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★【続巻マンガ紹介】『ブレス 4巻』が熱い!

マンガが好き過ぎて、マンガの貯蔵量が60,000冊を越えながらも、毎月新しいマンガを買い漁る僕が、前回1~3巻までの名言を紹介したマンガである『ブレス』(©園山ゆきの/講談社)の最新刊:4巻を紹介させていただきます。

ブレス 4巻 感想

今回はアイアの焦りを強く感じる一方で、新たな武器を見つけるための経験をしていく姿が描かれていたように思います。

ダイヤ(大屋)さんへの憧れと反発する悔しさ、モデルとしての道を歩み始めた純とその背景あるダイヤさんのメイクに、アイアは強い反発心というか超えたいという強い気持ちを抱きました。

そして、純に対して「炭崎を一番輝かせやれるのは僕でありたい…!」と決意を語り、新たに順のバイト先である雀荘?の10周年パーティーで参加者にメイクをする機会がもらえます。

今まで学んできたメイクの基礎に加えて、今回はパーティーのようなイベントで多彩な趣味趣向に合ったメイクの技術を学んでいきますが、そんな中で新たに生まれるメイクへの自問自答。

「自己表現の一種…。僕はメイクでどれだけのことを表現できるんだろうか。」とアイアが語るように、無限にポイントがあり、組み合わせ方やそもそも組み合わせるものが無限にあるのだろうなと思わされました。

アイアには不安がありながらも、たくさんの経験を通して培ってきたものには自身がありますし、「自分の強みは見つけられたと思う」という言葉が出てきます。

物語後半ではU21の大会に向けてその前哨戦の幕があけ、ここからアイアが無双していくのかと思いきや、いきなりここでもプロの壁にぶち当たります。

前回、アイアに足りないとされていたモデルとの対話、コミュニケーションからその人に合っているメイクをするという武器を身につけたばかりなのに、今回はそれも大事だけれど、ときにはメイクアップアーティストの方が「エゴイスティック」にならなければならないといけないということ。

僕は、独りよがりや自己満と何が違うんだ?と思ってしまいましたが、何事もプロとアマで感じる境界線があることもわかるので、まさに相手を尊重することも必要であれば、自分を押し出すことも必要なんだろうなと感じました。

話は少し変わりますが、純が海外でモデルとして活躍したいという夢を語り、前巻からちょくちょく出ていた純を表現する『ひまわりみたいな子』という言葉が伏線回収というか、これからさらにキーワードになっていくのでは?と思わされる話もありました。

巻末に特別編として、純の母であるより子さんの命を紡ぐ物語は、純を「ひまわりみたいな子」と言って育てた母・より子とパートナーとの出会いと別れ、彼女を育てた背景やひまわりと例えるキャラを想わせてくれるの泣けるお話しでグッときました。

ブレス 4巻 名言一覧

何だろうこのモヤモヤ感。寂しいような悔しいような…。悔しい?僕が大屋さんほどのひとに…?前までだったら悔しいって感情は湧いてただろうか。

出典元:ブレス 4巻 P13/講談社
宇田川 アイア

悔しいとは言いたくなかった。僕の心をかき乱すのは、いつだってあの人の影だ。だから僕はあの人のメイクをあの人がやった通りに直す。僕にもそのくらいできるんだってーー…。

出典元:ブレス 4巻 P32/講談社
宇田川 アイア

…今日、炭崎にあった時、大人びて見えたのがすごくいいなと思った。でも、だけど、炭崎を一番輝かせやれるのは僕でありたい…!

出典元:ブレス 4巻 P35/講談社
宇田川 アイア

自己表現の一種…。
僕はメイクでどれだけのことを表現できるんだろうか。

出典元:ブレス 4巻 P54/講談社
宇田川 アイア

今日みなさんにメイクしたのが、…本当に楽しくて、自分に嘘をつかないでいいのがこんなに心地良いんだって、昔の僕に教えてあげたい。

出典元:ブレス 4巻 P66/講談社
宇田川 アイア

やっぱり僕はメイクが好きなんだって、それを再確認することができました。だから笑われてもいい、難しくてもいい。僕はメイクアップアーティストになります。

出典元:ブレス 4巻 P66/講談社
宇田川 アイア

うまくなったかはわからない。
…けど、…自分の強みは見つけられたと思います。

出典元:ブレス 4巻 P82/講談社
宇田川 アイア

僕は楽しみだ。まだ誰も使ったことのないリップ。それに込められた物語。開発してきた人達の思いを、これから使う人達の期待に向けて、その橋渡しができたらうれしいな。

出典元:ブレス 4巻 P98/講談社
宇田川 アイア

あのね、メイクの力ってすごいんだよ。不思議なの。メイクがきちんとしてるだけで勇気が湧いてきた。

出典元:ブレス 4巻 P14/講談社
炭崎 純

私はね、メイクされてる時その人が何を考えてるのか想像するよ。人の顔に…、肌に触れるってどんな気持ちなんだろうって。

出典元:ブレス 4巻 P34/講談社
炭崎 純

私思うの。あの子は人に恵まれる才能があるって。アイア君に出会ったこともそう。きっと全部があの子の糧になっていくのね…。

出典元:ブレス 4巻 P22/講談社
炭崎 より子

勝ちに行かない奴は負けるわよ♪

出典元:ブレス 4巻 P96/講談社
有明

メイクは…、モデルの良さを引き出すのは大前提として、一方でモデルの顔をキャンバスたらしめる手段となる。

出典元:ブレス 4巻 P102/講談社
大屋 輝

モデルとの対話だけがメイクじゃない。時にはもっとエゴイスティックにならなければならないこともある。

出典元:ブレス 4巻 P103/講談社
大屋 輝

ナチュラル?ナチュラルってなんだ。素肌感を残せばナチュラルか?普段、目を黒でガッツリかこむメイクをしている女性にとってはアンナチュラルだろう。国や人種、文化や生き方でナチュラルの解釈は違う。

出典元:ブレス 4巻 P111/講談社
大屋 輝

いかがだったでしょうか?

次巻はU21の前哨戦のメイクバトルが始まるということで、アイアがライバルたちとどのように戦い、どんな知識や技術を得てプロに近づいていくのか、とてつもなく成長していく姿が描かれそうな予感がしてます。ぜひ興味のある方は読んでみて損はないと作品だと思います!

それでは今回はここまでです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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