冷静さ

少し前まで会社に100万の損害を出し、クビになるのではと本気で悩んでいた。その時久しぶりに父親に連絡をした。クビになるかもと。父は特に驚くでもなく冷静だった。
経緯を伝えても、父には100万円の損害を出してもクビにはならないのでは?とのこと。扱う商材がある程度高級だから保険に加入してるんじゃない?とか。そんなことでクビきってたら、みんなそんな仕事したいと思わないのでは?などなど淡々と話してくれた。
両親共に養護学校の先生だ。毒された僕に当たり前のことを教えてくれた。命とお金どちらが重いか、それは命であると。養護学校の先生に限らず医療関係や介護関係の方をはじめ、人の命を預かる仕事はとても大変だ。子供が勝手に怪我しても先生が悪いとなる。どれだけ注意して見てても幾人もの子どもを見てるとそういうことは起きる。傷が残る怪我などさせた日には本当に怖かったと言っていた。100万払って済むならむしろありがたいくらいだと。
命は大切である。

人のミスって不思議なもので、客観的に見るとなんだそんなことって思うけど、本人にとっては本当死を想起させる。昔証券会社で1株10万円を10万株1円と間違えたみたいなことがあった。それを間違えたのも問題だが、ダブルチェックやトリプルチェックですり抜けてしまったこと、会社として対策してないのが悪いとも言える。

ミスはありきで考えてそれが0になるように日々研鑽をつんで仕組みを作っていきたい。ミスをしたから得た経験がある。その度に強くなると思うようにしよう。そしていつかは僕のミスの経験で誰かの役に立てたらそれがいいな。

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