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CREATOR'S DIARY 製造現場を見学させてもらいました

D-BROSの定番アイテム、CREATOR'S DIARY。一年間のスケジュールが一枚に繋がった蛇腹折りが特徴です。この紙を繋ぎ合わせる工程部分を博勝堂 さん(株式会社博勝堂)にて見学をさせてもらいました。

一枚の紙は6ページ分に折られており、これを一年分になるように順番に繋げていきます。

蛇腹折りされた紙を繋き合わせる特殊な機械を使います。ページの順番に紙を機械へ送り込むと、繋ぎ目にのりが塗られ、次に送られてきたページに貼り付けられていきます。下の写真は紙にのりがつけられた状態です。ベロの部分に透明なのりがついているのがわかりますでしょうか。

機械を通すとベロの部分に透明なのりがまっすぐ付く

機械を抜けて出てきたものは、全ページが繋がりダイアリーの中身がほぼ出来上がっています。一部ずつ検品をしながら、重しを乗せて整えます。

大きな機械音が響き渡るなか、職人さんは手慣れた様子で淡々と、そしてスピーディーに手を動かしていく
のりがしっかり付くようにしばらく重しを置いておく
丁合の間違えがないか、目視でも確認できるように印がつけられている

紙の断面に青と赤の印があるのは、のり付けする順番に間違いがないか確認するためです。紙を機械に通す前に、1枚目に赤、2枚目に青、と交互に位置をずらしながら印をつけておきます。そうすることで繋ぎ合わせた状態が、赤・青・赤・青・・・と交互に、そして階段のように並びます。ひと目でページ順に間違いがないことがわかり、検品もこの印で判断ができます。印は余白部分につけているので、後ほど断裁され商品には残りません。


次は表紙をつける工程。台紙にクロスを貼り付けて、穴を開けてゴムバンドを通します。一点ずつ丁寧に、かつ手早く取り付けられます。


最後にダイアリーの中身と表紙を貼り合わせて完成です。製造現場を見学させてもらい、想像以上に手作業の工程が多いことに驚きました。紙を扱う職人さんたちの手さばきはとても簡潔な動きで、リズミカルな作業は見ていてとても気持ちが良いものでした。紙をさばく手の皮膚が厚く、素人では紙で指を切ってしまいそうな作業も淡々とこなされている姿が印象に残っています。より一層、このダイアリーを大切に使い続けたいと思える見学となりました。



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