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セトウツミ だべって暇つぶしする青春があってもええやろ

あらすじ

高校二年生の内海想(池松壮亮)と瀬戸小吉(菅田将暉)は、内海が塾に行くまでの放課後を、いつも河原でダラダラと喋りながら一緒に過ごす。 
クールでインテリの内海と元サッカー部でお調子者の瀬戸。 
真逆のような二人だが、くだらない言葉遊びで盛り上がったり、好きな女の子に送るメールの文面で真剣に悩んだり、ときにはちょっと深いことも語り合ったり…… 
二人でいれば中身があるようでないような話も尽きない。 
そんな二人を影ながら見守っているのは同級生の樫村一期(中条あやみ)だ。 
瀬戸が好きなのは樫村だが、樫村は内海が気になっており、内海はそんな樫村につれない素振り。
さらに瀬戸と内海の先輩であるヤンキーの鳴山(成田瑛基)やバルーンアーティスト(宇野祥平)、離婚問題に揺れる瀬戸の両親なども、二人の日常にちょっとした波風を立てていく。 
まったりと流れる時間の中で移り行く季節。変わったもの、変わらないもの。二人の未来は、そして樫村との三角関係の行方は……?
同名コミックを映画化した傑作青春コメディ映画。

感想など
片想いしている女の子のメアドをゲットして最初のメールの文面をどう書くかとか「~しているふしがある」とお互いのことを指摘し合うゲームをしたり、「何で人は上手くいかないんだろう?」という疑問から「コミニュケーション能力は演技力だ。それが出来るのが大人になること」という結論に達したり、瀬戸が飼い猫に死なれて落ち込んでいるのを内海が一生懸命慰めたり一緒に花火をしたり、川辺でだらだら男子トークをダベるだけなのに、菅田将暉と池松壮亮の会話の間の間までも完璧な掛け合いがリアルで、まるで彼らと男子トークを楽しんでいるかのような多幸感が味わえる傑作青春コメディ映画です。

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