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コン・エアー ビバ!90年代アクション映画!その3

あらすじ

元歴戦の兵士であるキャメロン・ポー(ニコラス・ケイジ)は、身重の妻トリシア(モニカ・ポッター)を守ろうとしてはずみで人を殺してしまった時から、人生の歯車が狂いだした。
殺人罪で服役中に娘が誕生し、1日も早く家族と再会することだけを心の拠り所に、彼は苦難に満ちた獄中生活を耐え忍んだ。8年の歳月が流れ、模範囚として晴れて仮釈放となったポーは、連邦保安局の空システム〈コン・エアー〉に乗り込む。
そこには、新設の超厳重警備施設に移送するため、冷酷な知能犯サイラス・グリサム(ジョン・マルコヴィッチ)、黒人ゲリラ軍将軍のダイヤモンド・ドッグ(ヴィング・レイムズ)ほか、全米刑罰史上最も凶悪な囚人たちの一団が乗せられていた。
カーソンで6人が降ろされ、新たに10人が乗せられることになっていた。
この10人の中には大物麻薬密売人の息子シンディーノがおり、彼から情報を引き出すために機内には、囚人を装った捜査官シムが潜入していた。
離陸後、ほどなくしてサイラスの指揮の下、凶悪犯たちは機内を制圧してしまう。彼らの次なる目的はシンディーノを父親に送り届け、莫大な礼金を手に入れること。地上の連邦保安官に気づかれぬよう、カーソンでは予定どおり6人の囚人を降ろさねばならない。
ポーにとって、この悪夢を終わらせる絶好の機会だったが、機内に残ることを選ぶ。長年の同房仲間で、思い糖尿病を患っているベビー・オー(ミケルティ・ウィリアムソン)の注射器が、暴動騒ぎで割れてしまい、彼に死が迫っているからだ。
さらに、機内には唯一の女性護官ビショップ(レイチェル・ティコティン)が人質となっており、23人の女性を強姦した異常犯罪者ジョニー23(ダニー・トレホ)が彼女を狙っていたことも、ポーを機にとどまらせた。
カーソンではシンディーノと共に、37人を惨殺した快楽殺人魔ガーランド・グリーン(スティーヴ・ブシェミ)が乗り込んできた。
機はアラバマに向かうと見せ掛け、シンディーノのジェット機が待機するラーナー飛行場へと向かう。
地上では異変に気づいた連邦保安官ラーキン(ジョン・キューザック)と、シムの同僚の麻薬捜査官マロイ(コーム・ミーニー)が追跡を開始。
殺されたシムの復讐に燃え、コン・エアーごと爆破しようとするマロイは、戦闘ヘリで機を追尾する。
一方、囚人たちのデータを調べたラーキンは、なぜ自由の身であるポーがカーソンで降りなかったのか疑問を抱き、彼の妻トリシアと8歳になる娘ケイシーに会う。
今も夫を深く愛する彼女はラーキンの誠実な態度を信頼し、夫へのメッセージを託す。
無線を通じてラーキンの存在を知ったポーは、死体を機外に捨てる前に、ラーキンに宛てた「機はラーナーに到着」とのメッセージをシャツに残した。
警官から“空から降ってきた死体”の報告を受けたラーキンはマロイに連絡し、警察隊に出動要請をし、ひと足先にラーナーに到着する。
シンディーノの仲間によって、ラーナーの職員は殺害されていた。
やがて荒涼とした砂漠の飛行場にコン・エアーが着陸。
無理な飛行のために機体は傷つき、修復作業にかかりきりの囚人たちの隙を突いて、ポーは脱出の機会をうかがう。
彼はついにラーキンと出会うが、ベビー・オーやビショップを残しては行けない。
サイラスは一人でジェット機で逃げようとしたシンディーノを冷酷に処刑し、囚人たちは警官隊と戦闘体制に入り、彼らに圧勝した。
ポーが機内に戻った時、コン・エアーは離陸してしまう。連邦保安局の動きから機内の通報者の存在を知ったサイラスは、ビショップの命と引き換えに裏切り者の自白を迫る。ポーを庇って自白したベビー・オーの体を、サイラスの銃弾が貫く。
耐えに耐えた感情を爆発させたポーは、サイラス一味と戦いを繰り広げる。
一方、マロイの乗るヘリがコン・エアーに照準を合わせて迫っていた。
ポーは失速する機を操縦して、ネオンきらめくラスベガスの大通りに不時着させるとサイラスと対決し、相手を倒した。
地上に降りた彼は、愛する妻子とようやく再会した。

感想など

「ダイハード」以降多くの亜流映画が作られたが、この映画は囚人輸送機版「ダイハード」という感じの映画。
それに加えて自分しか信じない凶悪な囚人同士のせめぎ合いというクライムサスペンスの要素もあり、単なる亜流映画に収まらない面白さがある。
中盤のラーキン飛行場での囚人たちとSWATチームとのド派手な銃撃戦やコンエアーと戦闘ヘリコプターの空中戦そしてクライマックスのラスベガスのど真ん中に不時着するシーンから始まる破壊しまくりなアクションの連発まで、ジェリー・ブラッカイマー制作映画らしいド派手なアクションの連続も痛快。ポーがサイラスたちの仲間のふりをしながら情報を捜査官ラーキンに教えたり、サイラスにポーの行為がバレないかというサスペンスもあり、ニコラス・ケイジが演技派俳優からアクション俳優に転身し始めた頃の映画だが鍛え上げた肉体や華麗な回し蹴りも披露しているのがカッコいい。
凶悪な囚人を演じたジョン・マルコヴィッチやスティーヴ・ブシェミたち演技派俳優のアンサンブルを楽しめるのも、面白いアクション映画。

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