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2023.9.16-18 day3 双六岳、双六小屋〜新穂高ビジターセンター

7:38 双六小屋
8:15 弓折乗越
8:35 かがみ平小屋
8:50 かがみ池発
10:05 小池新道登山口
10:16 わさび平
10:20 発
11:10 ビジターセンター

最近、山に来てしっかり寝ることができない。ウトウトの繰り返しだ。そもそも眠りが浅いのに合わせて、外にいることによる要因(周辺の音)が気になっていることは明白だ。
この日も寝れたら寝ようの気持ちで横になっていた。
星空を見たい気持ちに、このウトウトを利用した。不定期に目が覚めたタイミングで空の様子を見て起きるかどうか考えた。

11時過ぎに目が覚めた時、星空は見えたが全体的にガスがかかっていたので、また寝ることにした。

次に目が覚めたのが2:30。
なんや、寝れるやんとか思いながら外を見る。
満天の星空。
早速起きて外に出る。

すでに出発の準備を進めている人が結構いて、自分の中でいうところの3時組(3時に起きるか、出発する人たち)たちで、毎回すごいと感じる瞬間だ。
自分は早くて出発が7時頃なので、その差は歴然である。

テント場あたりはヘッテンをつけてる人も多いため、小屋の少し籾沢岳方面に上がったところを目指した。

すでに数人同じような人がいる。
人がいない場所を探してカメラを触りだす。

素晴らしい星空。ただその一言。

午後から1時間ほど、空とカメラとを睨めっこ。

オリオン座と金星
天の川
ソロ登山者が進んでいるのがよくわかる

星空を見上げて、カメラを見てを繰り返し、いい時間を過ごした。体の冷えを感じ、そろそろ戻るとこにした。

3:30になると賑やかになる小屋周辺

テントに戻るが4:00には起きて今度は双六岳に向かう予定だ。そのためシュラフで体を温めるためにテントに戻る。

寒いところで暖かいものに包まれるのは、夏の間の生活でなかった。こんなに気持ちいいことなんだと気づいた。

そんな心地よさを感じながら4:00前になったので、体を起こし双六岳へ向かう。

中道分岐あたりで振り返ると、今日が始まりそうな景色に変わってきていた。

夜が明けてきた

こうなってくると刻一刻と様子が変わってくる。進んでいる方向とは逆の方向なので、気になってなかなか進めない。

前の写真から5分後、すでに顔色が変わる
双六岳山頂方面も少しずつ色づく

今日は双六岳山頂ではなく、俗にいう滑走路上部くらいを目指すことにした。昨日行ってわかったのが、山頂からよりも、その場所の方がイメージが湧いた景色だったからだ。

ただその場所のイメージを持った人は他に結構いて、山頂組と二分する場所だった。

双六岳に向かう人も増えてきた

後10分くらいで太陽が昇ってくる頃になると、穂高方面にガスがかかってき始めた。
そうこうしてると自分が立っている場所までガスがかかり始めた。嫌な瞬間だ。
ふと後ろの山頂に目を向けるとほぼガスの中だった。
さらに嫌な瞬間だった。

ただ確実に太陽は登ってくるし、時間との争い状態。朝日と槍ヶ岳の一瞬を見てみたい。

そして夜が明けた。

朝日と槍ヶ岳
本当に一瞬の出来事だった

本当に一瞬の出来事で、放心状態になった。
来てよかった。

その後は、立っている場所もガスの中に。
ただそれも素晴らしい景色だった。

燃える朝
下を見れば陽が当たっている斜面
みんな最高な時間を楽しんでいる
幻想的な世界

素晴らしい世界の刻を堪能したので、降りることにした。今日は三連休最終日。帰りの渋滞を考えるとと、帰る現実を考え始めた。

下山途中も素晴らしい風景

テントに戻り、味噌汁とコーヒーを飲む。
体が温まり出して片付けをはじめる。
周りの人たちがどんどん旅立っていき、自分も8時前にようやく出発。
帰りの現実の考えとは裏腹に、ここまでの最高な山行のことで頭がいっぱいになる。
ただ、小池新道は長いというイメージもあり、現実と夢心地を行ったり来たり。
とはいえ、集中して降りる。

途中、鏡平を通過。
結構下山組がいる。

鏡平は今日も穏やか

このくだりは本当によく集中して降りた。
足の置き方も良かったのか、ほとんど足のダメージもなく進むことができた。

途中、登山を始めて2年目の人と話をしながら降りてきた。2年とはいえ結構いろんなところに行ってて、モチベーションの高さを感じた。

自分はというと、山を始めるきっかけになったのがボルダリングで、なぜかそこからトレイルランニングになり、なんだかんだで山が好きになった。簡単に言うとそう言うことだが、少し山に興味がなくなったと言うか行く気が低かった時期があった。でも行くと毎回思うことは、来てよかった、だ。結局山が好きなようだ。何が?と聞かれた時の返答はいまだに出来ないかな。とにかく好きなんだと思う。
こんなに長く続いている趣味?活動?は無いんじゃないかな。今は、早く歩いてカメラ撮るのが好きやな。腕前は上がらないけど。。。

そうこうしてたら新穂高に着いた。ここで先に会った彼とは別れ、鍋平駐車場までの登り返し。恐ろしく疲れていないとこにびっくりした。酸素が濃いのもあるかもしれない。

最後、係員がいない駐車場の駐車料金の払い方がわからず、結局ロープウェイ乗り場まで行き支払いを済ませた。後は帰るだけ。

途中、ひらゆの森で汗を流したが、8月の時同様、あまりの人の多さに驚いた。次は違うところを探したいと思った。

この日は三連休最終日。
やはり帰りの高速が混んだのは想定の範囲内。

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