続けることが重要です。TOWNはそれを何よりも大事にしているので、自分たちのサービスを大きく成長させていけると信じています。

翻って、開発だけに関心がある方は、TOWNのカルチャーにはマッチしないはずです。

ユーザーと向き合い、ユーザーに価値あるサービスを届け続けるのが、私たちの流儀。もし共感してもらえるのなら、きっとお互いにとって素敵な時間を過ごせると思っています。

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