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【ネタバレあり】アニメキャラは歳をとるのか【私に天使が舞い降りた!プレシャス・フレンズ感想】

今日は待ちに待ったわたてんの映画公開日!
早速劇場に足を運んできました。
せっかくですから軽い感想を書いていこうかと思います!

タイトルの“プレシャス”というのは『高価な、貴重な、大切な』といった意味の形容詞で、プレシャス・フレンズはこの映画における重要なテーマです。

百合

「私に天使が舞い降りた!」という作品は多種多様な形の百合を供給してくれます。

例えばみゃー姉と花ちゃん。
方やお菓子目当て方や一目惚れ。ひとまわりもふた周りも離れてはいても同じ目線で話ができる大切な友達。

(露骨に2人きりになる展開が多くて笑ってしまいました)

例えばみゃー姉とひなたちゃん。
あれだけ醜態を晒していたみゃー姉さんが『姉』になり、ひなたちゃんはお姉ちゃんが大好きな『妹』になります。

(身内にだけ飾らない素の対応ができるというのはいかにもコミュ障といった感じですね)


例えばひなたちゃんと乃愛ちゃん。
みゃー姉の前では甘えん坊だったひなたちゃんが無自覚系イケメン少女に変わり、普段は自信満々で元気いっぱいな乃愛ちゃんがしおらしくなっているところが見られます。

(乃愛ちゃんがこんな急接近とか言っちゃう子だというイメージがなかったので上映中驚きました。
ひなたちゃんの仕草の一つ一つで心を乱され赤面させられながらも、自覚があまりなくて自分から言葉にすることがない印象だったので。
原作だと違和感ないのかもしれない)


ここに挙げたのは一例ですが、姉妹、お隣さん、おねロリ、幼馴染、ストーカー、ママ友。
もう十分たくさんありますが、今回この映画で新たな関係性が増えました。それが花ちゃんの祖母桜さんとまちさんの熟成された百合です。

桜さんが幼い頃からずっと2人は仲がよく、はらに今でもその関係は続いています。
料理が苦手な桜さんの代わりに歓迎の料理を作ってあげたりする、それはみゃー姉と花ちゃんの関係に通ずる部分があります。

未来

この作品は花ちゃんとみゃー姉の将来を、桜さんとまちおばあちゃんに当てはめることで間接的に描いています。

桜さんには娘および孫の花ちゃんがいます。
すなわち結婚している旦那さんがいるということです。
しかし年老いても結婚しても桜さんとまちさん、二人の関係は続いています。
この描写は花ちゃんが将来誰かと結婚しても、みゃー姉と花ちゃんの友情は続いていくことを表現しているのかなと思いました。
この作品における百合は別に恋愛関係だけを指しているわけではないということです。

アニメキャラゆえに意図的に時間を進めなければ年齢が変わることはなく、この作品はおそらく日常系なので終わりを迎えるその時まで時間大きく経過することはないのでしょう。
しかし今みゃー姉や花ちゃんたちが送っている日常はいずれ思い出へと変わり、まちさんたちのような関係に落ち着いていくのでしょうか。
鑑賞中ふとそんなことに思い至り寂しさを覚えました。

ただみゃー姉は花ちゃんに「もにょっとした気持ち」を感じており、さくらさんとまちさんのような関係性に落ち着くかどうかは今後のみゃー姉の頑張り次第ですね(主に餌付け)
みゃー姉にはとりあえずひげろーに負けないように頑張ってほしいですね。


わたてんは見ていると自然に笑顔になれる素晴らしい作品で、まさに見る抗うつ罪だと思います。

だから早めに2期もお願いします!!!!!