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VOL.2 「現状×10倍」の施策を見つけるために必要な思考の順番

世の中には、誰も思い付かないような施策を思いつく人がいます。
「なぜこの人は、そんな施策が思いつくのか?」と疑問に思った事がある方も多いかと思います。

そして、その理由の1つに、思考の順番が影響していると僕は考えています。

思い付かない人は、現実主義者で、現状から理想を考える。
思い付く人は、理想主義者で、理想から現状を考える。
という傾向を感じています。

具体的には、
現実主義者(思い付かない人)の場合、
①現状分析し、改善出来るポイントを探す。
②改善できる施策を考える。
③施策から、どのぐらい改善幅が見込めるか試算し、目標をセットする。
という順番が多いです。

一方、理想主義者(思い付く人)の場合、
①目標となる数値を仮置きする。(ex.現状×10倍)
②目標に届くか把握するために、現状分析を行う。(←ココ重要
③届かないのであれば、どうすれば届くか考える。

という順番が多いです。図にすると、こんなイメージ。

キャプチャ

人間の脳は、思考の枠組みを作ると、その枠組みの中で考えます。
例えば、サッカーでは、
・手を使ってはいけない。
・11人でプレイする。
などのルールがあります。
このルールという枠組みがあると、その中で戦略や施策を考えます。
仮に、手を使っても良い、選手を30人までプレイさせて良いなどのルールになると、全く新しい戦略や施策が生まれます。(もはや別のスポーツですが)

このように、どんな枠組み(ルール)の中で思考するのか?によって、思考の幅や種類が明らかに変化します。
そして理想主義者は、"理想"という枠組みの中で思考するので、"現状"という枠組みで思考している人では思い付かないような施策を生み出すと考えています。

 "理想"という枠組みの中で現状を考える。"現状"という枠組みの中で理想を考えるイメージ。↓↓

キャプチャ2

もちろんどちらの思考も重要で、必要です。
全くもって優劣は存在しません。
ただ、自分が根本的にどちらの思考の順番に近いのかを把握しておくと、逆の思考を意識して行うことが出来ると思い、まとめてみました。

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