「すみません」より「ありがとう」を使おう

なにかと謝るフレーズを使う方がいます。本人の謙虚さが含まれた人柄もあると思いますが、「なにかと謝る人だなぁ」という印象も持つことがあります。

もちろん、お客さまに不手際やクレームなどで、お詫びすることは大切です。しかし社内で、過度にお詫びをすることは必要でしょうか?組織は、助け合って仕事をする仲間です。私は、あまり必要ないと考えています。組織やコミュニティで「ありがとう」を伝えるメリットについて整理しました。

ありがとうで「感謝」を伝える文化をつくる

組織には、さまざまな役割を担った社員がいます。そして組織にはさまざまな形で貢献してくれています。すべての社員が、納得する人事評価は難しいでしょう。感謝の気持ちを伝えあう文化は、社員の自己肯定感・自己効力感、ひいてはエンゲージメントを高めることにつながると考えています。

ありがとうで「信頼」をつくる

スポーツも、企業においても「信頼」が重要であることは、良く耳にします。「ありがとう」は、二人称で受け渡し可能な喝采です。「喝采」については、以前記事にもさせて頂きましたので、興味ある方はご覧ください。

ありがとうで「フィードバック」を使いこなす

何かの指摘を受けて、反射神経で「すいません」と言っているのであれば、もったいないです。指摘やアドバイスは、自己成長に欠かせません。怒られないようと反応している場合は、脳が回避モードになっている可能性もあり、大切な助言も頭に入ってこない場合もあります。ありがとうと肯定的に受け止めることで、他者の意見も肯定的に聞けるようになります。「フィードバック」については、以前記事にもさせて頂きましたので、興味ある方はご覧ください。

ありがとうで「環境」を引き寄せる

以前、良く謝る部下がいました。その部下は、前の上司のところで良く叱られていたそうです。引き寄せの法則かもと思いました。すでに謝るのが癖だったたので、「やめて欲しい」とお願いしました。叱られる部下も叱られたい訳ではありません。でも繰り返し同じことで叱られることがあります。これは、叱られて「自分はダメだな」と思うと、脳が「自分がダメだなと言い続けたいんだな」「どうせできない」とを誤認します。結果頑張ろうと思っても、脳が、潜在的「どうせできないのだから失敗しないようにと」行動に移す時にブレーキをかけてしまうと言われています。そして些細なことを忘れたりするのです。結果叱られる環境に身を置き続けてしまいます。逆に言えば、普段から「ありがとう」を発していれば、感謝される行動や感謝される環境を引き寄せることができるという事でもあります。

引き寄せの法則とは、「強く願ったり、信じたりしたものは実現しやすい」という考え方のこと。自分にとってポジティブなものに意識をフォーカスすることで幸せになれ、思考がネガティブになると願いとは逆の現実を引き寄せると言われています。

発言が、脳に与える影響については、以前記事にさせて頂きましたので、興味ある方はご覧ください。


最後に

何事もありがとうと受け入れることが重要そうですね
なんか、瀬戸内寂聴みたいになってしまいました
最後までお読みくださりありがとうございました!



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